世界の果てで逢いましょう
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Rock'n'Roll EndRoll | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | |
2 | Revolution〜No15〜 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也&馬場"BABI"一嘉 | 10thミニアルバム(シングル) |
3 | マヨワズユコウヨ マヨイナガラ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也&馬場"BABI"一嘉 | |
4 | Never be....(透明な) | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也&馬場"BABI"一嘉 | |
5 | 誰かが待ってるんだ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也&馬場"BABI"一嘉 | |
6 | アナタイナイ世界 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | |
7 | ソラシド令和の歌 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | |
8 | 誰の為に愛を知る | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | |
9 | R&R cRAzy | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | |
10 | ラララ セカイ | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | |
11 | 君の翼で | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也&馬場"BABI"一嘉 | 11thミニアルバム(50歳記念シングル) |
12 | Rainbow〜あの虹の向こうへと〜2023 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 浅岡雄也&馬場"BABI"一嘉 | 6thミニアルバム(シングル)『奇跡のような確率で/Rainbow〜あの虹の向こうへと〜』収録曲 |
13 | 世界の果てで逢いましょう | 浅岡雄也 | 浅岡雄也 | 馬場"BABI"一嘉 |
リリースデータ
2023年4月8日 2024年2月29日(DL配信) |
自社通販限定 | Produced by 浅岡雄也 Co-Produced&Sound Produced by 馬場"BABI"一嘉 |
FLYBLUE |
浅岡雄也13thアルバム。5年半ぶりのオリジナルアルバム。純粋な新曲発表は2019年1月発売の「君の翼で」を最後に止まっており、以後はデモ音源集やライブ音源、ベスト盤、ドラム小橋と2人でのFIELD OF VIEWの復活はあったもののFIELD OF VIEW、ソロ共にベスト盤における過去曲の手直し、当時の未発表/未完成曲を完成させての新曲といった形での収録が続いていた。前作未収録になっていた「Rainbow〜あの虹の向こうへと〜」、前作以降の2シングルを収録。この3曲はいずれもベスト盤収録済みだったが今作では「Rainbow〜あの虹の向こうへと〜」は2023年バージョン、「君の翼で」はベスト盤ではリアレンジされていたがオリジナルバージョンで収録された。1月には今作に先駆けてデモ音源集『u-ya asaoka 13th_Demo_20230125 (pre-production/Demo)』をDL/STで配信していた。
自主制作以降もCD価格は一般的な価格(3300円)に合わせていたが今作では突如として大幅値上げの5500円に設定された(送料込みで6020円)。初のデジパック仕様に変わったもののそれ以外に特典も何もなく普通のCDアルバムが5500円という常識を覆す価格設定となったが特にこの件については説明されていない。自身で出す出す詐欺と言っていたように5年半も新曲を出せなかった事や昨今の状況から全て察してくれ…という事か。
当初配信には出さずに自社通販限定だったが、2024年2月29日にDL配信のみを開始した。分配率があまりに低く意味をなさないのでストリーミング配信はしないと宣言している(旧作や今作のデモ音源はST配信もしている)。
直近2シングルが打ち込みだったが、今作ではギターベースドラムキーボードのバンドメンバーのサポートがちゃんと人力で入っており、ベースは「ラララ セカイ」以外、ドラムは「Revolution〜No15〜」「ラララ セカイ」「君の翼で」以外に入っている。ドラム打ち込みの3曲中2曲が既出シングル曲という事で今作制作における新曲では「ラララ セカイ」以外は全てバンド演奏を貫いた事になる。1,7,9,10,13では本人がギター演奏、このうち「Rock'n'Roll EndRoll」「R&R cRAzy」「ラララ セカイ」の3曲はサポートギター無しで本人単独でのギター演奏となっている。
1曲目の「Rock'n'Roll EndRoll」からヘビーなギターが鳴り響き、ガラガラに声を潰しての絶叫ボーカルというイメージをぶち壊すようなインパクト絶大さがかなり大胆。50代半ばまで来ていよいよ天性の高音維持も永遠ではなかったのが見え始めてきている段階でこんな負担かかりまくる絶叫連発で大丈夫なのだろうか。ただこの路線は他に「誰の為に愛を知る」終盤にかけてパッション全開で絶叫ボーカル化するくらい(自主制作だから止める人もいないけど、第3者がいたらこれはさすがにやりすぎとして止めるレベル)。それ以外は基本的にソロらしい自由さはあるけど明るい爽やか系のバンドナンバーが並んでいてイメージ通り。バラード系が少なく、勢いのある曲が多いのもあってダレずに聞ける。それでも色々な曲調が出てきて、やりたい事、やれる事をひたすら詰め込んだようないつも以上に全力感漂う力作といえる。過去最長のブランクを経てのオリジナルアルバムとしては最良なんじゃないだろうか。正直ここ数年のご時世でさらに厳しくなってもっと低予算感、具体的にはバンドサウンドなのに打ち込み連発とか、一本調子にイメージ通りの曲を連投するマンネリ感とかになってもまあ仕方ない感じになってくるかなと思っていただけに、遥かに期待以上だった。値段6020円と一般的なアルバムの2倍近くに及ぶ価格に見合うかどうかはファンならそれでも満足な力作ではあるし、ソロでは最高傑作に近い勢いを感じるのも確かだが、作品内容に反してFOVの活動で久々に聞いてみようかというソロ初聴のリスナーに気軽に勧められる販売形態ではないのもまた確か。
印象度★★★★☆
2022.5.28更新/2024.2.29配信情報追記