安全地帯 “完全復活”
コンサートツアー2010
Special at 日本武道館〜Starts & Hits〜「またね…。」
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | じれったい | 松井五郎 | 玉置浩二 | 15thシングル |
2 | 熱視線 | 松井五郎 | 玉置浩二 | 8thシングル |
3 | 好きさ | 松井五郎 | 玉置浩二 | 14thシングル |
4 | プルシアンブルーの肖像 | 松井五郎 | 玉置浩二 | 11thシングル |
5 | 銀色のピストル | 松井五郎 | 玉置浩二 | 5thアルバム『安全地帯X』収録曲 |
6 | マスカレード | 松井五郎 | 玉置浩二 | 6thシングル |
7 | 真夜中すぎの恋 | 井上陽水 | 玉置浩二 | 5thシングル |
8 | 月に濡れたふたり | 松井五郎 | 玉置浩二 | 17thシングル |
9 | 蒼いバラ | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 27thシングル |
アコースティック・メドレー(10〜17) | ||||
10 | ワインレッドの心 | 井上陽水 | 玉置浩二 | 4thシングル |
11 | 恋の予感 | 井上陽水 | 玉置浩二 | 7thシングル |
12 | 碧い瞳のエリス | 松井五郎 | 玉置浩二 | 10thシングル |
13 | Friend | 松井五郎 | 玉置浩二 | 13thシングル |
14 | 夏の終りのハーモニー | 井上陽水 | 玉置浩二 | 12thシングル |
15 | To me | 松井五郎 | 玉置浩二 | 5thアルバム『安全地帯X』収録曲 |
16 | ほゝえみ | 松井五郎 | 玉置浩二 | 5thアルバム『安全地帯X』収録曲 |
17 | かあさんの歌〜 あの頃へ |
窪田聡 松井五郎 |
窪田聡 玉置浩二 |
カバー 22nシングル |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | Lonely Far | 松井五郎 | 玉置浩二 | 7thアルバム『安全地帯Z〜夢の都』収録曲 |
2 | どーだい | 松井五郎 | 玉置浩二 | 5thアルバム『安全地帯X』収録曲 |
3 | We're alive | 松尾由紀夫 | 玉置浩二 | 4thシングルC/W |
4 | 夢になれ | 松井五郎 | 玉置浩二 | 5thアルバム『安全地帯X』収録曲 |
5 | 雨 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 11thアルバム『安全地帯]T☆Starts☆「またね…。」』収録曲 |
6 | オレンジ | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 28thシングル |
7 | ひとりぼっちのエール | 須藤晃 | 玉置浩二 | 23rdシングル |
8 | I Love Youからはじめよう | 松井五郎 | 玉置浩二 | 18thシングル |
9 | 悲しみにさようなら | 松井五郎 | 玉置浩二 | 9thシングル |
リリースデータ
2010年12月8日 | 初登場94位 | 売上0.2万枚 | Producer:安全地帯/末崎正展 | ユニバーサル |
メンバー
Vocal | 玉置浩二 |
Guitars | 矢萩渉 |
Guitars | 武沢侑昴 |
Bass | 六土開正 |
Drums | 田中裕二 |
安全地帯5thライブアルバム。590年代の最初の休止の時点でも特にラストライブと銘打ったライブはやらずに休止に突入しており、作品として残されていない。02,03年の復活時も映像でも残されていない。玉置浩二のソロ作品では05年、06年、07年のツアーをそれぞれCDとDVDでリリースしているが安全地帯としては05年発売の前ライブアルバムにおける88年のライブ以来の商品化。7月から完全復活ツアーが全国各地で行われ、最終公演となった日本武道館10月5日、6日の様子を収録としている。2日間のうちどちらが収録されているのかは特に明かされていない。22日には同じ収録曲でDVDとしても発売されている。CDと同じ日のものなのかは不明だがDVDの方はCDでカットされているMCも収録されているようだ。スタッフクレジットには「Naijo no Co:玉置典子」という記載がある(ツアーに寄り添った玉置浩二の新たな妻となった青田典子のこと)。また公式サイトでは「Start」になっているが、本来の作品名は「Starts」であり、作品にもそう記載されているので公式サイトが誤植していると思われる。
構成は「Hits」でセルフカバーした全曲に加えて往年のヒットシングル中心で、アルバム曲は1曲以外5thアルバムからとなっている。新作としてリリースしたアルバム「Starts」からはシングル含めて3曲のみ。完全復活ということで往年のヒット曲が多くなるのは仕方ないにしても、タイトル曲である「またね…。」もやらないって…。これはあまりに昔の曲に偏り過ぎではないか。それでいて「ワインレッドの心」と「恋の予感」はアコースティックメドレーの組み込んでしまったりするのは残念。
ファンの間では喉の調子が良くないとされており、あまり評判は良くなかった公演で、ツアーの間も玉置と青田の2ショットや異様なテンションの玉置の姿、ライブの途中で玉置がトラブルを起こしてメンバーも演奏を止めてステージを降りてしまいライブが中止になるなどワイドショーレベルでも色々騒がれたツアーだった。そのためとりあえず無事に最終公演を迎えられたというだけでも感慨深いものはあったかもしれないが、今作での玉置浩二は終盤でメンバー、スタッフ、ファンへ絶叫しながら感謝を示すなどテンションは高い。冒頭からシャウト全開で随所で叫びまくり、終始力強く歌い上げている。パワフルといえば聞こえはいいが、悪く言えばガラガラで雑である。絶叫しまくるほど喉が調子いいというわけではないようで、ためにためてメロディーをわざと遅らせて歌っている箇所やパッション全開の叫び声を入れる箇所が非常に多く、本来のメロディーが完全に崩れてしまっているような部分も多い。「Hits」で再録音した時点では普通に歌っていた曲及び2010年リリースとなる3曲でさえ、早くもそんな感じである。なので声がガラガラになっていて叫ぶことはできるが丁寧に歌うことが出来ない状態だったのか、テンションが上がりすぎて衝動のままに枷を外して歌った結果がこれなのか。とにかくパワフルで勢いがあるのでその点では圧巻だし、特にロックな曲での盛り上がりは完全復活を印象付けるだけの勢いはある。ただテンションの高さは行き過ぎてしまったように感じられるし、ソロ含めた歴代のライブアルバムに比べるとあまりに歌を崩し過ぎているので過去のイメージで聞かない方がいいかもしれない。
印象度★★★☆☆