0と1の間(COMPLETE SINGLES)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 桜の花びらたち(2015 BEST ver.) | 秋元康 | 上杉洋史 | 樫原伸彦 | インディーズ1stシングル 最高10位 売上4.6万枚 当時録音されていたボーカル音源を再度選択してミックスし直したバージョン |
2 | スカート、ひらり(2015 BEST ver.) | 秋元康 | 岡田実音 | 梅堀淳 | インディーズ2ndシングル 最高13位 売上2.1万枚 当時録音されていたボーカル音源を再度選択してミックスし直したバージョン |
3 | 会いたかった | 秋元康 | BOUNCEBACK | 田口智則/稲留春雄 | 1stシングル 最高12位 売上5.5万枚 |
4 | 制服が邪魔をする | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 2ndシングル 最高7位 売上2.2万枚 |
5 | 軽蔑していた愛情 | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 3rdシングル 最高8位 売上2.3万枚 |
6 | BINGO! | 秋元康 | 成瀬英樹 | 大内哲也 | 4thシングル 最高6位 売上2.6万枚 |
7 | 僕の太陽 | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 5thシングル 最高6位 売上2.9万枚 |
8 | 夕陽を見ているか? | 秋元康 | 岡田実音 | 高島智明 | 6thシングル 最高10位 売上1.8万枚 |
9 | ロマンス、イラネ | 秋元康 | Rie | CHOKKAKU | 7thシングル 最高6位 売上2.3万枚 |
10 | 桜の花びらたち2008 | 秋元康 | 上杉洋史 | 樫原伸彦 | 8thシングル 最高10位 売上2.5万枚 インディーズ1stシングルのリテイク(詞曲アレンジ同じで歌唱メンバーのみ異なる) |
11 | Baby! Baby! Baby! | 秋元康 | 上杉洋史 | CHOKKAKU | 9thシングル 配信限定 初CD化 |
12 | 大声ダイヤモンド | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 10thシングル 最高3位 売上9.7万枚 |
13 | 10年桜 | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 11thシングル 最高3位 売上12.5万枚 |
14 | 涙サプライズ! | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 12thシングル 最高2位 売上16.9万枚 |
15 | 言い訳Maybe | 秋元康 | 俊龍 | 野中“まさ”雄一 | 13thシングル 最高2位 売上14.6万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | RIVER | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 14thシングル 最高1位 売上26.1万枚 |
2 | 桜の栞 | 秋元康 | 上杉洋史 | 光田健一 | 15thシングル 最高1位 売上40.5万枚 |
3 | ポニーテールとシュシュ | 秋元康 | 多田慎也 | 生田真心 | 16thシングル 最高1位 売上74.0万枚 |
4 | ヘビーローテーション | 秋元康 | 山崎燿 | 田中ユウスケ | 17thシングル 最高1位 売上88.2万枚 |
5 | Beginner | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 18thシングル 最高1位 売上103.9万枚 |
6 | チャンスの順番 | 秋元康 | 小西裕子 | 生田真心 | 19thシングル 最高1位 売上69.4万枚 |
7 | 桜の木になろう | 秋元康 | 横健介 | 野中“まさ”雄一 | 20thシングル 最高1位 売上108.2万枚 |
