雨宮天作品集1-導火線-
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | TRIGGER | 雨宮天 | 雨宮天 | 塩野海 | 2/22先行配信 |
2 | 都会逃避行 | 雨宮天 | 雨宮天 | 家原正樹 | |
3 | 初紅葉 | 雨宮天 | 雨宮天 | 上杉洋史 | |
4 | マリアに乾杯 | 雨宮天 | 雨宮天 | 石井浩平 | |
5 | ぽつり、愛 | 雨宮天 | 雨宮天 | 鳥山雄司 |
リリースデータ
2023年3月22日 | 初登場13位 | 売上0.5万枚 | ミュージックレイン |
雨宮天1stEP。全曲自身で作詞作曲した新曲5曲を収録。作曲は当初から時折行っていたが全作自作は初となる。2月22日に「TRIGGER」が先行配信されていた。コンセプトに関係が無いためベスト以降に発売されていたシングル「Love-Evidence」は未収録。初回盤は「TRIGGER」MVと今作のTV SPOT15秒、30秒を収録したDVD付。普段のシングル初回盤と同じフォーマットになっている。
これまでの自作でも歌謡寄りだったり2021年の歌謡曲カバーアルバムでは趣味を全開にしてのカバーとなっていたが、今回ついに自作で歌謡曲アルバム。「初紅葉」では演歌の領域にまで突っ込んでいて、徹底ぶりが凄い。ここまで振り切れるのは何を出そうと一定の売上は見込める(と同時に一定以上広がる事も至難)声優シンガーゆえとも言えるが、外堀はしっかり埋めてきていて「音楽で彩るリサイタル」という歌謡曲カバーをやる企画ライブで反応も良かったという結果もちゃんと出して積み重ねている。ただインタビューによれば担当A&Rが理解ある人だったのも大きかったらしいが、担当を離れてしまったらしい。次も理解ある人だといいのだが…。
歌謡曲っぽさを色濃くするのにはアレンジャーが奮闘するにしてもなんちゃってレベルではない深い造詣と豊かな音楽知識が無ければここまでの自作はできない。鼻歌レベルでなんとなく作れる程度ではない事は嬉々として語っているインタビューからも読み取れる。好みはともかくどの曲も濃厚で完成度は高いし、独自の路線を歩んでいく事になりそう。しかしいくらなんでも今作はあまりに濃厚歌謡すぎてそんなに好みではないのが正直なところでもある。
印象度★★★☆☆
2023.4.29更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。