残心残暑
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | blue | AIKO | AIKO | 島田昌典 | |
2 | skirt | AIKO | AIKO | 島田昌典 | 8/21先行配信 |
3 | 相思相愛 | AIKO | AIKO | トオミヨウ | 45thシングル 最高5位 売上2.1万枚 |
4 | 好きにさせて | AIKO | AIKO | トオミヨウ | |
5 | 鮮やかな街 | AIKO | AIKO | トオミヨウ | |
6 | ガラクタ | AIKO | AIKO | 島田昌典 | |
7 | いつ逢えたら | AIKO | AIKO | 島田昌典 | 4th配信シングル、44thシングルC/W |
8 | blow | AIKO | AIKO | 島田昌典 | |
9 | 願い事日記 | AIKO | AIKO | 川嶋可能 | |
10 | 星の降る日に | AIKO | AIKO | 島田昌典 | 44thシングル 最高5位 売上2.0万枚 |
11 | アンコール | AIKO | AIKO | トオミヨウ | |
12 | よるのうみ | AIKO | AIKO | トオミヨウ | |
13 | 赤い手で | AIKO | AIKO | トオミヨウ |
リリースデータ
2024年8月28日 2024年12月25日(アナログ盤) |
初登場5位 | 売上3.6万枚 | Produced by aiko | ポニーキャニオン |
aiko16thアルバム。前作から1年5ヵ月ぶり。長年概ね2年おきくらいでのアルバムが続いていたため2年連続オリジナルアルバムリリースは2005年6th『夢の中のまっすぐな道』→2006年7th『彼女』以来となった。前作以降の2シングルと配信(C/WでCD化済み)の3曲を収録。1週間前に「skirt」が先行配信された。島田昌典、トオミヨウが6曲ずつ手掛け、2人のメイン起用に伴ってフェードアウトしていた川嶋可能が3作ぶりに復帰した。
初回盤は『aiko
Live Tour「Love Like Pop vol.24」』ライブ映像を収録、Blu-ray付がA、DVD付がB。Blu-rayとDVDで価格差は無いが前作とほぼ同じライブ映像フル収録が5830円→6050円へと値上げした。
通常盤はCDのみ。配信版は通常盤のジャケ写を使用している。
アナログ盤は4ヵ月後の12月25日に発売。
まさかこんな早くアルバムを出すとは…。デビュー以来共同プロデュースで一緒に名前が入っていたatsushi chiba(千葉篤史)の名前が消えてもう3作目となり(2019年にはクビになっていたとされる)、前作リリースの頃には逮捕されていた事も記事になっていたが、あくまで週刊誌の記事として千葉篤史がaikoを支配していたような内容が書かれていた程度だった。今年になってから初公判がありaikoが証言台に立った際にはTVのニュースレベルで報道され、aiko本人が「洗脳されていた」「逆らえば音楽制作が止まってしまう恐怖があった」と証言。さらに現在については「悪徳ブリーダーに繁殖させられてケージの中の世界しか知らなかった犬が、温かい家族に保護されて初めて公園を走り回ったような気持ち」と語ったとされ、ここに来て制作がペースアップしたのもまさにそれが理由っぽい。実際にはクビにしてからは5年くらい経過しているっぽいが心身の整理や逮捕、初公判にまで至る中で好転していって今に至るのかも。
とはいえ、別に開放感のままに明るくウキウキポップな作風になったわけではなく、年相応にしっとりと落ち着いた曲が多いかなり落ち着いた印象のアルバム。「相思相愛」はコナン映画タイアップ効果で久々に代表ヒットっぽくなり、最近のシングルの中では目立つ方にもなったが、アップテンポらしいアップテンポの曲は無い。全体には重くはないし、軽快さもあるにはあるんだけどまあ程よく抑えめの安定感。前作同様に島田アレンジがトオミヨウに引っ張られてそこまでどっしりしていない一方で、トオミヨウも特有の薄味よりはもう少し音数のあるバンドサウンドにしているので、本来すぐ分かるくらい真逆だったはずの2人のアレンジ曲に差が無くもうどっちがどっちなのか全く分からない(もっと聞きこんでいるコアなファンならまだ分かるレベルではあるとは思う)。まとまってはいるけど、落ち着きすぎて物足りないところであるけど、キャリアを考えれば相応ではあるんだよな。
印象度★★★☆☆
2024.9.14更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。