8 | Everyday、カチューシャ | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 21stシングル 最高1位 売上160.8万枚 |
9 | フライングゲット | 秋元康 | すみだしんや | 生田真心 | 22ndシングル 最高1位 売上162.6万枚 |
10 | 風は吹いている | 秋元康 | 河原嶺旭 | 河原嶺旭/ 野中“まさ”雄一 |
23rdシングル 最高1位 売上145.7万枚 |
11 | 上からマリコ | 秋元康 | 川浦正大 | 生田真心 | 24thシングル 最高1位 売上130.5万枚 |
12 | GIVE ME FIVE! | 秋元康 | 笹渕大介 | 野中“まさ”雄一 | 25thシングル 最高1位 売上143.7万枚 |
13 | 真夏のSounds good! | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 26thシングル 最高1位 売上182.2万枚 |
14 | ギンガムチェック | 秋元康 | 板垣祐介 | 板垣祐介 | 27thシングル 最高1位 売上131.6万枚 |
15 | UZA | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 28thシングル 最高1位 売上126.3万枚 |
16 | 永遠プレッシャー | 秋元康 | 丸谷マナブ | 若田部誠 | 29thシングル 最高1位 売上120.7万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | So long! | 秋元康 | 久次米真吾 | 野中“まさ”雄一 | 30thシングル 最高1位 売上113.3万枚 |
2 | さよならクロール | 秋元康 | 渡辺和紀 | 武藤星児 | 31stシングル 最高1位 売上195.6万枚 |
3 | 恋するフォーチュンクッキー | 秋元康 | 伊藤心太郎 | 武藤星児 | 32ndシングル 最高1位 売上154.9万枚 |
4 | ハート・エレキ | 秋元康 | 丸谷マナブ | 増田武史 | 33rdシングル 最高1位 売上129.4万枚 |
5 | 鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と 言ってしまったら僕たちの関係は どう変わってしまうのか、 僕なりに何日か考えた上での やや気恥ずかしい結論のようなもの |
秋元康 | 織田哲郎 | 野中“まさ”雄一 | 34thシングル 最高1位 売上108.6万枚 |
6 | 前しか向かねえ | 秋元康 | 古城康行 | 板垣祐介 | 35thシングル 最高1位 売上115.4万枚 |
7 | ラブラドール・レトリバー | 秋元康 | 丸谷マナブ | 佐々木裕 | 36thシングル 最高1位 売上178.7万枚 |
8 | 心のプラカード | 秋元康 | 板垣祐介 | 武藤星児 | 37thシングル 最高1位 売上106.2万枚 |
9 | 希望的リフレイン | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 38thシングル 最高1位 売上119.9万枚 |
10 | Green Flash | 秋元康 | Carlos K. | 佐々木裕 | 39thシングル 最高1位 売上104.5万枚 |
11 | 僕たちは戦わない | 秋元康 | Yo-Hey | 佐々木裕 | 40thシングル 最高1位 売上178.3万枚 |
12 | ハロウィン・ナイト | 秋元康 | 井上ヨシマサ | 井上ヨシマサ | 41stシングル 最高1位 売上133.2万枚 |
13 | クリスマス・イブに泣かないように | 秋元康 | 市川裕一 | 市川裕一 | 新曲 COMPLETE SINGLESのみ収録 |
14 | 始まりの雪 | 秋元康 | Dr.Lilcom | Dr.Lilcom | 新曲 COMPLETE SINGLESのみ収録 |
15 | ロザリオ | 秋元康 | 長谷川湊 | 生田真心 | 新曲 COMPLETE SINGLESのみ収録 |
DVD
1.AKB48グループメンバー エア握手会2015
2.DECADE〜AKB48 10年の軌跡〜
リリースデータ
2015年11月18日 | 初登場1位 | 売上71.5万枚 | Total Producer:秋元康 | KING RECORDS |
