ミズカネ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 低迷宮の月 | 藤森真一 | 藤森真一 | |
2 | ラストソング | 佐々木健太 | 佐々木健太 | |
3 | オレンジテトラポット | 佐々木健太 | 藤森真一 | |
4 | ポルツ | 佐々木健太 | 佐々木健太 | |
5 | おいしいパン食べたい | 佐々木健太 | 佐々木健太 | |
6 | グッドパエリア | 佐々木健太 | 佐々木健太 | |
7 | 氷に似た感応 | 佐々木健太 | 佐々木健太 | |
8 | 創造的進化 | 佐々木健太 | 佐々木健太、 藤森真一、渡辺拓郎 |
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9 | マザー | 佐々木健太 | 佐々木健太 | 8thシングル 最高28位 売上0.6万枚 |
10 | 伝言 | 藤森真一 | 藤森真一 | 10thシングル 最高21位 売上0.5万枚 |
11 | 沈黙(月まで響くような彼らの幻灯) | 佐々木健太 | 佐々木健太 | 9thシングルC/W「沈黙」アルバムバージョン |
12 | 名前の無い色 | 藤森真一 | 藤森真一 | 9thシングル 最高32位 売上0.5万枚 |
13 | いわし雲 | 佐々木健太 | 佐々木健太 |
Strings Arranged by 時乗浩一郎(10,11)、横山裕章(10)、藤森真一(10)
※シングル200位以内データ
No | タイトル | 備考 |
1 | 鞄の中、心の中 | 1stアルバム『ヒロシゲブルー』収録曲 |
2 | ウズラ | 1stシングル |
3 | 瞼の裏には | 2ndアルバム『ソーダ』収録曲 |
4 | スプーン | 2ndシングル |
5 | 桜の足あと | 3rdシングル |
6 | ジムノペディック | 3rdアルバム『ハナミドリ』収録曲 |
7 | ハローグッバイ | 4thシングル |
8 | コイントス | 5thシングル |
9 | 空を作りたくなかった | 6thシングル |
10 | 言葉の森 | 7thシングル |
11 | マザー | 8thシングル |
12 | 名前の無い色 | 9thシングル |
13 | 伝言 | 10thシングル |
リリースデータ
2010年2月17日 | 初登場10位 | 売上1.3万枚 | Produced by 藍坊主 | TOY'S FACTORY |
メンバー
Vocal,Chorus,Acoustic Guitar&Programming | hozzy |
Electric Guitar,Acoustic Guitar,Chorus&Programming | 田中ユウイチ |
Bass,Chorus&Programming | 藤森真一 |
Drums,Chorus,Piano(8)&Fender Rhodes(5) | 渡辺拓郎 |
藍坊主5thアルバム。シングル3曲とC/W1曲を収録。このC/Wは副題が加えられリアレンジされている。初回盤はメジャーデビュー以降のPVを網羅した1stPV集DVD付属となっている。PVはこれまでシングル、アルバムのエンハンスドCDとして毎回収録されてきており、「伝言」「ジムノペディック」の2曲のみが完全初商品化となるものの、全曲が初DVD化となる。前作同様に通常盤はエンハンスドCD仕様でアルバムのレコーディングノートが収録されている。
今回はゆったりした曲調で始まり、シングル曲が後半に固められている、藤森曲が少なく大半が佐々木曲といった今までとの違いがある。圧倒的なメロや歌詞で聞かせる曲は多いものの、全てがそうではなく、中盤過ぎにはかなり実験的で意味不明な曲もある。だがこれらもかなり凝った演奏で意外と何度か聞いていると引きずり込まれてしまうものがある。シングルも登場する終盤は歌詞、メロディー共に聞かせる名曲が連発されて圧巻。「伝言」は本当にここまで来たから書けた説得力のある曲だと思うし、「僕らの青春は終わらないぜ」と宣言するラストの「いわし雲」も青春そのものを歌っていた初期とは違う頼もしさがある。バンドが確かに成長し続けてきたことを感じる傑作である。
初回盤のPV集もなかなか変化が見えて面白い。初期はけっこうネタに走ったようなコミカルなPVも登場する。「ウズラ」はNHK教育番組のパロディで阿藤快が「あとうかいかい」としてヒヨコの着ぐるみで登場。バンドの周囲でキッズダンサーたちと一緒にダンスするのだが、1人だけ踊れておらず常に1テンポ遅れたり、単に跳ねるだけでごまかしたりしている。「スプーン」では母父姉弟の4人家族が次々にキレてアクションを繰り広げるのでせっかくの名曲で何やってんだ!?と驚くもオチはちゃんと曲に合っている。「ジムノペディック」まではメンバーも短髪で演奏以外の事もやっていたりするが、一転して「ハローグッバイ」以降はhozzyがモハモハの長髪に変貌。さわやかで親しみやすい青年達というイメージから、やや近寄りがたいいかにも硬派なロックバンドっぽい風貌となり、演奏シーン主体のカッコいい映像に方針転換する。楽曲自体がこの時期に大きく変わったわけではないので意図的にイメージチェンジしたようだが、単に演奏しているだけでなく、人海戦術で分裂しまくったり、未確認飛行物体が飛んでたり、メンバー以外の出演者による曲のイメージに合わせたような映像が展開したりと、後半もなかなか面白い。
印象度★★★★★