Apiacere

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ピンキーフック 渡辺翔 渡辺翔 倉内達矢 9thシングル 最高9位 売上0.9万枚
2 満開スケジュール オカダカナ 渡辺翔 星銀乃丈  
3 eclatante-エクラタンテ- 小林侑 小林侑 EFFY 7/13先行配信
4 彩色硝子-ステンドグラス- 宮嶋淳子 光増ハジメ TomoLow 10thシングル 最高10位 売上0.7万枚
5 フラワーズ けんたあろは けんたあろは けんたあろは  
6 僕だけに見える星 Kaoli Inatome 重永亮介 重永亮介 8thシングル 最高8位 売上0.8万枚
7 monologue 月丘りあ子 Agasa.K 岸田勇気  
8 あしあと オカダカナ すずみとりあ すずみとりあ 8thシングルC/W
9 Love me,Choose me 都城ゆみ 中里亮介 Tomggg  
10 ふたりシグナル 新谷風太 加藤冴人 EFFY 9thシングルC/W
11 ネムイケド 松坂康司 松坂康司 松坂康司 10thシングルC/W
12 シロクジチュウム 安藤紗々 田中秀和 田中秀和 6/25配信シングル

初回生産限定盤type B
Music Video Blu-ray
1.僕だけに見える星
2.ピンキーフック
3.彩色硝子-ステンドグラス-
4.eclatante-エクラタンテ-

リリースデータ

2022年7月27日
2022年11月3日(LP)
初登場10位 売上1.0万枚 MusicRay'n

麻倉もも3rdアルバム。前作から2年3ヵ月ぶり。前作以降の3シングル6曲を全て収録。アルバム発売告知後6月25日に「シロクジチュウム」、7月13日に「eclatante-エクラタンテ-」が配信されていた。「シロクジチュウム」は空間オーディオ規格Dolby Atmos環境を想定して制作した新曲として配信され、専用ジャケットが作られたがMVはリリックビデオのみ、「eclatante-エクラタンテ-」はアルバムジャケットの流用でアルバムのリード曲、先行配信の扱いでMVが制作された。3作連続のトップ10入りとなったが、前2作の6位、5位からギリギリのトップ10入り、1万割れとなった。LP盤発売時に圏外から37位へ浮上、900枚ちょいが加算された事で1万枚を突破した。

初回生産限定盤type Aは「麻倉もも Live 2020 “Agapanthus”」 11/15公演ライブBlu-ray付属。
初回生産限定盤type Bはシングル3曲と「eclatante-エクラタンテ-」のMV収録Blu-ray付、100ページ写真集「デビュー5周年お疲れ様小旅行」付属。
通常盤はCDのみ。
LP盤のリリースも告知され、CD発売時点では秋頃発売予定とされ、内容も全曲収録できないためアルバムから厳選された楽曲を収録するとしていた。LP盤で再生される為に制作された80年代アイドルソングをイメージした新曲も1曲追加収録と告知されており8月18日に詳細が判明した。下記10曲となる。

Side A
1.プリンセスじゃなくても(LP限定新曲)
2.eclatante
3.monologue
4.僕だけに見える星
5.フラワーズ
Side B
1.シロクジチュウム
2.Love me, Choose me
3.満開スケジュール
4.彩色硝子
5.ピンキーフック

「シロクジチュウム」配信時にやたらと空間オーディオ規格Dolby Atmos環境を想定したと宣伝しているが、全曲をDolby Atmos対応でも配信している。しかし実際には空間オーディオはApple Music、Amazon Musicの実質2サイトのストリーミングかつスマホのみ対応であるため、対応スマホでAppleかAmazonのストリーミングを使用しないと空間オーディオで聞く事はできない(PCアプリでは空間オーディオの選択肢が無い)。当然CDを買ってもLPを買っても空間オーディオは聞けない。よって映像も空間オーディオも新曲も全て網羅したい場合、初回盤A,BとLP盤の購入及び対応スマホにてAppleかAmazonのストリーミング契約(月額約1000円)を行う必要がある。なお空間オーディオの視聴自体には特別なイヤホンは不要でアプリで選択するだけで普通のイヤホンで聞くことが可能である。ただ今回Apple特化で宣伝しているため、Amazonで対応しているかは不明で、使用しているのはPCのAmazon Musicでスマホでは音楽を聴かずアプリも入れていないため未確認。

1stでの直球アイドル路線から前作で少し落ち着いた方向性へのシフトを感じさせたが、今作ではラブソング路線の歌詞の面ではあまり変化はないもののサウンド面がさらに進化してオシャレポップな方向性へシフト。先行配信の「シロクジチュウム」で空間オーディオとか言い出したのもそうだけど、リード曲「eclatante-エクラタンテ-」は思いっきりジャズに挑んでいるし、一貫性は無いものの、全体にポップである事は前提オシャレな方向性に舵を切ってみたような1作。カワイイというのはもう自動的にそうなるのであえてカワイイに特化していくような事はせずにもうオシャレポップ優先、ナチュラルにカワイイといったところか。一方で「ピンキーフック」「eclatante-エクラタンテ-」「シロクジチュウム」の3曲しかドラムまで使用した生バンド演奏は無い。しかし通常「シロクジチュウム」を出してリード曲にするところこっちは空間オーディオ宣伝アピールに特化させ、本当のリード曲は「eclatante-エクラタンテ-」だった…という実質先行配信リード曲が2曲というのはミュージックレイン勢の中でも十分にいつもより気合が入っていたように思う。

初回盤BのMVでも以前ほどアイドルばりにダンシングする事は無くなったもののかわいさには特化。「ピンキーフック」での様々なスタイルの見せ方はこれまでの一点特化とは異なる魅力も感じられる。100ページのコンセプト写真集というのはDVDトールケースサイズの横長の冊子。改めて28歳には見えない。20歳そこそこみたいな童顔フェイスなので28歳にしてまだまだカワイイ路線をキープできそうではあるんだけど、個人的には聞いている方も年齢重ねているわけでさすがに延々と10代女子のようなトキメキラブソングに直球アイドルノリは聞いていて無の極致になってくるのでこういった路線変更は大いに歓迎。今回は初めて今後も繰り返し聞ける1作になったと思う。

B0B1DR3R5G初回盤type A B0B1F3XRD8初回盤type B  B0B1DZ5JK5通常盤  B0B9XHXS5VLP

印象度★★★★☆

2022.9.11更新

戻る