Paint it,BLUE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Paint it, BLUE-overture- | 荒幡亮平 | Instrumental | ||
2 | Fluegel | 塩野海 | 塩野海 | 塩野海 | |
3 | Defiance | TOMO | 中野ゆう | 中野ゆう | 7thシングル 最高9位 売上0.9万枚 |
4 | Catharsis | 上坂梨紗 | NA.ZU.NA | ArmySlick | |
5 | Queen no' cry | 森村メラ | アッシュ井上 | アッシュ井上 | |
6 | VIPER | 塩野海 | 塩野海 | 塩野海 | 8thシングル 最高11位 売上1.1万枚 |
7 | 火花 | 雨宮天 | 雨宮天 | 荒幡亮平 | |
8 | Next Dimension | 大森祥子 | Saku | Saku | |
9 | PARADOX | 藤原優樹 | トミタカズキ | トミタカズキ | 10thシングル 最高7位 売上1.2万枚 |
10 | Song for | 塩野海 | 塩野海 | 塩野海 | 7thシングルC/W |
11 | 蒼天のシンフォニア | アッシュ井上・ しらゆき美優 |
アッシュ井上 | アッシュ井上 | |
12 | Regeneration | KOUTAPAI | saku | saku | 9thシングル 最高13位 売上0.8万枚 |
13 | 雨の糸 | 上坂梨紗 | Franz Liszt・ 川崎里実 |
家原正樹 | クラシックの改変カバー(原曲はFranz Liszt「愛の夢」) |
リリースデータ
2020年9月2日 | 初登場7位 | 売上0.9万枚 | Producer:篠原廣人 Sound Produced by 角田崇徳 |
ミュージックレイン |
雨宮天3rdアルバム。2年2ヶ月ぶりのアルバム。前作以降の4シングルを収録。前2作ではC/Wまで全曲収録されていたが、今作ではC/Wは「Song for」のみ収録され、8thC/W「メリーゴーランド」、9thC/W「VESTIGE」、10thC/W「一番星」は未収録となった。「火花」では初の本人作詞作曲を担当している。順位こそ変わらなかったものの2作連続1.3万枚から初の1万割れとやや低調な売上となった。
完全生産限定盤は68分に及ぶドキュメント映像「5年間を振り返って」収録DVD付。
初回生産限定盤はリード曲「Queen no' cry」MVとジャケット&MV撮影メイキング「Visual
Making of Paint it, BLUE」を収録したBlu-ray付。
通常盤はCDのみ。
これまでよりも作風が幅広くなり、様々な色を楽しめるが、BLUEこだわりは続いているため最終的にはなんとなく統一感もある。前作で特に大連発していた"世界"系のスケールの大きないわゆるいつも空や大地切り裂いてそうな王道ナンバーも存分にあるが、今回はかわいいに特化した「PARADOX」があるため、ここに至るまでの曲がポップ路線になっていて「PARADOX」だけが著しく浮かないように工夫されていたり、「VIPER」で全開にしたセクシー系の声で歌う大人っぽいナンバーやジャズっぽいナンバーもある。シングルで色々やっていたがこれがアルバムの新曲にも影響していて、シングル曲だけが異色にならないようにシングルでやった方向性は新曲でも生かすみたいな方針になっているのが良かった。今のところ連続で最高傑作を更新し続けているように思う。先輩スフィア勢は大体この辺り(3rd前後)で概ね方向性が完成してソロシンガーとして上がりを迎えてしまった感があったが、TrySail勢はどうなるだろうか。今作では初の作詞作曲(「火花」)もあるし(しかもやけに大人っぽい生バンドのアンサンブルを生かしたジャズ系で新鮮)、声優らしい声色の使い分けで曲幅も出ていてまだまだ進化が期待できそうではあるが、ミュージックレインの新しい声優がユニット組んでデビューとかなったらやはりアラサー前後も重なって徐々に停滞していきそうだしなぁ…。
基本的に全曲ロックバンド系のサウンドになっているものの実態は生ドラムは5,7,8,11だけ。しかしアレンジャー1人オケ制作は回避していてベースやギターはちゃんと別に呼んでいたり、管弦も○○ストリングスという形で表記されているのは「Regeneration」1曲だけだが随所で楽器単位で管弦奏者を招いていたり、「Queen no' cry」のベースがLINDBERG川添智久、「VIPER」のテナーサックスがTRI4TH藤田淳之介、「火花」のベースがWEAVER奥野翔太、「Next Dimension」のドラムがGacharic Spinはな…とスタジオミュージシャン以外に別バンドからのゲストプレイヤーも散見され、終始生音で固められないにしてもかなりやりくりしてこだわっている感じはする。
印象度★★★★☆
2020.11.28更新