DELIGHT

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 DELIGHT 愛内里菜 大野愛果  
2 GLORIOUS 愛内里菜 大野愛果 葉山たけし 21stシングル 最高5位 売上2.6万枚
3 PRECIOUS PLACE 愛内里菜 小松未歩 津久井箇人 21stシングル両A面曲
4 Believe your Bravery 愛内里菜 岩井勇一郎 齋藤真也  
5 LOVE OR BE LOVED 愛内里菜 carmine 坂優也  
6 赤く熱い鼓動 愛内里菜 綿貫正顕 小澤正澄 19thシングル 最高7位 売上2.2万枚
7 MIRACLE 愛内里菜 大野愛果 葉山たけし 22ndシングル 最高11位 売上1.5万枚
8 REASON 愛内里菜 津久井箇人 津久井箇人  
9 しるし 愛内里菜 jesse 坂優也  
10 WESUMMER 愛内里菜 corin. 新井健史  
11 モーニングエール 愛内里菜 津久井箇人 津久井箇人  
12 ORANGE★NIGHT
-La La La Lovin' you MIX-
愛内里菜 水野幹子 corin. 20thシングル リミックス
13 SET YOU FREE 愛内里菜 corin. corin.  
14 I'll be delighted 愛内里菜 徳永暁人 長倉淳  

※「DELIGHT」のみarrangement表記が無く、programming:井内舞子、sound design:松田純一と表記されている。

chorus arrangement:MAI(5)

リリースデータ

2006年5月31日 初登場5位 初動2.9万枚、売上5.1万枚 Sound&Visual Producer:愛内里菜 GIZA studio

愛内里菜5thアルバム。前作から1年5ヶ月ぶり。前作以降の4シングル5曲を収録。「ORANGE★NIGHT」はリミックスとなっていてほぼ別物の大幅な変更を施されての収録となっている。シングルはトップ10前後となり、今作も順位こそ上がったものの前作からさらに半減した。

原点回帰を掲げた今作は帯にも"キラ☆度120%!弾けるダンス・ポップから哀愁トランスまで、14の輝きがこの夏を歓喜させる!"と煽り文が書かれているように1st2ndで中心となっていたダンス系のサウンドへと回帰。謎にポップパンク路線だった「ORANGE★NIGHT」が原曲の面影皆無の大胆なリミックスに改変されたのもそのままでは合わなかったためと思われるが、元より異色だったパンク系の曲を無理やりダンスサウンドにリミックスしているためますます不気味な仕上がりに。そこまでして無理に収録せずとも合わないので未収録にしましたで良かったのでは…。垣内りかになってからプロデューサー(KANONJI=長戸大幸)が当時この作曲家を激押ししていて合わないのに無理やりやる事になったとも回想されていたらしいが…。

連続起用されていた輝門もGIZAを退社してプッツリ参加が途絶え、旧来の作家に加えて、小松未歩が久々に提供したり(ストック?)、愛内里菜には初参加となる90年代からのビーイング系作家に加えて、新顔の作家も並び、ダンス路線ではあるがまた少し初期とは違う新しい雰囲気になった。キラ☆度120%!とか煽るくらいなので初期よりもキラキラ度が増していて若干アイドルっぽい。ビジュアル面でもPLAYGIRLを自称してファッショナブルに攻めていた前作に対して今作はストレートヘアーでシンプルなスタイルになっていてこちらもだいぶスッキリしている。これは不評を察して軌道修正を図ったという事だったのかというくらい当時不評が飛び交っていたようなところをサウンド面でもビジュアル面でもピンポイントで修正してきているような…。ロック路線も悪くはなかったが打ち込みのしょぼさが最大のネックになっていたし、打ち込み前提のダンスサウンドであれば気にならなくなるので結局GIZAでバンド起用できないならロックよりダンスポップ路線の方が合うのかなとは改めて思う。何より3rd4thから続けて聞くと今作はやけにスッキリしていてやはりこれだよなという感覚はある。一方で色々と出てきた新作家陣にこれぞという突き抜けて相性の良い作家もいないし、トップ作家扱いされていた大野愛果にしてもさすがに酷使され過ぎて、どうしても初期の印象を越えられないという、低迷期の原点回帰にありがちな状態にもなってはいると思う。

B000FCCWI6

印象度★★★★☆

2020.11.4修正

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