ROCK GOES ON
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 〜ROCK GOES ON〜 | 鈴木"Daichi"秀行 | Instrumental | ||
2 | お祭り騒ぎ | 相川七瀬、稲村太佑 | 稲村太佑 | 稲村太佑 | |
3 | Zero Gravity | 相川七瀬 | 溝口和紀 | 鈴木"Daichi"秀行 | |
4 | GET READY | 相川七瀬 | TE2YA | THE WASTED | |
5 | Dialog in the Dark | 相川七瀬 | 室姫深 | 室姫深 | |
6 | 月夜の蝉 | 相川七瀬 | AKi | 鈴木"Daichi"秀行 | |
7 | プラネタリウム | 相川七瀬 | 柴崎浩 | 柴崎浩 | |
8 | 氷の華 | 相川七瀬 | 薮内寛和 | 薮内寛和、近江戸信 | |
9 | ROMANCE CODE | 相川七瀬、稲村太佑 | 稲村太佑 | 稲村太佑 | |
10 | DREAM GOES ON | 相川七瀬 | 室姫深 | 室姫深 | |
11 | 〜PRAY GOES ON〜 | 鈴木"Daichi"秀行 | Instrumental | ||
12 | 太陽と月の結び | 相川七瀬 | 池田綾子 | 鈴木"Daichi"秀行 |
リリースデータ
2018年6月20日 | 初登場92位 | 売上0.09万枚 | motorod(avex trax) |
相川七瀬13thアルバム。前作から1年8ヵ月ぶり。前作以降配信含めてシングルリリースは無く、全曲新曲で構成されている。通常盤のみの完全1種発売。リード曲として「お祭り騒ぎ」はMVが制作されYou Tubeでショートサイズが公開されている。
室姫深、柴崎浩、鈴木"Daichi"秀行、TE2YA、THE WASTEDなど前作まで関わっていた作家陣に加えて今作ではsugar baby yabの薮内寛和が1曲提供、アルカラの稲村太佑が2曲を提供。稲村太佑提供の2曲ではアルカラメンバー(とそのサポート)がそのままバンド演奏を担当しており、「お祭り騒ぎ」がリード曲になった事もあり、今作のプロモーションにおいてはアルカラと相川七瀬のコラボというのが1つのトピックとなっていた。アルカラ演奏による2曲とTHE WASTED編曲の「GET READY」はバンド演奏だがそれ以外はほぼアレンジャー1人オケ制作(もしくはベース1名追加程度)による打ち込みスタイルとなっている。鈴木"Daichi"秀行に関しては1人オケ制作だけでなく、ミックスエンジニアまで全部1人で担当。
今作は前作に続いてのこれぞ相川七瀬ド王道のキャッチーなロック路線。しかしこんなに早く通常のオリジナルアルバムがリリースされるとは思っていなかった。2作連続で王道のロック路線のオリジナルフルアルバムというのも驚いた。というのも01年以降は王道のロック路線でオリジナルフルアルバムが2作続いたことが無く、ミニアルバム形式になってしまったり、別路線によるコンセプトアルバムで変化をつけたり、それ以上に次のリリースまで何年もすっ飛んだりしていたので、2年未満で王道のロックアルバムがまた聞けるというのは実は初期以来であり、これが単純にうれしい。
前作は90年代を共に駆け抜けたロックバンドのメンバーによる提供を軸としていたが、今作は織田哲郎を離れて以降に起用してきた慣れ親しんだ作家陣+新たにアルカラというバンドを起用してリード曲としている。これが前作よりも遥かに当たっていて、路線としては同じでこれぞ相川七瀬なロックナンバー揃いではあるけど明らかに今作の方がメロディーもいいし、アルバム全体の勢いも増している。前作より話題性には乏しいが、やはり提供作家のネームバリューで先入観持ってしまってはいけないなと改めて思った。特にアルカラはバンド演奏もそのまま担当しているので打ち込みの他の曲よりもロックバンドらしい躍動感があって非常に良かった。今回特にいい曲揃えたなぁ。
歌声もほとんど変わっていないし、相川七瀬を久々に聞いてみようかという初期のヒット曲しか知らないリスナーが聴いても即座にこれが相川七瀬だと思える、そして今もカッコいい、今もいいとたぶんかなり高確率で思えるであろう傑作アルバム。色々な一面をその時々で見せてきてそれぞれに良さはあったけどやはり相川七瀬はロックが似合う。
印象度★★★★☆
2018.10.12更新