Purana
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Party☆2001 | GIORGIO CANCEMI | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
2 | Trick | 相川七瀬 | 本郷信 | ホリエアキラ・本郷信 | |
3 | NO FUTURE | 相川七瀬 | 布袋寅泰 | KANAME | 18thシングル(19th同発) 最高15位 売上4.6万枚 |
4 | SEVEN SEAS | 相川七瀬・布袋寅泰 | 布袋寅泰 | 布袋寅泰 | 17thシングル 最高10位 売上6.8万枚 |
5 | Adieu | 相川七瀬 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
6 | trust me | 布袋寅泰・相川七瀬 | 布袋寅泰 | 布袋寅泰 | 16thシングルC/W |
7 | サクラサク | 相川七瀬 | 西賢二 | 野田雪文・長田直也 | |
8 | シュガーベイビー | 相川七瀬 | KAZ | KAZ | |
9 | midnight blue | 相川七瀬・布袋寅泰 | 布袋寅泰 | 布袋寅泰 | 16thシングル 最高10位 売上8.4万枚 |
10 | 「THE END」 | 相川七瀬 | KANAME | KANAME | |
11 | あなたの温度 | 相川七瀬 | 北島健二 | 北島健二・長田直也 | |
12 | 〜dandelion〜 | 相川七瀬・織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 19thシングル(18th同発) 最高17位 売上4.0万枚 |
リリースデータ
2001年2月21日 | 初登場7位 | 売上9.0万枚 | motorod(avex trax) |
相川七瀬5thアルバム。前作以降の4シングルとC/W1曲を収録。18th、19thシングルは1ヵ月前に先行シングルとして2枚同時発売された。同時期に入籍・妊娠を発表。このため今作リリース後にツアーは行われなかった(レコーディング作業は継続)。16thシングル以降は布袋寅泰プロデュースに移行していたが、先行のシングル3作のみでアルバムでの新曲においては参加しておらず、織田哲郎やその周辺の作家による制作体制に戻った。今作は全体のプロデューサーが置かれていない(Excutive Producerの枠では織田哲郎とエイベックスのMAX松浦が連名で載っている)。前作からさらに大幅に売上を落とし、10万割れとなったが結果的に今作がアルバムでの最後のトップ10入りとなった。
前作制作終了後に織田哲郎はリフレッシュのために海外旅行に出ていたが旅先のスペインで強盗に襲われて首を絞められて声帯が変化してしまい、歌えなくなってしまう(その後のリハビリで回復はしているものの以前のような高音は出ないとされる)。そんな状況だったためか、00年のシングルでは布袋寅泰のプロデュースへ移行。今までとは少し違う布袋プロデュースによる新たなロックを開拓してアルバムが出るのかと思ったら先行シングル「NO FUTURE」を最後にアルバムの新曲に布袋寅泰は参加していなかったという…(Special Thanksとは別枠にVery Special Thanksとしてクレジットされて特別扱いはされている)。
前作でかなり尖っていたところから一転、今作での相川七瀬は結婚・妊娠によるものなのか一気に穏やかな雰囲気になった(見た目も尖りまくっていた前作から一転して過去最高に女性っぽくなっている)。暗かった前作の反動や、色々な作家が関わった影響や今作はこれまでで最も明るい。ロックという基本線は変わっていないがラップをやったり、バラードをじっくり聞かせたり、布袋路線ではストレートにカッコいいロックをやったり、さわやかなポップロックをやったりとバラエティ豊か。良くも悪くもとっちらかっているのでこれまでのようなまとまりは無い。正直シンプルなバラードナンバーは1曲程度でいいよという気はするんだけど、多彩っぷりと今まで無かった曲調を楽しめるアルバム。ヒット曲らしいヒット曲が出ていたのも今作が最後だし、本人というより多くのリスナーにとっては区切りになったような締めの1作といった印象も強い。「〜dandelion〜」は"それぞれの未来へ"という最終回みたいなフレーズで終了するが、デビューからの1つの流れ、勢いはここで完全に終わったところはあると思う。
印象度★★★★☆
2016.5.20更新