メンバー表記なし
各楽曲の選抜メンバーの表記のみ
AKB48、7thアルバム。公式に通算枚数である7thとされているが、同時にベストアルバム(シングルコレクション)ともされており、ベスト盤としては『SET LIST』『神曲たち』以来となる3作目。一般発売3形態+劇場盤の合計4種で発売され、『COMPLETE SINGLES』は全シングルを網羅、『No.1 SINGLES』はO社で1位になったシングル、『MILLION SINGLES』はO社でミリオン扱いになったシングルを収録、劇場盤は『MILLION SINGLES』準拠となっており新曲のみが異なる。4種ともラストに数曲収録されている新曲が全て異なる。「Green Flash」「僕たちは戦わない」「ハロウィン・ナイト」がアルバム初収録。
『COMPLETE SINGLES』は全シングルを網羅し、新曲を3曲収録した構成。加えて「エア握手会2015」と「DECADE〜AKB48 10年の軌跡〜」を収録したDVD、1曲ごとにディレクター田中博信or井上ヨシマサ、ランダムに現役メンバー2名による解説が記載された冊子「43曲の軌跡」が付属する。配信限定だった「Baby! Baby! Baby!」は『神曲たち』には選抜メンバーを変更し、タイトルのBaby!が1つ増えた「Baby! Baby! Baby! Baby!」として収録されていたのみだったのでこれがオリジナル音源の初CD化となる。
文字通りコンプリート
シングルA面が全曲網羅ということで、シングルを一気に集めたいなら今作一択という非常に分かりやすい最上位盤。「会いたかった」「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」「フライングゲット」「恋するフォーチュンクッキー」辺りがたぶん実際の知名度が他の曲より高い代表曲になってくると思うけどそれらが一挙収録されているのも今作だけだ。全体通してやはり初期から成長、拡大していき、勢いを増していくDISC-1が圧巻。AKB48がAKB48だった時期でもあり、「大声ダイヤモンド」からSKE48の松井珠理奈が参加するようになるも当初は松井珠理奈と松井玲奈が入る程度。DISC-2以降になるとNMB48、HKT48も誕生し、徐々に姉妹グループからも何人も投入して埋まっていく上に、兼任・移籍でしっちゃかめっちゃかになりDISC-3中盤頃には完全にJPN48化。初期にはあちこちにあったソロパートがほぼ無くなり、しかも主要メンバーが年齢を重ねたためか全員で歌っていてもわちゃわちゃとした元気が溢れていたDISC-1の頃と異なり、終始固まったユニゾンになってしまう。桜・卒業ソング、水着・選挙ソング、秋の挑戦ソング、じゃんけんソングとルーティン化した楽曲云々よりも誰が歌っているのか完全に見えなくなってしまったという点も勢いが落ちたように感じる大きな理由かもしれないと改めて思った。あとDISC-1はまだリマスターで音に迫力が増していいなと思ったんだけど、DISC-2以降は煌びやかな音で隙間なく埋め尽くしたようなフォティフォティした(「いかにも48っぽい」の意)アレンジと大量ユニゾンによるびっしりとした質感の派手&派手&派手な音がひたすら全開で鳴り続ける音圧至上主義なマスタリングが過剰すぎるように感じた(全曲うるさいわけではなく「ラブラドール・レトリバー」なんかは使っている音色が全体に柔らかいせいかうるささが軽減される)。
2015 BEST ver.について
インディーズ時代の2シングルは当時録音されていたボーカルテイクを拾い直して再ミックスされている。再録音ではないがボーカルテイクが違う上に再ミックスされているので、ソロパートの雰囲気などオリジナルとは異なる。
新曲について
クリスマスソングとウィンターソングが並んでいるので、年末シングル用に用意していた曲が回ってきたのだろうか。季節限定なので量産されることがないせいかウィンターソングっぽさが漂うだけで他の新曲よりもよく聞こえる。
DVDについて
『AKB48グループメンバー エア握手会2015』
前々作『次の足跡』にも収録されていたらしい「エア握手会」の第2弾。握手会の会場で実際の握手対応をメンバーが行うという内容で、AKB48だけでなく、SKE,NMB,HKTどころかデビュー前のNGTまで全48グループメンバー1人1人の握手が研究生まで含めて全員分収録(握手会襲撃事件で握手会に参加できない入山杏奈は当然不参加)。このため2時間近い収録時間になっている。個人的にはAKB48のTeam
