Dream "A" live(通常盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | theme of Dream "A" live | ha-j | ha-j | Instrumental | |
2 | Move your body | HYDRANT Rap詞:櫻井翔 |
Mike Rose | ha-j | |
3 | Happiness | Wonderland | 岡田実音 | 北川吟 | 20thシングル 最高1位 売上29.3万枚 |
4 | 虹の彼方へ | みうらともかず Rap詞:櫻井翔 |
吉川慶 | 鈴木雅也 | |
5 | Do my best | youth case | youth case | 北川吟 | |
6 | シリウス | UNITe | 小林建樹 | 石塚知生 | |
7 | Flashback | 小川貴史 Rap詞:櫻井翔 |
今井晶規 | 安部潤 | |
8 | Dive into the future | UNITe | Mattias Hakansson, Carl Utbult, Anton Malmberg |
岩田雅之 | |
9 | 声 | 小川貴史 | 多田慎也 | NAOKI-T | |
10 | My Answer | 笹本安詞 Rap詞:櫻井翔 |
笹本安詞 | 笹本安詞 | |
11 | Life goes on | 多田慎也 | 岩田雅之 | 岩田雅之 | |
12 | Step and Go | Wonderland Rap詞:櫻井翔 |
youth case | 吉岡たく | 21stシングル 最高1位 売上37.6万枚 |
13 | YOUR SONG | 杉山勝彦 | 杉山勝彦 | 高橋哲也 | |
14 | Once Again[Bonus Track] | Wonderland Rap詞:櫻井翔 |
Alfred Tuohey, Thanh Bui |
CHOKKAKU | 通常盤のみ収録 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Hello Goodbye | 100+ | 100+ | 石塚知生 | 相葉雅紀ソロ |
2 | Gimmick Game | 二宮和也 | 二宮和也 | ISB,二宮和也 | 二宮和也ソロ |
3 | Take me faraway | R.P.P. | R.P.P. | R.P.P. | 大野智ソロ |
4 | Naked | 潤,廣田由佳 | 吉岡たく | 吉岡たく | 松本潤ソロ |
5 | Hip Pop Boogie | Lyric:櫻井翔 | Track making:COUNT FORCE | 櫻井翔ソロ |
リリースデータ
2008年4月23日 | 初登場1位 | 売上32.2万枚 | Produced by Julie K. | J Storm |
メンバー
相葉雅紀 |
大野智 |
櫻井翔 |
二宮和也 |
松本潤 |
嵐8thアルバム。前作から9ヶ月ぶり。1stが1月発売だった以外はこれまで7,8月にオリジナルアルバムを出して7〜9月頃にかけてツアーというスケジュールだったが、今作はオリジナルアルバムとしては初めて春に発売され、ツアーは初の5大ドームツアーで例年より早い5〜7月に行われた。前作以降の2シングルを収録。
初動は20万枚を突破、トップ10には3週残留と前作よりやや増加したものの、以降は前作の推移を下回り、トップ100には9週、以後2009年前半まで51週ランクイン、2019年の休止発表で1週だけ再浮上して合計52週ランクインした。累計は前作を若干上回る程度に落ち着いた。1stに続く2番ヒットを更新したものの、『花より男子』タイアップを除くと20万前後で推移していたシングル売上が連続で上昇していくという状況の中では前作からの更なる大きな伸びはなかった。結果的に今作の売上停滞は嵐の前の静けさとなり、次作の10周年ベストでとんでもない大爆発となった。
初回盤は本編全13曲で、前作同様にメンバーソロ曲を収録したDISC-2付属。36Pブックレット仕様となっていてケースも12mm厚仕様。12mm厚ケースでもブックレットがサイズオーバー気味となっていて、ブックレット角はケース爪によりボロボロになりやすく、中古で出回っているものはプレミア価格でもブックレットボロボロのものばかりである。
通常盤はボーナストラック「Once Again」追加収録の全14曲仕様。「Once
Again」はジャケット裏曲目と歌詞カードではボーナス表記が無いが、演奏クレジット部分及び公式サイトではボーナストラック表記されている。冊子ではなく折り畳み1枚の歌詞カード仕様。
今作では海外録音は行われなかった。作家陣も既に初期からの90年代SMAP作家陣は鎌田俊哉がディレクターを退いてからどんどん減り、前作で既に岩田雅之を残すのみという風前の灯状態(今作ではCHOKKAKUもボーナストラックに参加)となっていた。引き続き岩田雅之は参加しているが、岩田雅之も今作が最後となり、90年代SMAP作家陣は嵐から完全に姿を消す事となった。同時に嵐とSMAPの共演がTVで見られなくなっていき、やがて派閥問題が目に見えるようになっていったのでそれも関係があったのかどうか…。また初回盤DISC-2の櫻井翔ソロ「Hip Pop Boogie」のみクレジット表記が作詞作曲編曲ではなく、"Lyric:櫻井翔、Track making:COUNT FORCE"とトラックメイカー系の英字表記となっている(歌詞は通常のラップ詞担当時と同様の全編斜体表記)。
海外録音は無くなったが今作では国内のミュージシャンを起用してのファンクなノリを生かしたバンド編成やホーン・ストリングスセクションの導入もまだ多く、サクラップも半数近い6曲に及ぶなど10周年以降よりはこれ以前の色を残した最後のアルバムとなっている。ポップな嵐らしさを存分に発揮しつつサウンド面が凝っていて聞き応えがある曲が多いのもあって嵐らしさというのはここまででかなり極まったんじゃないかと思う。一方で音数が少なめでオーソドックスなアレンジになりがちなバラード系になると普通にいい曲ではあるが優等生すぎて面白味には欠けてくるところがある。ブレイク以降よく今作以前の嵐のアルバムは良い、今より充実していたという声は多く見かけたが、確かに今作までの方が好印象でオケもきちんと人員を割いて作りこんでいるアルバムが多かった。
前作に続いて初回盤DISC-2はソロ曲集。二宮は作編曲も初めて自ら担当、松本も作詞を担当するなど制作への関与も見られるが前作に比べると各々の方向性がハッキリしてきて個性は強くなってきたがその分だけクセも強くなった印象。注目は「Hip Pop Boogie」でサクラップの集大成のようなラップ全開の楽曲。ここでやりきったのか、この時期を最後にHIP HOP自体をあまり好んで聞かなくなってしまったのか結果的にこの後サクラップの登場頻度は激減してしまう。ここがラッパー翔の到達点だったのは確かだ。
印象度★★★★☆
2021.1.19更新