INFINITY EIGHTEEN Vol.2
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | undo | 小室哲哉 | 小室哲哉 | Instrumental | |
2 | Let me talk about my history one more time (featuring Infamous Syndicate) |
前田たかひろ | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
3 | Infinity 18 Vol.2 | 前田たかひろ | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
4 | I really wanna tell | 小室哲哉& 前田たかひろ |
小室哲哉 | 小室哲哉 | 11thシングルC/W |
5 | THANK YOU 4 EVERYDAY EVERYBODY | 小室哲哉, 前田たかひろ &Ami |
小室哲哉 | 小室哲哉 | 11thシングル 最高1位 売上23.4万枚 |
6 | GOOD NIGHT MR.GUITAR | 前田たかひろ | 小室哲哉& 久保こーじ |
小室哲哉& 久保こーじ |
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7 | DRIVE ME CRAZY | 前田たかひろ | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
8 | Down Beat | 小室みつ子 | 小室哲哉& 久保こーじ |
小室哲哉& 久保こーじ |
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9 | Make a Move | 小室みつ子 | 小室哲哉& 久保こーじ |
小室哲哉& 久保こーじ |
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10 | Please stay tuned (featuring Infamous Syndicate) |
前田たかひろ | 小室哲哉& 久保こーじ |
小室哲哉& 久保こーじ |
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11 | STEP | 前田たかひろ | 小室哲哉 | 小室哲哉 | |
12 | 289 | 小室哲哉 | 小室哲哉 | Instrumental |
Rap詞:Rashawnna Guy,Lateefa Harland(2,10)、CUE ZERO(4)
リリースデータ
2000年4月26日 | 初登場2位 | 売上42.7万枚 | PRODUCED BY 小室哲哉 | TRUE KiSS DiSC(ソニー) |
鈴木あみ3rdアルバム。前作から2ヶ月でのリリースで前作とは連番になっている。前作は『infinity eighteen vol.1』と全て小文字表記だったのが今作では大文字表記になっているが理由は不明。前作と今作の間にシングルは1作出たのみで表題曲、C/Wが2曲とも収録された。半ベスト的だった前2作から一転してシングルが1作のみだったのと前作から2ヶ月しか経過していないのが響いてミリオンを記録した前作から一転して半減以上の大幅ダウンとなり、ハロープロジェクトのオムニバス盤『プッチベスト〜黄青あか〜』に及ばず2位となった。初回盤はサングラス姿の鈴木あみの顔のドアップがプリントされた金色の袋入りという特殊パッケージ仕様だった。
結果的に小室プロデュース時代最後のオリジナルアルバムとなり、今作以降9月にシングル「Reality/Dancin' in Hip-Hop」を最後に親が事務所と契約問題で揉めた事による活動停止状態となり、小室プロデュースからも離れた。復帰後は本名表記の「鈴木亜美」に改名した。前2作と異なり今作は名盤復刻シリーズに選出されなかったため、あみ時代3枚のオリジナルアルバムで今作だけリマスター盤が発売されていない。
一応続編という事になっているが…小室哲哉が趣味を全開にしたような謎曲ばかりが並ぶ謎盤。華原朋美のアレはもっと怪盤たる確固たる意志が感じられたが今作はただ謎である。これもまた怪盤といえるのかもしれないが…。明るいのは「THANK YOU 4 EVERYDAY EVERYBODY」だけだが、異様に不安定にしか歌えないメロディー構成や歌詞が変だったり不気味な部分が大きい。それ以外の曲は延々トラック重視だったり、ラッパーがやたら出てきたり、肝心のあみのボーカルメロディーに全く抑揚が無かったり、加工(オートチューン)施しまくったりで、主役のはずの鈴木あみがなんかただ適当に歌わされているだけのような状態。『SA』でアルバム曲を全部部下に投げてしまった時と違って今作では全曲自ら作編曲に関与する気合の入りようだが、それはそれで大いなる実験場にしてしまったような。
前作が結果的に小室最後のミリオンアルバムとなり、今作におけるこの全くヒット曲を書こうという気が感じられない楽曲群…結果的にこれはTKブーム終焉を象徴する連作になってしまったけど、本当に何がしたかったのか。オートチューンにハマっていたのは唯一確かな事だと思うんだけど、トラック重視のクールな楽曲がJ-POPの主流になると本気で思っていたのか、自分が作り上げたJ-POPに嫌気が差した反動で非売れ線に走っていったのか、単純にヒット曲が書けなくなってしまったのでトラック重視に走ったのか…。
鈴木あみのアイドル的人気だけでも、もう1,2年は一定のヒットは出せたと思うんだけど、今作のような作品に巻き込まれた挙句に契約トラブルにまで巻き込まれてあっという間にヒットシーンから消えざるを得なかったのはかわいそうだったなと改めて思う。
印象度★★☆☆☆
2018.4.4更新