安全地帯TRemember to Remember
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ラスベガス・タイフーン | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 3rdシングル(カット) 100位圏外 |
2 | ラン・オブ・ラック | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
3 | エイジ | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 3rdシングルC/W(カット) |
4 | イリュージョン | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
5 | サイレント・シーン | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
6 | オン・マイ・ウェイ | 松尾由紀夫、 清水宗己、 パトリック・ナプクム |
玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | 2ndシングル 100位圏外 |
7 | ビッグ・ジョーク | 小椋佳、 リンダ・ヘンリック |
玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
8 | リターン・トゥ・フォーエバー | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
9 | 冬CITY-1 | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
10 | エンドレス | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 | |
11 | アイ・ニード・ユー | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 安全地帯、星勝 |
リリースデータ
1983年1月25日(LP) 1983年1月25日(CT) 1984年6月1日(CD) 1990年7月25日(CD再発) 1990年9月25日(再発) 1992年11月21日(再発) 2007年3月7日(再発) 2010年3月3日(SHM-CD) 2017年11月22日(紙ジャケSHM-CD) |
最高26位 最高22位 - - - - - - - |
売上5.3万枚 売上5.4万枚 - - - - - - - |
Producer:星勝 | キティレコード キティレコード キティレコード キティレコード キティレコード キティレコード ユニバーサル ユニバーサル ユニバーサル |
メンバー
Vocal,Percussion | 玉置浩二 |
Guitar | 矢萩渉 |
Guitar,Chorus | 武沢豊 |
Bass,Chorus | 六土開正 |
Drums,Percussion | 田中裕二 |
安全地帯1stアルバム。当時は「安全地帯T」の表記は無く、公式のディスコグラフィーでも「リメンバー・トゥ・リメンバー」というタイトルで表記されていた。96年のBOX『メモリアル・コレクション』にて「安全地帯T」のタイトルが加えられて以降は単独の再発盤でも帯部分に「安全地帯T」という表記を加えている。82年2月にシングル「萠黄色のスナップ」でデビュー。この時のドラマーは大平市治だったがまもなく脱退し、78年に脱退していた田中裕二が再加入してメンバー5名が固定した。デビュー前年の81年には井上陽水のバックバンドに起用されツアーにも帯同しており、この縁もあってこれ以降のいくつかのシングルで井上陽水が作詞を担当したり、共演したりもしている。「萠黄色のスナップ」は未収録で2ndシングル「オン・マイ・ウェイ」のみが収録された。4月には「ラスベガス・タイフーン」が3rdシングルとしてシングルカットされ、C/Wには「エイジ」が同じくシングルカットされた。当時はレコード、カセットでリリースされ、シングルでは記録が残っていなかったが今作のチャートイン記録は残っている。90年代以降何度も再発されているが単独発売においては1度もリマスターされていない模様。2017年にはソニーとも協力して14枚のオリジナルアルバムが一斉に紙ジャケSHM-CD再発されているが、この際も「オリジナルマスター使用」とされている。
全曲を玉置浩二が作曲し、既に星勝がプロデューサーとしてついているものの、作詞に松井五郎が入る前なので歌詞の雰囲気が今作だけ異なり、また売れる前の唯一のアルバム。ブックレットに掲載されているメンバーは田舎のモハモハした髪型のロックバンドやってる青年たち(勝手なイメージ)といった風貌だが、この後「ワインレッドの心」で大ブレイクする頃にはすっかり洗練された都会的(当時)なビジュアルに変貌。一般的にそっちのイメージが強く、TVで懐かし映像が流れてもそっちのスタイルなので今作のメンバー写真は正直誰?状態だ。玉置浩二なんてカーリーヘアだし…。
後の代表曲に比較的メロディアスな曲が多く、今作もミディアムな曲は多いがややベクトルが異なり、硬派でロック色が強め。デビューシングルが未収録なのは今作とも方向性が違ったせいだろうけど、今作も2nd以降とは異なる。この後に一気に才能が開花したんだなぁ…という感じで正直今作はパッとしない印象ではある。しかし20代半ばにしては妙に大人びた雰囲気が全開で初々しさはあまりないし、井上陽水のバックバンドをやっていたので井上陽水の影響をかなり受けて背伸びもちょっとしていたのかなとも思う。
印象度★★★☆☆
2016.7.1更新