安全地帯[〜太陽

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 1991年からの警告 松井五郎 玉置浩二  
2 太陽 松井五郎 玉置浩二  
3 花咲く丘 松井五郎 玉置浩二  
4 いつも君のそばに 松井五郎 玉置浩二 21stシングル 最高16位 売上9.1万枚
5 俺はどこか狂っているのかもしれない 松井五郎 玉置浩二 21stシングルC/W
6 SEK'K'EN=GO 松井五郎 玉置浩二  
7 エネルギー 松井五郎 玉置浩二  
8 ジョンがくれたGUITAR 松井五郎 玉置浩二  
9 朝の陽ざしに君がいて 松井五郎 玉置浩二  
10 黄昏はまだ遠く 松井五郎 玉置浩二  

Strings Arrangement:星勝

リリースデータ

1991年12月11日
2007年3月7日(再発)
2010年3月3日(SHM-CD)
2017年11月22日(紙ジャケSHM-CD)
2022年11月3日(LP)
初登場7位
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売上16.4万枚
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Produced by 金子章平 キティレコード
ユニバーサル
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メンバー

Vocals&A.Guitar 玉置浩二
Guitars 矢萩渉
Guitars 武沢豊
Drums 田中裕二
Bass&Piano 六土開正

安全地帯8thアルバム。11月にリリースされた先行シングル「いつも君のそばに」とC/W「俺はどこか狂っているのかもしれない」を収録。今作は当時新たに開発されたE・T(EXTRA TONE)システムでミックスダウンが行われた。これは7、80年代にオカルト・UFO系のディレクターとして知られていた矢追純一が設立したIMAGEX社が発明した"画期的な録音システム"ということだったが、ほどなく会社ごと消滅しており、技術が受け継がれたという話も特に残っていない。一応効果は音のクリアネスと各音のセパレーションが抜群、演奏現場にいるかのような臨場感、身体に直接響いてくる重低音を体感できるのが特徴とされていた。13年の「笑っていいとも」のテレフォンショッキング内で玉置浩二が直前のコーナーに矢追が出演していたことからこの時の事に触れて「えらい金かかった」と振り返ったらしい。前作より売上を下げたが今作が現在最後の10万枚以上のヒット作となっている。この1年後の92年12月にシングル「あの頃へ」、93年2月に「ひとりぼっちのエール」をリリースしたが、これ以降は完全にソロ活動へ移行し、安全地帯の活動は停止した。このためオリジナルアルバムとしては休止前及びキティでの最後の作品となった。また92年の再発では最新作だった今作は含まれなかった。2017年には全オリジナルアルバム14作が紙ジャケットコレクションとして再発されている。高音質のSHM-CD、Blu-spec CD2で発売されたがリマスターは施されていない。2022年11月3日には当時レコードで発売されていなかった安全地帯5作と玉置浩二4作が初アナログ化で一斉発売された。

タイトルは「太陽」だがジャケットが白黒で暗い。内容も明るかったりギラギラしているわけではなく、いきなりシリアスで社会派な楽曲で幕を開ける。続く表題曲「太陽」はドンドコ原住民テイスト(?)で新たな一面を見せる。全体にチャレンジングというわけではないが、変わっていこうとする攻めの意識が強く感じられ、都会的だったこれまでから一転して大自然を感じさせるようなアルバムだ。「SEK'K'EN=GO」のワケの分からなさなどは後のソロ活動や現在にも通じる部分があるような…。正直ヒットを出すというところからはやや距離を置いてしまったように思うし、色々やっていて面白い事は面白いんだけどキラーチューン不在な感じでどこへ向かおうとしていたのかもよく分からない。活動が長期休止になったということは安全地帯という枠の中で玉置浩二がやりたいことをやるのは既に限界だったのか…。

B075NXR99H2017年紙ジャケSHM-CD盤  B000MQ50C007年盤  B0B9MF74VNLP

印象度★★★☆☆

2016.9.1更新

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