5×5 THE BEST SELECTION OF 2002←2004
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Hero | SPIN | 谷本新 | 石塚知生 | 13thシングル両A面曲 |
2 | 瞳の中のGalaxy | 藤井フミヤ | 藤井フミヤ | CHOKKAKU | 13thシングル 最高1位 売上25.7万枚 |
3 | 途中下車 | SPIN | 森元康介 | ha-j | 4thアルバム『いざッ、Now』収録曲 |
4 | RIGHT BACK TO YOU | SPIN Rap詞:櫻井翔 |
Peter Bjorklund, Joel Eriksson |
ha-j | 4thアルバム『いざッ、Now』収録曲 |
5 | PIKA★★NCHI DOUBLE | SPIN Rap詞:櫻井翔 |
森元康介 | 石塚知生 | 12thシングル 最高1位 売上14.0万枚 |
6 | 言葉より大切なもの | TAKESHI Rap詞:櫻井翔 |
飯田建彦 | 石塚知生 | 11thシングル両A面曲 |
7 | ハダシの未来 | 宮崎歩 | 宮崎歩 | CHOKKAKU | 11thシングル 最高1位 売上22.3万枚 |
8 | Lucky Man | 尾崎雪絵 Rap詞:櫻井翔 |
飯田建彦 | 大坪直樹 | 3rdアルバム『How's it going?』収録曲 |
9 | Blue | 森元康介 | 森元康介 | ha-j | 3rdアルバム『How's it going?』収録曲 |
10 | とまどいながら | オオヤギヒロオ | オオヤギヒロオ | オオヤギヒロオ | 10thシングル 最高2位 売上17.6万枚 |
11 | 冬のニオイ | girls talk | girls talk | 石塚知生 | 10thシングルC/W |
12 | PIKA☆NCHI | 相田毅 | 谷本新 | CHOKKAKU | 9thシングル 最高1位 売上18.8万枚 |
13 | 眠らないカラダ | Takaaki Amamoto | Hiroshi Yamamoto | 海と山本くん、 安部潤 |
2ndアルバム『HERE WE GO!』収録曲 |
14 | ナイスな心意気 | 戸沢暢美 | 飯田建彦 | 石塚知生 | 8thシングル 最高1位 売上23.9万枚 |
15 | a Day in Our Life | SHUN,SHUYA | SHUN,SHUYA | SHUN,SHUYA | 7thシングル 最高1位 売上37.8万枚 |
16 | La tormenta 2004<Bonus Track> | Rap詞:櫻井翔 ミウラタカシ |
吉岡たく | 吉岡たく | 通常盤のみ 新曲 |
リリースデータ
2004年11月10日 | 初登場1位 | 売上19.2万枚 | Produce:Julie K. | J Storm |
メンバー
相葉雅紀 |
大野智 |
櫻井翔 |
二宮和也 |
松本潤 |
嵐2ndベストアルバム。『いざッ、Now』から4ヶ月。デビュー5周年を記念してのベスト盤でタイトルの5×5は嵐のメンバー5人と年数の5年をかけている。"5×○"は以降も5年おきに掲げられ、5×10、5×15、5×20がベスト盤やライブツアータイトルに使用されている。5周年記念だが5年分ではなく『Single Collection 1999-2001』の続編となっていて収録範囲はJ Stromへ移籍した02〜04年の3年分でシングルA面全曲とC/W、3枚のアルバムから選曲した15曲を最新作からリリースと逆順で収録。最新シングル「Hero」「瞳の中のGalaxy」、C/W「冬のニオイ」がアルバム初収録、「とまどいながら」「PIKA☆NCHI」はシングルバージョンでアルバム初収録。「Hero」「瞳の中のGalaxy」はオリジナルアルバムには未収録となった。
初回盤は新曲なしの全15曲、デビューからここまでの全MV16曲を収録したDVD「THE
CLIPS OF 1999→2004」、"5×5"64Pブックレット封入のスペシャルパッケージ仕様(DVDトールケースサイズでスリーブケース+デジパック仕様)。
通常盤はボーナストラックとして新曲「La tormenta 2004」を追加収録した全16曲。
デビュー日は11月3日でこの年は水曜だったためそのまま1週間前にリリースすれば5周年ピタリだったが、1週間遅らせたのは1位獲得のためと考えられ、実際3日にリリースしていた場合はブリトニー・スピアーズとRIP SLYMEに及ばずに3位になっていた。またこの週でも2週目のブリトニーが強く、わずか2000枚差でのギリギリの1位だった。2週目には18位まで急落、100位以内には5週のランクイン、300位以内では12週ランクインだったが、08年秋以降に再浮上し、3rdベスト盤『5×10 All the BEST! 1999-2009』がリリースされる前の09年6月まで断続的にランクインした。2019年の休止発表時に約10年ぶりに再浮上し、最初の5週以来となるトップ100入り(60位→72位とランクイン)を果たして300位以内に5週ランクイン、合計登場週数は48週となった。
『Single Collection 1999-2001』と続けて聞く事で13thシングルまでが網羅できるようになっていたが、3rdベスト盤『5×10 All the BEST! 1999-2009』がオールタイムとなったため、シングルA面に関しては前ベスト共々役目を終えた。現在はC/W「冬のニオイ」は今作が唯一のアルバム収録、新曲「La tormenta 2004」は今作のみの収録曲となる。
5周年とはいえ02年に早すぎるベスト盤を出したばかりだったのでまたベストという印象は拭えず、移籍が無ければここで初ベストが妥当ではあるんだけど、聞いてみるとなかなか充実した1作でこの3年間がぎゅっと凝縮されている。3枚のアルバムからも選曲されている純粋なベストアルバムとなっているので、シングルだけではない部分も垣間見えるのは良かった。また他のベスト盤はブックレットも歌詞が並んでいるだけでかなり味気ないが今作は新曲以外の全曲に解説が併記されていてしかも一言解説とかではなく4〜7行程度しっかりと書かれていてより楽曲を詳しく知れるのは好印象。もちろん通常盤でも最新のメンバー写真は掲載されているし、巻末には各楽曲の出典(シングル/アルバム)とタイアップ情報、期間内の全CDジャケ写(初回・通常がある場合は両方)まで掲載されていて丁寧な作りのベスト盤だ。
大ヒットは無いが、ラップを交えつつも良メロなアイドルポップが並んでいるし、等身大の青春を感じさせる部分や「PIKA☆NCHI」のミクスチャーロックや「a Day in Our Life」での全編ラップのHIP HOPなど振り切った方向性はこの時期ならではの挑戦となっていてなかなか面白い。セールス的には苦戦続きだった時期だが、後に通じる嵐らしさがこの時期を経てしっかりと出来上がっていった事も良く分かる。以降のベスト盤もこのフォーマットでの続編で出してほしかったなぁ…。
通常盤のみの新曲「La tormenta 2004」はメンバー紹介ラップソングなので、ファンにとってはかなり重要度の高い1曲だと思う。
印象度★★★★☆
2020.12.16修正