カルペ・ディエム
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 百年の樹 | 太志 | Aqua Timez | |
2 | 最後まで | 太志 | Aqua Timez | 1stベスト盤『The BEST of Aqua Timez』収録曲 |
3 | プルメリア〜花唄〜 | 太志 | 太志 | 10thシングル 最高7位 売上4.0万枚 |
4 | 真夜中のオーケストラ | 太志 | Aqua Timez | 13thシングル 最高12位 売上1.5万枚 |
5 | カルペ・ディエム | 太志 | Aqua Timez | |
6 | 刻〜Interlude〜 | Aqua Timez | インスト | |
7 | メメント・モリ | 太志 | Aqua Timez | |
8 | 風に吹かれて | 太志 | 太志 | 13thシングルC/W |
9 | MILKY BLUES | 太志 | 太志 | |
10 | Let Loose | 太志 | Aqua Timez | |
11 | GRAVITY Ø | 太志 | Aqua Timez | 12thシングル 最高5位 売上1.8万枚 |
12 | 絵はがきの春 | 太志 | 太志 | 11thシングル 最高8位 売上1.8万枚 |
13 | 銀河鉄道の夜 | 太志 | 太志 |
Strings Arrangement:弦一徹(1,3,4,5,13)、門脇大輔(8)、クラッシャー木村(12)
リリースデータ
2011年2月16日 | 初登場3位 | 売上3.1万枚 | Produced by Aqua Timez Co-Produced by シライシ紗トリ(13) |
Epic Records |
メンバー
Vocal | 太志 |
Bass | OKP-STAR |
Guitar | 大介 |
Keyboard | mayuko |
Drums | TASSHI |
Aqua Timez4thアルバム。ベスト盤から1年4ヵ月、オリジナルアルバムとしては2年ぶり。ベスト盤に先に収録されていた「プルメリア〜花唄〜」、ベスト盤に新曲として収録された「最後まで」は再度収録された。「最後まで」は冒頭のチューニングを合わせているような音がカットされている。さらにベスト以降の3シングル、C/Wからは1曲収録。デビュー以来セルフプロデュースだったがラストの「銀河鉄道の夜」では共同プロデューサー(アレンジャー)としてシライシ紗トリを招いている。初回盤は三方背BOX仕様で「絵はがきの春」「GRAVITY Ø」「真夜中のオーケストラ」「風に吹かれて」のMVを収録したDVD付。ベスト盤を経てファン離れが加速したのか、トップ3入りは果たしたものの前作から一気に売上が激減した。
ベスト盤を経てバンドとして一体となって新たな方向性を目指そうとした意欲作。以前ほどの1発で耳に残るほどのキャッチーなシングル曲が出なくなったためか売上は激減してしまったが、作曲にバンド名義の曲が増え、バンドサウンドがこれまで以上に前に出て充実。勢い任せの曲やラップ調の楽曲はほとんど無くなったがこれにより聞き応えが増したように思う。歌詞の面でも生と死をテーマにするなどより大きな世界観を目指したかのような変化が見られ、それに合わせるかのように半数以上の楽曲でストリングスを導入。このためかけっこうスケールの大きな曲が多い。バンドサウンドを覆い尽くすほどのストリングスは炸裂していないものの、半数以上はちょっと多用しすぎにも感じるし、身近さが減って多少の戸惑いもあることはある。ただストリングス多用はともかくとして、これまで通りではなくて明確にこれまで以上を目指すためには必要な変化だったと思う。また次回作を聞く限りだとこの時点では若干らしさを犠牲にしかねないほどの迷いがあったようにも感じる。いずれにせよAqua Timezが次のステージへ向かうにあたって重要な1作になったと思う。
印象度★★★★☆
2015/9/14執筆