FOXTROT(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Second Wind | 織田哲郎 | 織田哲郎・ホリエアキラ | ホリエアキラ | |
2 | Bitch | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
3 | Heat of the night | 相川七瀬・織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 13thシングル両A面曲 |
4 | China Rose | 相川七瀬・織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 15thシングル 最高13位 売上6.8万枚 |
5 | THANK U | 相川七瀬 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 13thシングルC/W |
6 | ”7” | 長田直也 | 長田直也 | ||
7 | COSMIC LOVE | 相川七瀬・織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 12thシングル 最高6位 売上13.0万枚 |
8 | 銀色の舟 | 相川七瀬 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
9 | -午前2時の恋人- | 相川七瀬・織田哲郎 | ホリエアキラ | ホリエアキラ | |
10 | 世界はこの手の中に | 相川七瀬・織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 13thシングル 最高7位 売上11.7万枚 |
11 | Crying | 相川七瀬 | 上邑博 | 織田哲郎 | 12thシングルC/W |
12 | Jealousy | 相川七瀬 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 14thシングル 最高8位 売上5.5万枚 |
13 | 花火が終わる頃 | 相川七瀬 | 織田哲郎 | 織田哲郎 |
Additional arrangement:DJ TAKE(7)
No | タイトル | 備考 |
1 | Sweet Emotion | 7thシングル |
2 | China Rose | 15thシングル |
3 | BUB | 15thシングルC/W |
リリースデータ
2000年2月16日 | 初登場3位 | 売上22.7万枚 | Produced by 織田哲郎 | motorod(avex trax) |
相川七瀬4thアルバム。ベスト盤『ID』から9ヶ月、オリジナルアルバムとしては1年7ヵ月ぶり。前作以降のシングルのうち『ID』に収録された「Lovin' You」は未収録で、それ以降のシングルA面5曲とC/Wから2曲が収録された。ベスト盤リリース後に短い金髪にイメチェンを図ると同時にメディア露出を控えた影響もあり、徐々にヒットから遠ざかっていき、「China Rose」はトップ10落ちとなった。アルバムでの連続1位も途絶え、これまでを大きく下回る売上となった。ここまでの4作中3作がミリオンで3rdでも70万台だったため、これが初の70万割れとなるが、次回作以降さらに低迷するため結果的に10万枚を越えるのも今作が最後となった。また織田哲郎による全面プロデュースも結果的に今作が最後となった(曲単位での関与は以降もある)。初回盤には1ヵ月前に行われたばかりのシークレットライブ音源3曲を収録した8センチCD付属。
イメチェンと同時にキャッチーさが薄れて難解な雰囲気というかとっつきにくさが倍増し、今作を境に一気にヒットミュージシャンとしての存在感が無くなっていったというのが当時の印象。金髪になって一気に怖くなったぞ…と。相川七瀬の歴史の中では次回作が結婚出産前という事もあり、1つの大きな区切りになっているが、今作も過渡期にあたると思う。何より織田哲郎の全面プロデュースが今作で最後というのがあるんだけど、当時の織田哲郎は本格的に疲弊していてカラカラに乾ききっていたとかぐちゃぐちゃな状態で仕事をしていたと後に語っている。今作にはこれまでのような計算された緻密さがあまり感じられず、ひたすら気持ちよくギターが鳴り響いてスピード感があって…という築き上げてきた王道の売れ線ロックをあまり聞くことができず、全体になんとも煮え切らない。より深みを増したともとれるし、何度か聞くことで良さが見えてくる側面はあるもののやはりどうにも重たく混迷しているような印象。
初回盤8センチCDにはライブ音源が収録されているが、3曲の中でも「Sweet Emotion」はCD音源以上にパワーが感じられる。この曲が放っている煌めきは今作ではすっかり無くなっているが、そもそもそこはもう目指していなかったのかなとも思う。
印象度★★★☆☆
2016.5.14更新