BEST HIT AKG(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 遥か彼方 | 後藤正文 | 後藤正文 | 1stミニアルバム『崩壊アンプリファー』収録曲 |
2 | 未来の破片 | 後藤正文 | 後藤正文 | 1stシングル 最高34位 売上3.0万枚 |
3 | アンダースタンド | 後藤正文 | 後藤正文 | 1stアルバム『君繋ファイブエム』収録曲 |
4 | 君という花 | 後藤正文 | 後藤正文 | 2ndシングル 最高14位 売上4.3万枚 |
5 | リライト | 後藤正文 | 後藤正文 | 5hシングル 最高4位 売上13.9万枚 |
6 | 君の街まで | 後藤正文 | 後藤正文 | 6thシングル 最高3位 売上6.7万枚 |
7 | ループ&ループ | 後藤正文 | 後藤正文 | 4thシングル 最高8位 売上8.9万枚 |
8 | ブラックアウト | 後藤正文 | 後藤正文 | 1stコンピ盤『NANO-MUGEN COMPILATION』収録曲 3rdアルバム『ファンクラブ』収録曲 |
9 | ブルートレイン | 後藤正文 | 喜多建介・ 後藤正文 |
7thシングル 最高5位 売上10.5万枚 |
10 | 或る街の群青 | 後藤正文 | 後藤正文 | 9thシングル 最高4位 売上6.4万枚 |
11 | アフターダーク | 後藤正文 | 後藤正文・ 山田貴洋 |
10thシングル 最高6位 売上6.0万枚 |
12 | 転がる岩、君に朝が降る | 後藤正文 | 後藤正文 | 11thシングル 最高6位 売上4.3万枚 |
13 | ムスタング | 後藤正文 | 後藤正文・ 山田貴洋 |
2ndミニアルバム『未だ見ぬ明日に』収録曲 |
14 | 藤沢ルーザー | 後藤正文 | 後藤正文 | 12thシングル 最高6位 売上2.6万枚 |
15 | 新世紀のラブソング | 後藤正文 | 後藤正文 | 13thシングル 最高4位 売上3.4万枚 |
16 | ソラニン | 浅野いにお | 後藤正文 | 14thシングル 最高3位 売上6.5万枚 |
17 | マーチングバンド | 後藤正文 | 後藤正文 | 16thシングル 最高9位 売上2.6万枚 |
No | タイトル | 1stアルバム『君繋ファイブエム』全曲 スタジオライブ映像 LIVE IN YOKOHAMA,2011.11.18 |
1 | フラッシュバック | |
2 | 未来の破片 | |
3 | 電波塔 | |
4 | アンダースタンド | |
5 | 夏の日、残像 | |
6 | 無限グライダー | |
7 | その訳を | |
8 | N.G.S | |
9 | 自閉探索 | |
10 | E | |
11 | 君という花 | |
12 | ノーネーム |
リリースデータ
2012年1月18日 | 初登場1位 | 初動8.9万枚、売上17.3万枚 | Produced by ASIAN KUNG-FU GENERATION | Ki/oon Records |
メンバー
Vocals,Guitar | 後藤正文 |
Guitar,Vocals | 喜多建介 |
Bass,Vocals | 山田貴洋 |
Drums | 伊地知潔 |
ASIAN KUNG-FU GENERATION初のベストアルバム。全曲リマスタリング。メンバー公認作品だが、ボーカル後藤は曲数を絞れないとして(自身が選曲した2枚組構想はブログで発表)、後藤以外の3人のメンバーが選曲した。最初に3人が提出した時点で17曲中16曲が3人とも被っていたことからほぼそのまま曲目が決定。一部曲順が入れ替わっているが、ほぼリリース順に収録されている。最新シングルだった「マーチングバンド」のみアルバム初収録となる。シングルで外れたのは初のトップ10作にしていきなり2位を記録した3rd「サイレン」、唯一の1位獲得シングルの8th「ワールドアパート」、そして15th「迷子犬と雨のビート」の3作。初回盤は1stアルバムを曲順そのままに全曲スタジオライブで再録音したDVD付、スリーブケース仕様。
インタビューで語られているように、初心者向け、最近聞いてない人向けなので選曲も非常に分かりやすくなっている。ただのシングルの羅列にせずにアルバム曲も少し入れたり、曲順を変えたりしているのもポイントだが、ブックレットにちゃんとメンバーによる曲解説が掲載されているところが良い。メンバー解説もブログ辺りで済ますことも可能ではあるものの、やはりこういうベスト盤の方がなんとなくな興味でも手に取りやすいし、パッケージとして手元に残しておこうという気にもなる。
楽曲的には序盤は初期衝動によるかなりエモーショナルなサウンドになっているが「リライト」以降の2ndアルバム『ソルファ』の時期が最も聞きやすい。セールス的に最も成功したのがこの時期だがライナーによれば2ndはイギリスのロックバンドOASIS最大の名盤とされる「Morning Glory」を目指して幅広く受け入れられようとしていたようで、まさに目論見通りといった感じ。ただその後はそのままの勢いでさらに飛躍していくのではなく、やや難解な方向に向かう。セールス的にも落ち着いてしまい、印象もやや薄くなってくるもののサウンド自体は進化していて中盤以降もけっこう聞き応えがあった。後半にかけては吹っ切れて開放的になっていくし、「新世紀のラブソング」みたいな異色曲まで生まれて幅も広がった。表面的ではあるけど、アジカンってどんなバンドなのかというのを的確に提示し、多すぎず少なすぎず、代表曲も抑えつつまだ少し余地も残すというちょっとアジカン聞いてみようかと手に取るには最高のベスト盤なんじゃないかと思う。
1stアルバムをスタジオライブで再現したDVDは完全に1stアルバムを聞きこんでいるファン向けであり、実際全部CD持っているファンに対してのファンサービスだとメンバーも語っている。4人が円になってひたすらに12曲を黙々と演奏していく。とにかく50数分間黙々と演奏していて、特にMCも入らないので映像としてはやや地味である。それでも思いのほかカメラアングルがたくさんあり、バンドのかっこよさは感じられる映像になっている。ただこの頃はエモーショナル一直線な感じで、全体通してはロックでかっこいいアルバムだと思ったが特にこの曲がいい!という感じにはならなかった。
印象度★★★★★