かがやきの虜

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 幽霊の恋(Kagayaki no toriko Mix) 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart) 5th配信シングル
2 かがやきの虜 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart)  
3 エトランゼ 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart)  
4 真昼の国 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart)  
5 VIVID 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart)  
6 えめらるど 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart)  
7 ハーバービュー 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart)  
8 Esper(Kagayaki no toriko Mix) 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,ハヤシコウスケ(Scenarioart) 1stミニアルバム『Esper』収録曲
9 ダリア 蒼山幸子 蒼山幸子 蒼山幸子,高城みよ 4/2先行配信

リリースデータ

2025年4月16日 初登場162位 売上0.02万枚 Sony Music Artists

蒼山幸子2ndアルバム。ミニアルバム『Esper』から1年7ヶ月ぶり、フルアルバムとしては3年3ヵ月ぶり。10曲に届かない曲数となったがフルアルバムと銘打たれた。2023年9月の『Esper』以降新曲発表が途絶え、2024年は12月後半になってアコースティックツアー(京都と東京のみ)が行われたのみだったが、その直後に今作の発売が告知された。1月に「幽霊の恋」を配信、4月2日には「ダリア」が先行配信された。「幽霊の恋」、『Esper』収録曲「Esper」はアルバムミックス(Kagayaki no toriko Mix)で収録された。

一般発売は通常盤1種のみ。
ROCKET-EXPRESS通販限定で数量限定オリジナルアクリルプレート付でも販売された。通常盤含めてROCKET-EXPRESS限定特典として蒼山幸子直筆サイン入りアナザージャケットカード付となる。

先行配信された「ダリア」のみアレンジャーが異なり、本人指名により高城みよを起用。それ以外はソロデビュー以降お馴染みのハヤシコウスケ体制となっている。サポートバンド(ギター、ベース、ドラム)は2〜8に参加、「幽霊の恋」「ダリア」はアレンジャーのプログラミング表記のみの完全打ち込みトラックとなる。

前作リリース時ツアーの際にバンド体制でのライブはしばらくないとさらっと予告していたのと、先行で配信されていた2曲が完全打ち込みトラックだったので予算的に1人オケ制作打ち込み路線に完全に振り切るような流れじゃないかと思っていたらこれ以外はちゃんとサポートバンドメンバーが参加していた。今作を引っ提げてのツアーも久々のバンド体制と予告されている。まあ「Esper」を引っ張ってきても10曲に届かない辺りは厳しさを感じるところではあるが、O社売上3ケタレベル、配信で補填できるレベルじゃないし、ライブアーティストでもなく、Tシャツが売れるタイプでもない…じゃあどこで利益あげればいいんだ…というこの状況、中堅勢はどこも似たようなものと思われ、そんな中ではかなり人件費をかけている感じはする。

ねごと時代のエモーショナルさはごっそり抜けているものの作風的には地続きで安定のエレクトロ感浮遊感強めで個性溢れる蒼山幸子ワールドは今回も健在。今更方向性が大きく変わる事も無く、昔からのリスナーがそのまま期待通りのソロ作品といった装い。エレクトロ要素強めなので完全にエレクトロに振り切った2曲以外でも打ち込みバンドサウンド風1人オケ制作でも表面的には成立しそうではある。それでもしっかりサポートバンドを起用しているのはなんだかんだバンドサウンドも大事にしているからなのだろう。じっくり聞いて聞き応えはそれなりにあるんだけど、サブスクで流し聞いたところでは残るようなフックの強い曲はあんまりない。良いアルバムではあるんだけど残ったファン向けの域を出るのは難しい気はする。

B0DV59Y429

印象度★★★☆☆

2025.5.25更新

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