A,K,B,4辺りまでは何とか見れたし、AKB48がブレイクした頃に2010年頃に次世代とか若手と呼ばれアンダーガールズでよく見かけたものの、JPN化の犠牲になってここ数年めっきり見かけなくなっていたメンバーで今なお在籍しているメンバーたちがすっかりお姉さんになっていたのが見どころだったけどTeam
8以降は全員知らない顔になってしまい、以降は常時3倍速の早送り、SKE以降は知っているメンバー数名を見ただけで飛ばし見してしまい、全部見ていない。2時間延々握手対応を見続けるのはしんどいが、握手会の空気を疑似体験できるので、基本的に気に入った、気になっているメンバーだけ見るというのが無難だと思う。これは通し見できる分量じゃない。ただチャプター分けがチームごとにしかされていないので個別に見ようとするとひと手間かかる。あと小嶋陽菜だけ実際の対応と異なる場合があるという注意テロップが出るのは何故なのか。
『DECADE〜AKB48 10年の軌跡〜』
ナレーション進行の55分に及ぶヒストリー映像。結成から現在までの出来事をたっぷり振り返っていくという10周年にふさわしいドキュメントになっており、ブレイクまでの道のりや組閣、総選挙、姉妹グループ誕生、前田敦子以降の有名メンバーの卒業など大きなトピックはほぼ全部取り上げられている。しかし何故かじゃんけん大会だけが完全スルーされているのが謎だ。初代女王の内田眞由美は2015年10月にひっそり卒業してしまったが別に問題を起こしたわけではない。以前も歴代センターがたすき掛けしていく「希望的リフレイン」MVで卒業メンバーでさえ特別出演したのに内田1人だけハブられているなどとにかく冷遇されていたが、1年前のMVで歴代センターという括りから除外し、10年の軌跡と題された映像からも内田をハブるって内田を黒歴史みたいにすることに運営側が強いこだわりでもあんの?AKB48は次々と新しいイベントを企画していったというスタイルで進行するこの映像においてその1つであるじゃんけんで選抜を決めるじゃんけん大会が触れられないのは明らかに不自然。この2010年末付近は9期生の横山の昇格や初代チーム4メンバーの昇格という他では取り扱っていない単なる「研究生の正規昇格」を取り扱っていて優先順位も何だかおかしい。横山が次の総監督だから、島崎遥香も9期であるという理由でもまだ弱い気がする。じゃんけんが触れられないので(篠田卒業の流れで「上からマリコ」のライブ映像は出る)、終盤の「僕たちは戦わない」が島崎遥香の初センター扱いされていたりもするし…。あとはさすがに発端がスキャンダルであることは触れるわけにはいかないようで、組閣での移籍はふれているのにスキャンダルによる単身人事だった指原の移籍に触れないままに指原の実質初登場が総選挙1位の時になっている流れも少し妙な感じはあった(いきなりHKT48専属になっているので…)。もちろんここ数年ではむしろ総選挙よりインパクトを残した伝説の峯坊主も華麗にスルーされている。良くできたヒストリー映像だとは思ったけどじゃんけんの扱いだけどうもしっくりこなかった。
冊子『43曲の軌跡』について
前半は超選抜メンバー(JPN選抜)の写真。後半は楽曲の簡単な解説、O社初動記録、何か更新した場合はその記録、井上ヨシマサの楽曲の場合は井上ヨシマサ、それ以外はディレクター田中博信によるコメント、現役JPN48メンバー2人のコメントが1曲ごとに記載されている。O社記録関連は後半になるほど初動記録更新!連続ミリオン記録云々!総売上歴代云々とか毎回のように書いてあって段々辟易としてくるが、井上ヨシマサと田中博信のコメントがこの冊子のメインであり、井上ヨシマサの場合は楽曲制作について、田中博信の場合はレコーディングについてのエピソードが書かれていて面白い。メンバーコメントは曲に参加していない若手が当時のリスナー目線で語っていたり、劇場で先輩のアンダーで歌ったとか(初期の曲は劇場公演に含まれているものが多いので若手でも劇場公演で歌っているメンバーが多い)ばかりで、当時の思い出話がほとんどないのが残念。卒業生にコメントしてもらうとか参加メンバーに限定しなかったのは、そうしてしまうとリアルに現役のAKB48メンバーが今作にチーム曲以外全く参加しない状態(『MILLION
SINGLES』のみの参加)になってしまうせいだろうか…。
印象度★★★★☆