ウタノチカラタチ+4〜U-ya Asaoka Best Album〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 突然〜2008〜 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 安部潤 | FIELD OF VIEWのセルフカバー 新録音 |
2 | 欠けたパズル | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 福田康文 | dwango.jp限定着うた配信曲 初CD化 |
3 | 旅人たちへ(Album Mix) | 浅岡雄也+Karin | 阿部靖広 | 板垣祐介 | 4thシングル 最高74位 売上0.2万枚 4thアルバム『トキノシズク』収録Ver. |
4 | ウタノチカラ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 1stアルバム『ウタノチカラ』収録曲 |
5 | 桜色 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 久米康隆 | 3rdシングル 100位圏外(117位) |
6 | 僕達のHarmony〜Symphony Arrange〜 | 浅岡雄也 | ユ・ヘジュン | 久米康隆 | 5thシングル 最高97位 売上0.1万枚 リアレンジ dwango.jp限定着うた配信Ver. |
7 | コトノハ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 2ndアルバム『コトノハ』収録曲 |
8 | いつの日か | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 田辺トシノ | dwango.jp限定着うた配信曲 初CD化 |
9 | キミヲマモリタクテ。(Album mix) | 浅岡雄也 | 木村真也 | 久米康隆 | 2ndシングル 最高63位 売上0.2万枚 3rdアルバム『キボウノネイロ』収録Ver. |
10 | トキノシズク | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也& 末松一人 |
4thアルバム『トキノシズク』収録曲 |
11 | Horizon | 浅岡雄也 | 阿部靖広 | 久米康隆 | 6thアルバム『Horizon』収録曲 |
12 | Life goes on〜uyax ver.〜 | 浅岡雄也 | Eddy Blues | 沢崎公一 | 1stシングル 最高55位 売上0.3万枚 2ndアルバム『コトノハ』収録Ver. |
13 | キボウノネイロ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 3rdアルバム『キボウノネイロ』収録曲 |
14 | ヒカリ〜2008〜 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 田辺トシノ | 5thアルバム『ウタウタイ 其の一』収録曲 リミックス |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | キセキノヨルニ〜It's a Silent night〜 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 安部潤 | +4 新曲 |
2 | 冬の花 | 浅岡雄也+Karin | 浅岡雄也+ 木村真也 |
久米康隆 | 3rdアルバム『キボウノネイロ』収録曲 |
3 | 翌檜 | 浅岡雄也+Karin | 渡辺和紀 | 高藤大樹 | 2ndアルバム『コトノハ』収録曲 |
4 | if | 浅岡雄也+Karin | 浅岡雄也 | 安部潤 | 1stアルバム『ウタノチカラ』収録曲 |
5 | 雨上がりのこの街で | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也+ 末松一人 |
+4 新曲 |
6 | オレンジ | 浅岡雄也+Karin | 浅岡雄也 | 高藤大樹 | 3rdアルバム『キボウノネイロ』収録曲 |
7 | moment | 浅岡雄也+Karin | 馬場一嘉 | 馬場一嘉 | 4thアルバム『トキノシズク』収録曲 |
8 | らびゅう | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 高藤大樹 | 2ndアルバム『コトノハ』収録曲 |
9 | めぐりめぐる〜Love is You〜(Album Mix) | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 田辺トシノ | 4thシングルC/W 4thアルバム『トキノシズク』収録Ver. |
10 | Emotion〜Remix〜 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也+ 藤井理央 |
1stシングルC/W 2ndアルバム『コトノハ』収録Ver. |
11 | 未来の地図 | 浅岡雄也 | 阿部靖広 | 久米康隆 | 4thアルバム『トキノシズク』収録曲 |
12 | Anniversary | 浅岡雄也 | 阿部靖広 | 板垣祐介 | 4thアルバム『トキノシズク』収録曲 |
