エルフの涙
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | アダムの覚悟 | 太志 | OKP-STAR | Aqua Timez&akkin | |
2 | イヴの結論 | 太志 | 太志 | Aqua Timez&akkin | |
3 | ヒナユメ | 太志 | 太志 | Aqua Timez&akkin | |
4 | エデン | 太志 | 太志 | Aqua Timez&末光篤 | 16thシングル 最高22位 売上1.2万枚 |
5 | オムレット | 太志 | 太志 | Aqua Timez&akkin | |
6 | 赤い屋根の見える丘へ | 太志 | 太志 | Aqua Timez | |
7 | 滲み続ける絵画 | 太志 | OKP-STAR | Aqua Timez | |
8 | ゴールドメダル | 太志 | 太志 | Aqua Timez | |
9 | hey my men feat.OK.Joe | 太志&OK.Joe | 太志 | Aqua Timez | |
10 | Fly Fish | 太志 | 太志 | Aqua Timez | |
11 | The FANtastic Journey | 太志 | 太志 | Aqua Timez&辻剛 | 16thシングルC/W |
12 | 手紙返信 | 太志 | 太志 | Aqua Timez&akkin | 3rd配信シングル 初CD化 |
13 | エルフの涙 | 太志 | 太志 | Aqua Timez&akkin |
Strings Arranged by 弦一徹(4)、akkin(12,13)
リリースデータ
2014年8月27日 | 初登場9位 | 売上1.3万枚 | Produced by Aqua Timez | Epic Records |
メンバー
Vocal | 太志 |
Bass | OKP-STAR |
Guitar | 大介 |
Keyboards | mayuko |
Drums | TASSHI |
Aqua Timez6thアルバム。12年9月の前作以降しばらくシングルリリースもなく、1年以上経過した13年11月にシングル「エデン」、さらに14年4月に「手紙返信」が配信限定リリースされるも、今作へ向けての先行扱いになるようなリリースが無いままに今作が発売された。このため累計売上で前作初動にすら及ばず、初動では1万枚を割り込んだがかろうじてトップ10入りは果たした。2014年夏頃から10th Years Anniversaryを掲げているが、『空いっぱいに奏でる祈り』が起点なら9周年10年目であり、10周年は2015年8月に迎えることになる。2015年8月に迎える10周年へ向けて10年目突入段階からの前倒し企画であると思われるが、各種媒体でのインタビュー等ではメンバー自ら2014年に10周年イヤーに突入したという事にして話を展開させている。いずれにせよ今作はその10周年企画の第1弾となる。初回盤は「エデン」「手紙返信」「ヒナユメ」のMVおよびアルバムのレコーディングドキュメンタリーを収録したDVD付。またこれとは別にファンクラブteamAQUA限定盤も発売され、ボーナストラックにタランチュラ名義の「アイトワニ」が収録されている。Aqua Timezにとって初の複数商法となった。
ロックに攻めた前作から一転、今作はかなり聞かせることに重点を置いた1作でロックであることにはこだわらず、バンド名義の作曲も無くなった。OKP-STARが単独作曲するようになっているのは新しいが、いかにロックに仕上げるかではなく基本的に楽曲に合わせて多彩なアプローチを展開。ラップ曲やロックもあるけど主軸にはなっておらずバリエーションの1つ程度の印象。てっきりもっとロックバンドとして進化を極めるつもりだと思っていたのでこれは少々意外だった。ただ聞かせる事に重点を置いた作風でも進化は十分に感じられる。初期のように平メロをほぼラップ調にしてひたすらに歌詞を詰め込みまくるような事をしなくても、平メロからちゃんとしたメロディーで少ない言葉数でも伝えたい事をビシッと伝えられるようになっているし、サウンド含めての深みもかなり感じられるようになった。初期のヒット曲のような1発で耳に残るような強烈さは無いものの、じんわりと暖かい曲が並んでいてアルバムトータルでの満足度は今回も高い。
あとインタビューで気になったのはリリース時点でまだ34歳の太志が「僕らももうアラフォーバンド」などと早くも言い出している事。Aqua Timezは太志だけが年下で他のメンバーは36,7歳とはいえ、アラフォーバンドと形容するにはまだ数年早いのでは。
印象度★★★★☆