湿った夏の始まり
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 格好いいな | AIKO | AIKO | 島田昌典 | |
2 | ハナガサイタ | AIKO | AIKO | OSTER project | |
3 | ストロー | AIKO | AIKO | OSTER project | 38thシングル 最高6位 売上2.8万枚 |
4 | あなたは | AIKO | AIKO | 川嶋可能 | |
5 | 恋をしたのは | AIKO | AIKO | 川嶋可能 | 36thシングル 最高3位 売上3.4万枚 |
6 | ドライブモード | AIKO | AIKO | OSTER project | |
7 | 愛は勝手 | AIKO | AIKO | OSTER project | |
8 | 夜空綺麗 | AIKO | AIKO | 川嶋可能 | |
9 | 予告 | AIKO | AIKO | OSTER project | 37thシングル 最高3位 売上3.1万枚 |
10 | あたしのせい | AIKO | AIKO | 川嶋可能 | |
11 | うん。 | AIKO | AIKO | OSTER project | |
12 | 宇宙で息をして | AIKO | AIKO | OSTER project | |
13 | だから | AIKO | AIKO | 島田昌典 |
リリースデータ
2018年6月6日 2024年1月5日(アナログ盤) |
初登場3位 初登場15位 |
売上6.4万枚 売上0.2万枚 |
All tracks Produced by aiko,atsushi chiba | ポニーキャニオン |
aiko12thアルバム。前作から2年1ヵ月ぶり。前作以降の3シングルを収録。発売が6月に決まった段階で"(3rdアルバム)『夏服』の17年後を描きたい、『夏服』の後に私が過ごしてきた夏を描いたアルバムにしたい"と本人が考えた事から『夏服』以来となる夏を含んだアルバムタイトルとなった。前々作を最後にアレンジャーがOSTER project、川嶋可能の両名体制に代わり、1st以来のメインアレンジャーだった島田昌典から離れていたが、今作では4年ぶりに島田昌典が2曲の編曲を担当している(基本的にキーボードに島田昌典が入った以外はOSTER project、川嶋可能アレンジの曲と同じバンドメンバーによる演奏)。初回盤は恒例のカラートレイ仕様、帯が透明仕様でジャケットが異なる。前作、前々作では特典CDやDVD、Blu-ray付など複数商法が展開していたが、今作では恒例の初回盤と通常盤で収録内容自体は同じという以前と同じ発売形態に戻った。これに伴ってか売上はさらに下がり、三代目JSB、MAN WITH A MISSIONに及ばず初登場3位となった。3位は『まとめU』以来となり、オリジナルアルバムでは初(1stが最高24位だった以外は2nd以降は1位時々2位だった)。2023年7月に1st〜4th、8月に5th〜8th、11月に9th〜12th、2024年1月に13th〜15thと順次アナログ盤で発売された。
安心安定高品質ないつものaikoのアルバム。…と毎回書くことがなくなってくるくらいいつものaikoだが、アレンジャー変更やバラード連投を若い頃より避けるようになるなどといった近年試みているマンネリ回避というかベテラン感が漂いすぎないような工夫は今作にも貫かれている。ボリュームはややたっぷりに感じられるが、適度な軽快さは保ち続けていて重くなりすぎない。また同時に久々に島田昌典を起用して最初と最後に配置するなどどっしりとした島田アレンジの方が良かったという一定数のファンの需要にも応える。個人的には島田昌典アレンジだけだともうベテラン×ベテランで少し重くなってきてしまうと思うので今回のような起用方針はベストだと思う。
先行シングル「ストロー」が久々に強く残る1曲だった事もあって今作の満足度も近年の中では高い方になったが、強いて言うならばもう少しストリングス減らして管楽器導入が多い方がバランスがいいかなとは思う(今作は管楽器3、弦楽器6)。あと2018年の夏は湿った夏というより、梅雨はとっとと明けてしまいただひたすらありえない猛暑が続く酷暑の夏になってしまったので、せっかくの6月6日発売でもこのタイトルが季節にハマる期間がほとんど無かった…。
印象度★★★★☆