安全地帯]W〜The Saltmoderate Show〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 根尻七五三アワー「The Saltmoderate Showのテーマ」 演奏:根尻七五三とノース・パンプキン楽団 |
玉置浩二・toshi808 | 安全地帯 | 番組風のオープニング司会進行 | |
2 | 愛を鳴らせ | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 | |
3 | よかった | 玉置浩二 | 武沢侑昴 | 安全地帯 | |
4 | 盾 | 玉置浩二 | 矢萩渉 | 安全地帯 | |
5 | ソルトモ・ジングル〜モーニング | 玉置浩二 | 安全地帯 | 番組ジングル | |
6 | 半端そうにYes | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 | |
7 | ミステリー | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 | |
8 | ただいま…おかえり | 玉置浩二 | 六土開正 | 安全地帯 | |
9 | 希望の光 | 玉置浩二 | 田中裕二・矢萩渉・玉置浩二 | 安全地帯 | |
10 | 〜笑って〜 | 玉置浩二 | 武沢侑昴・矢萩渉・玉置浩二 | 安全地帯 | |
11 | パンチ∞トンチ | 玉置浩二 | 玉置浩二・矢萩渉 | 安全地帯 | |
12 | ソルトモ・ジングル〜イブニング | 玉置浩二 | 安全地帯 | 番組ジングル | |
13 | 海路 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 | |
14 | 根尻七五三アワー「The Saltmoderate Show お別れのテーマ」 | 玉置浩二 | 安全地帯 | 番組風のエンディング司会進行 | |
15 | 忘れじの君の面影 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 |
Basic Tracks Arranged by 矢萩渉/武沢侑昴/トオミヨウ(13)/toshi808(1,14)
リリースデータ
2013年3月6日 2017年11月22日(紙ジャケBlu-spec CD2) |
初登場38位 | 売上0.6万枚 | Produced by 玉置浩二 | SALTMODERATE |
メンバー
Vocal | 玉置浩二 |
Guitars | 矢萩渉 |
Guitars | 武沢侑昴 |
Bass,Piano | 六土開正 |
Drums | 田中裕二 |
安全地帯14thアルバム。自主レーベル移行後は初のオリジナルアルバム。先行シングルはリリースされず全曲新曲となる。玉置浩二が扮する根尻七五三(七五三で「しめぞう」)が進行するショー仕立ての構成となっており、OPとED、番組ジングルの演出が入っている。しかしそれ以外の部分では司会進行は入らず、普通に曲が収録されている。メンバー全員が作曲に関与しており、これは14作目にして初となる。順位は自主レーベル第1弾だった前作『The Ballad House』を下回ったが、売上では上回っている。2017年には全オリジナルアルバム14作が紙ジャケットコレクションとして再発されている。高音質のSHM-CD、Blu-spec CD2で発売されたがリマスターは施されていない。
ジングルや番組風演出を除いても各曲がシンプルな長さに仕上がっているので、総尺は46分程度。意外に短い作品だ。ショー仕立ての演出はジャケットやブックレットで特に全開になっており、ブックレットには歌詞部分に漏れなく様々なポーズを取った根尻七五三が写っているというハイテンションっぷり。CD冒頭のOP演出もザ・昭和の歌謡番組といった感じで、演出が演出だけに恐ろしく時代を感じる。当時を体験している人であれば懐かしいのかもしれないが…アルバムを手に取るのも躊躇するようなあまり良くないインパクトがある。"いらっしゃぁい!"を連呼しながら登場し、"俺に惚れるなよっ!"(ブックレット序盤にもでかく表記)と普段より高い声で決め台詞を言う玉置浩二もとい根尻七五三。1トラック目の時点で相当にふざけたアルバムになる予感が漂ったが、間髪を入れずに曲が始まると物凄く真面目かつシングル級に良質なポップソングが3連発される。これには驚いた。明らかにそういう前フリじゃなかっただろっていう。1回目のジングルを挟んで以降は様々な曲調が入ってきて今までのオリジナルアルバムで見せていたようなシングルA面とは異なる、B面的な要素を持った曲が並んでいる。これがまた多彩で飽きず、聞くほどに味がある。一方で根尻七五三のノリでふざけている曲は無く、ジャケットやブックレットから醸し出される昭和歌謡っぽい古いノリの曲も無い。見事なまでに現代の作品。復帰以降の作品では先に出ているシングルとアルバム曲で作風の差がけっこう大きかったので予想と違う印象のアルバムが続いていた。今回はその逆。期待していなかったらずっと正統派の名作アルバムで驚いた。今までみたいに強いシングル曲が無いのもプラスに作用している。しかも今回はどうしてもバックバンド感の強かったメンバーが全員作曲に参加(ギターの2人なんかはずっとベーシックアレンジを担当しているし、かなりの実力者だと思うんだけど天才玉置浩二の前ではどうしても存在感が控えめになるのは仕方ない)。改めてサウンド面でも安全地帯がバンドである事をシンプルなバンドサウンドの中に感じる事が出来た。復帰以降では最も聞きやすく、個人的には最高傑作。
印象度★★★★☆