POWER OF WORDS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | POWER OF WORDS | 愛内里菜 | 宝仙明伽音 | KCP | |
2 | I can't stop my love for youゥ | 愛内里菜 | 川島だりあ | 尾城九龍 | 9thシングル 最高2位 売上10.2万枚 |
3 | NAVY BLUE | 愛内里菜 | 川島だりあ | 三輪緑 | 7thシングル 最高2位 売上12.7万枚 |
4 | Forever You〜永遠に君と〜 | 愛内里菜 | 大野愛果 | 徳永暁人 | 8thシングル 最高5位 売上7.1万枚 |
5 | pink baby's breath-album mix- | 愛内里菜 | 輝門 | 寺尾広 | 9thシングルC/W |
6 | be distant | 愛内里菜 | 徳永暁人 | KCP | |
7 | WISH | 愛内里菜 | 徳永暁人 | 尾城九龍 | |
8 | Painted Black | 愛内里菜 | 北浦正尚 | 徳永暁人 | |
9 | FAITH | 愛内里菜 | 大野愛果 | 尾城九龍 | 5thシングル 最高8位 売上6.4万枚 |
10 | SPARK | 愛内里菜 | 大野愛果 | 大賀好修 | |
11 | crystal pearl | 愛内里菜 | 川島だりあ | 綿貫正顕 | |
12 | precious pain | 愛内里菜 | 輝門 | CORIENTA-RHYTHM | |
13 | Run up | 愛内里菜 | 大野愛果 | 三輪緑 | 6thシングル 最高7位 売上7.2万枚 |
14 | Can you feel the POWER OF WORDS? | 愛内里菜 | 大野愛果 | 徳永暁人 | 10thシングル『Sincerely Yours』両A面曲(カット) シングルではリミックスVer.(DJ ME-YA'S ESSENCE OF WORDS) |
リリースデータ
2002年5月15日 | 初登場1位 | 売上41.9万枚 | GIZA studio |
愛内里菜2ndアルバム。前作から1年4ヵ月ぶり。前作以降のシングル5作とC/W1曲を収録。シングルは大ヒットには至らずに最高ヒットは「NAVY BLUE」の12.7万枚に留まったもののトップ10常連となり、今作では初動24.2万枚を記録して初の1位を獲得。結果的には初動売上だけでも1st以外の全アルバムを上回るほどの自身ダントツ最大のヒット作となった。「Can you feel the POWER OF WORDS?」は次のシングル『Sincerely Yours/Can you feel the POWER OF WORDS?』として両A面の2曲目としてシングルカットされたが、実際に収録されたのは「Can you feel the POWER OF WORDS?-DJ ME-YA'S ESSENCE OF WORDS-」とされたDJ ME-YAによるリミックスバージョンだった(シングルタイトルではリミックスバージョン名は表記しておらず曲目には表記されている)。前作では本人プロデュース表記があったが、今作にはプロデュース表記が無い。前作同様にラストにExcutive ProduceとしてKANONJIがクレジットされるのみとなっている。
バストアップのセミヌードというジャケ写が浜崎あゆみの2ndアルバム『LOVEppears』そっくり(浜崎は長い髪を使った髪ブラ、愛内は手ブラという違いはある)という事でジャケ写の寄せ具合が前作以上だが、中身は前作以上にあゆ色は無い。尾城九龍、KCPに加えて色々なアレンジャーが登板した事でそのまま作風も広がり、もう少しアイドルポップ風だったり、ロックテイストだったりとクラブ系、ダンス系の範疇だけに留まらずに広い意味でJ-POPらしいJ-POPになった感じ。シングルも5曲あるが連投される前半は特に隙が無く、後半がやや弱いというところはあるが、総じて前作から広がったイメージで進化した充実の2作目といった印象。ただややロック系なアレンジをしても結局全曲がアレンジャーの1人オケ制作時々ギターだけサポート入れたという編成の軽めの打ち込みGIZAサウンドなのでガツンと行くところはもっとガツンとしてほしかったところもある。こうなるとロック系よりは打ち込みに合ったクラブ系サウンドの方が良くなってくる。このような制作環境で次回作以降ロック路線に傾倒していったもんだからどうなるかは…という事でまあ愛内里菜は1st2ndが良かった、というのが大多数の声になってしまったのも仕方ないか(後期のアルバムは聞かれてすらいないで言われているような印象もあるけど…)。
統一感のある前作と幅広さがある今作でどちらが好きかは難しいところではあるが、曲単位では「Forever You〜永遠に君と〜」が1番好きだった。歌い続ける決意とファンへの思いを歌った感動の1曲だが…しかしこの境地の歌詞を歌うには相当早過ぎた気も。少なくとも5年以上はキャリア積み重ねてから出てきそうな言葉が並んでいるような…。
印象度★★★★☆
2020.9.29修正