13 | I will wait for you | 浅岡雄也 | ユ・ヘジュン | 安部潤 | +4 新曲 |
14 | 最初で最後の | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 久米康隆 | +4 新曲 |
リリースデータ
2008年9月3日 | 初登場103位 | 売上0.1万枚 | Produced by 浅岡雄也 | 徳間JAPAN |
浅岡雄也1stベストアルバム。新曲や初収録楽曲もあるためなのか、何故か公式では7thアルバムとされている。ソロデビュー5周年記念作にして結果的にメジャーレーベルでの最後のアルバムとなった。既存の曲だけではなく、FIELD OF VIEW時代の最大のヒット作「突然」を当時のメンバー安部潤をアレンジャーに迎えてのセルフカバー、「ヒカリ」のリミックス、着うた限定だった「欠けたパズル」、「いつの日か」、「僕達のHarmony〜Symphony Arrange〜」を初CD化。加えてDISC-2には+4となる新曲4曲を収録。
DISC-1は本人選曲。ただしこだわりの選曲ではなく自身も公言していた通り、A面集に近い内容でシングルA面とアルバム表題曲を全曲収録して「突然」セルフカバーと初CD化曲を加えた構成。DISC-2はファン投票を参考に選出されているが、ファン投票は6月下旬〜7月上旬の10日程度の間に公式サイト常設のContuct Us(メールフォーム)から全10曲を書いて送ってくれという専用フォームすら用意されない前代未聞の投票方法だった。
スペシャルサンクスにはビーイングの寺尾広、池田大介の名前が記載されている。CD2枚組に薄めのフォトブック付属で4500円。今作発売後12月に企画シングル「生きる星」をリリースしたがそれをもってメジャー契約が終了したため「生きる星」はアルバム未収録のままとなり、さらに公式のディスコグラフィーでしばらく忘れ去られていた(本人が忘れてたとTwitterで公言)。
DISC-1
「突然〜2008〜」は安部潤編曲という事だがアレンジャー変更にも関わらずオリジナルアレンジをほぼそのまま再現したようなアレンジでコーラスには当時ビーイング所属だった生沢佑一、牧穂エミも参加。当時キーボード担当メンバーとして参加していた安部潤は今回はベースを演奏しているが、まさかここまで再現してくるとは思わなかった。歌い方がマイルドになったものの、ほぼあの頃のイメージを守っているところを1番に聞かせたかったという事なのか。しかしここまで原曲通りのアレンジだと原曲のアレンジャーである葉山たけしを編曲者として名前残さなくていいのだろうかとか余計なことが気になってくる。
いわゆるこれが浅岡雄也のメジャー時代A面楽曲集。とにかく歌を聞かせるストレートな声と歌はそのままストレートに聞き手に響いてくる。最初に「突然」が来てしまうとやはりミリオンヒット、これが強すぎていかんともしがたいところはあるし、声がひたすらまっすぐなため、バラード続きになるとどうしても単調になりがちなんだけど、それでもやはりこの高くどこまでも爽やかに突き抜けるボーカルは唯一無二のものであり、最大の武器だと思う。
「僕達のHarmony〜Symphony Arrange〜」は何故かアレンジャーまで変更して壮大な雰囲気に生まれ変わっているが、アレンジャーによるシンセストリングスがなんとも…。「ヒカリ〜2008〜」はリミックスのようだが、違いは全体のバンドサウンドがかなり大きくなった。原曲が少し抑えめだったので今作に合わせた感じか。
DISC-2
メジャー時代はアップテンポが少なかったとはいえ、それにしてもミディアム〜バラードばかりになっており、ほとんどラブバラードコレクション。中盤に配置されている浅岡ラブバラードの最高峰的位置づけの「らびゅう」でさえ、前の曲がウェディングソング「moment」でけっこう壮大なので、さらに壮大な「らびゅう」が連続で来るとくどくなってしまう。ミディアムやバラードばかりというのはどうしてもこのまっすぐな歌声には合わないと思う。合わないというかアップテンポの方が映えるのになかなかアップテンポが出てこないっていうじれったさが今作にはある。新曲4曲はどれもベストとして選曲された他の曲に負けない存在感は放っていると思うけど構成がなぁ…。ほぼアレンジャーによる1人オケ制作による打ち込みの疑似バンドサウンドが並ぶ中で、アコースティックスタイルの『ウタウタイ
其の一』を除くと「雨上がりのこの街で」は何故かメジャー時代で唯一のドラムも生の完全なバンド演奏というのは目を引く。
そんなわけで個人的にはこれがメジャー時代のベストとはちょっと思えない選曲。ラブバラードばかりなのは残っている熱心な女性ファンしか投票しなかった結果、こうなってしまったのだろうか。各アルバムのリード曲的存在だった1曲目(インストの場合2曲目)がDISC-1に収録された「ヒカリ」を除いて残らず収録漏れするものなのか…?
DISC-1はほぼシングル&アルバムタイトル曲集なので分かりやすいんだけど、正直それ1枚で良かったんじゃないか…。DISC-2の選曲が妙にラブバラード寄りに偏っているためなんだか妙にかったるくなってしまい、さらには「突然」を冒頭に配置してしまうとどうしても「突然」のインパクトにどの曲も勝てなくなってしまい肝心のソロ活動の曲が印象に残りづらくなるという本末転倒なベストアルバム。1番手に取りやすいソロ作品ではあるけど、これが浅岡ソロの全てではないと思う。
印象度★★★☆☆
2018.9.19修正