コトノハ

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 MY GRADUATION 浅岡雄也+Karin 渡辺和紀 久米康隆  
2 若葉の季節 浅岡雄也+Karin 浅岡雄也 久米康隆  
3 翌檜 あすなろ 浅岡雄也+Karin 渡辺和紀 高橋大樹  
4 Emotion〜Remix〜 浅岡雄也 浅岡雄也 浅岡雄也+藤井理央 1stシングルC/W
5 風待 かぜまち 浅岡雄也+Karin 浅岡雄也 久米康隆  
6 夏が過ぎたら 浅岡雄也 浅岡雄也 高橋大樹  
7 らびゅう 浅岡雄也 浅岡雄也 高橋大樹  
8 泡沫 うたかた 浅岡雄也+Karin 浅岡雄也 久米康隆  
9 いとしきもの 浅岡雄也+Karin 浅岡雄也 久米康隆  
10 コトノハ 浅岡雄也 浅岡雄也 浅岡雄也  
<Bonus Track>
11 Life goes on〜uyax ver.〜 浅岡雄也 Eddy Blues 沢崎公一 1stシングル 最高55位 売上0.5万枚 一部歌詞変更

リリースデータ

2004年3月17日 初登場99位 売上0.3万枚 Produced by 浅岡雄也 トライエムMeldac

浅岡雄也2ndアルバム。前作から9ヶ月でのリリース。03年12月の1stシングル「Life goes on」はテレビ東京の特撮ドラマ『超星神グランセイザー』主題歌(OP)として起用された。このシングルのみ親会社の徳間JAPANからの発売となっており、ジャケットもグランセイザーの写真が使用されている特撮仕様のシングルとなっていた。また曲の方もサビの最後の歌詞がそのまま"グランセイザー"と歌われていたが、今作ではボーナストラック扱い(続けて再生した場合カウントが-1分過ぎからスタートする仕様になっている)で該当部分の歌詞を変更、ミックスも変更して収録。C/Wの「Emotion」もミックス変更でこちらはアルバム本編に収録された。もう1つのC/W「鐘の音」は未収録だが次回作の初回盤にリミックスで収録された。前作を下回り、ギリギリでの100位以内ランクインとなった。またこれにより持ち歌の曲数が溜まったため、今作リリース後にソロになって初のツアーを行った

前作に作編曲で多く参加していた熊谷憲康がいなくなり、新たに作曲に渡辺和紀が参加しているが作曲は自作メイン、編曲では久米康隆が半数近くを担当。久米康隆は完全に1人オケ制作(Programming&All Instruments)で、それ以外の曲ではギターとベースにそれぞれプレイヤーを起用してプログラミングやキーボードをアレンジャーという制作体制で今作でもドラムは全部打ち込み。前作よりも1人オケ制作の比重が増えているものの、久米康隆のアレンジはシンプルにバンド風サウンドを構築しているため、前作にあった軽めの雰囲気は軽減された。一方でもっさりしていて生の方が明らかに良くなっただろうに…というのは拭えず、実際この後のライブDVDに収録された生バンド演奏による今作の曲たちは同じ曲だったのかというくらい躍動感がある。

そして1曲目の「MY GRADUATION」や「夏が過ぎたら」のように王道のアップテンポもあるものの、軒並みミディアムナンバーがメインになった事もあり、全体に落ち着いた雰囲気。風景が浮かぶような情緒を感じる「若葉の季節」「風待 かぜまち」、ソロでのラブバラードとしては最高峰にして代表曲である「らびゅう」、それに並ぶ壮大なラブソング「いとしきもの」など光る曲も多く、1曲1曲のウタノチカラの強さは前作以上のものがあると思う。

ジャケットもシックな感じだし、たぶんFOVの延長ではない事、もう少し大人な一面を出したソロシンガーとしての浅岡雄也を出そうとしたんだろうなという1作。FOVの延長を期待しているとミディアムばかりで地味に感じてしまうところもあるけど、前作から9ヶ月で確実にソロシンガーとしての進化を感じるアルバムになったと思う。

B00018GXNE

印象度★★★★☆

2018.8.9修正

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