REBORN(DVD Edition)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | yumemiru.. | 相川七瀬/織田哲郎 | 渡辺篤弘/織田哲郎 | Wall 5 | 1stシングル「夢見る少女じゃいられない」とのマッシュアップ曲 |
2 | Keep Singin' | 相川七瀬 | 本郷信 | Wall 5 | |
3 | I love my way | LINDEN | JUON | Wall 5 | |
4 | PRISM | 相川七瀬 | 室姫深 | Wall 5,室姫深 | 1st配信シングル 初CD化 |
5 | Come Closer | 相川七瀬 | 高田有紀子 | 間瀬真生,渡辺篤弘 | |
6 | REBORN | 相川七瀬 | 藤末樹 | Wall 5 | |
7 | GOODBYE YESTERDAY | 相川七瀬 | Steven Lee/Joey Carbone | Wall 5,間瀬真生,渡辺篤弘 | |
8 | Dark & Bright | LINDEN | 室姫深 | Wall 5,室姫深 | |
9 | Glorious Night | 相川七瀬/YASU | YASU(Janne Da Arc) | Wall 5,間瀬真生,渡辺篤弘 | |
10 | 「すきだよ」 | 相川七瀬 | 高田有紀子 | 中野雄太 |
Backing Chorus Arrangement:長田直也(5)、Joey Carbone(7)
通常盤には「Circle of Life」(Crimson-FANG)を追加収録
No | タイトル | 備考 |
Live Digest | ||
1 | 「2008.07.07 SHIBUYA-AX」の表示 | |
2 | LIKE A HARD RAIN | 3rdシングル |
3 | トラブルメイカー | 6thシングル |
4 | R.U.O.K?! | 9thアルバム『R.U.O.K?!』収録曲 |
5 | 彼女と私の事情 | 9thシングル |
6 | 恋心 | 5thシングル |
7 | Bad Girls | 8thシングル |
8 | SEVEN SEAS | 17thシングル |
9 | FLY TO RAINBOW RAY | 9thアルバム『R.U.O.K?!』収録曲 |
10 | BREAK OUT! | 4thシングル |
11 | EVERBODY GOES | 28thシングル(カット) |
12 | PRISM | 配信シングル |
PRISM MUSIC CLIP | 配信シングル MUSIC CLIP | |
「すきだよ」 MUSIC CLIP | 今作収録曲 MUSIC CLIP |
リリースデータ
2009年2月18日 | 初登場45位 | 売上0.37万枚 | Produced by 相川七瀬 Sound Produced by SPACEWALKERS(Wall 5&GEE)(1〜9) |
motorod(avex trax) |
相川七瀬10thアルバム。3年9ヵ月ぶりのアルバム。前作からのシングルカットだった「EVERBODY GOES」リリースが06年2月でこれを最後にCDリリースが停止。07年には第2子を出産したため一時的な休止はあったがライブは行われていた。08年5月に配信シングル「PRISM」をリリース。今作唯一の既発曲だが、この曲から今作の制作陣での制作が開始された。「yumemiru..」は「夢見る少女じゃいられない」の一部をリミックスして使用して新曲と合体させたマッシュアップ楽曲。今作に織田哲郎は関与していないが、「夢見る少女じゃいられない」サビ後半の歌詞とメロディーをそのまま使用しているため作詞作曲に織田哲郎の名前が入り、間奏のギターは当時の音源をサンプリングして使用しているため織田哲郎がギタリストとしてもクレジットされている。DVD Editionには08年7月7日にSHIBUYA-AXで行ったライブの模様をダイジェストで収録。さらに2曲のMVが収録されている。通常盤には11曲目に「Circle of Life」が追加収録されている。これは『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』主題歌としてCrimson-FANG名義で08年8月にCDシングルとしてリリースしていた楽曲。久々のアルバム発売ということで特設サイトが制作された。
久々なので復活をアピールするようなアルバムだが、今作ではサウンドプロデュースをSPACEWALKERSというトラックメイカー集団に委託。ロックとエレクトロの融合を掲げ、これまでにないダンスビート色の強いデジタルなサウンドが展開している。いきなり「夢見る少女じゃいられない」のギターを加工して間奏に使用し、オリジナル新作の平メロ+サビ前半からいきなりサビ後半は「夢見る少女じゃいられない」の"鏡の中いつも見つめてる〜夢見る少女じゃいられない"にそのまま繋げるという構成。オリジナルと代表曲のマッシュアップはやはり厳しい…。
これで一気に印象が決定づけられるが、全体になんかDJ系のリミックスアルバムみたいな作風で、ギター以外はほぼ電子音で構成。随所でボーカルが加工され、4つ打ち基調のザ・電子音な打ち込みリズムがシッパシッパ鳴り続け、キメの部分でスタタタタタタと高速乱打される…といった典型的なリミックス曲のサウンドだ。これがどうにもロックとエレクトロの融合というよりも、軽さばかりが印象に残ってしまいスッカスカなロックリミックスみたいでげんなり。エレクトロにしてもロックにしてももう少し両方の要素を強めにぶつけ合えば、また違ったのかもしれないけど、やれEDMだエレクトロだというのが日本国内でもトレンドと認識されるようになるのはまだ数年以上先という時期だっただけに仕方ないか。
楽曲自体は爽快でさわやかな曲が多く、「PRISM」は近年のシングルよりも1つ上に突き抜けたような爽快さがあるし、タイトル曲「REBORN」やJanne Da Arcのyasu(何故か大文字表記)が提供した「Glorious Night」など光る曲も聞くことができるだけに、全面的にリミックスみたいなトラックになってしまったのが残念。
DVDにはライブダイジェストが収録されている。やはり予算的に前作の頃のような有名ミュージシャンの起用は出来なくなったのか、若手中心のバンドメンバーによる演奏だがロックで熱いステージが展開。ダイジェストなのでほとんど途中で終わってしまう上に、あまり発表する予定が無いままに撮影していたのか全体にボヤ〜ンとした画質。あくまでダイジェストであり、おまけと割り切って見た方がいいかもしれない。ただ「PRISM」は生演奏バージョンをここで見ることができるわけで、これは見どころ。他の曲もほとんど織田哲郎時代のナンバーなので生音バンド演奏はCDとは一味違うが、やはりスカスカなリミックス風サウンドだった「PRISM」のバンドバージョンは変化が大きく格別。
2曲のMVはかなり簡易的だが「PRISM」の方は衝撃的なまでな低予算っぷり。何もない白スタジオで歌っている相川七瀬+カラフルな照明という映像だけで押し切り、さらに09年当時の映像編集ソフトだったらデフォで入っているようなグラデーション機能でさらに映像をカラフル加工するという専門学校の課題みたいな仕上がり。とりあえず色合いで「PRISM」感を押し出す事だけに一転集中して乗り切った感じだが…やっぱ4年近く出せなかっただけあってここらで一気に予算減らされたんだろうなぁ…。
印象度★★★☆☆
2016.5.30更新