ホームタウン
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | クロックワーク | Rivers Cuomo, Butch Walker, 後藤正文 |
Rivers Cuomo, Butch Walker, 後藤正文 |
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2 | ホームタウン | 後藤正文 | 後藤正文 | |
3 | レインボーフラッグ | 後藤正文 | 後藤正文 | |
4 | サーカス | 後藤正文 | 後藤正文 | |
5 | 荒野を歩け | 後藤正文 | 後藤正文 | 24thシングル 最高15位 売上1.2万枚 |
6 | UCLA | 後藤正文 | 後藤正文 | |
7 | モータープール | 後藤正文 | 後藤正文 | |
8 | ダンシングガール | Rivers Cuomo, 後藤正文 |
Rivers Cuomo, 後藤正文 |
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9 | さようならソルジャー | 後藤正文 | 後藤正文 | |
10 | ボーイズ&ガールズ | 後藤正文 | 後藤正文 | 25thシングル 最高18位 売上0.6万枚 |
リリースデータ
2018年12月5日 | 初登場7位 | 売上2.4万枚 | Produced by ASIAN KUNG-FU GENERATION | Ki/oon Records |
メンバー
Vocals,Guitar | 後藤正文 |
Guitar,Vocals | 喜多建介 |
Bass,Vocals | 山田貴洋 |
Drums | 伊地知潔 |
ASIAN KUNG-FU GENERATION9thアルバム。3月のベスト盤3作から9ヵ月、オリジナルアルバムとしては3年7ヵ月ぶり。前作以降のシングルのうち「Right Now」「ブラッドサーキュレーター」はベスト盤に収録され、「Re:Re:」は『ソルファ』再録盤の先行リリースだったため今作には収録されず、ベスト未収録だった「荒野を歩け」、ベスト以降にリリースされていた「ボーイズ&ガールズ」を収録。「UCLA」に参加している女性ボーカルはHomecomingsの畳野彩加。ベスト盤3作発売はファンにも不評で3作とも通常時を下回る売上となっていたため、今作ではそこからは売上が回復したが、それ以前からは売上を落とした。
初回盤には全5曲入りのCD『Can't Sleep EP』、アメリカツアーのドキュメントを収録したDVD『America Tour Documentary Pt.2 (Latin America)』が付属する。『Can't Sleep EP』にはGrant Nicholas(FEEDER)と後藤の共作「スリープ」、ホリエアツシ(ストレイテナー)作曲の「廃墟の記憶」、山田貴洋の初のボーカル曲「イエロー」、THE CHARM PARKが作曲の 「はじまりの季節」といった新曲4曲とベスト盤『BEST HIT AKG 2(2012-2018)』に新曲として収録していた「生者のマーチ」を収録している。配信(DL/ストリーミング)では『Can't Sleep EP』は単独作品として扱われているため、配信であれば単独で入手することも可能となっている。
なんか一気にベテラン感が漂うようになったなぁ…と感じるような貫禄たっぷりのどっしりとした存在感のアルバム。比較的ゆったりした曲が多い事もあって、これまでよりもかなり落ち着いて聞こえる。1発でバシッと印象に残るような曲は無く、もちろん初期のヒット曲のような曲も無いが、10曲40分とコンパクトな事もあって、繰り返し聞きやすい。じっくり聞くと改めてじわっと良さが見えてきたり、2回目3回目でようやく良さを感じていくような楽曲がこれまで以上に多い。もうあまり外には向いていないというか正直もう今作からアジカンを聞こうというリスナーよりも昔から聞いている人の中でも残った人だけ聞いている状態だと思うんだけど(そして今作でさらに減るんじゃないかとも思う)、その中でもさらに初期の延長を求めずに今を、変化を受け入れられるリスナー向けのようなかなり上級者向けのアルバムのようにも思う。
そこまで毎回聞きこむ熱心なファンではないので今回は今回でいいかなとは思う。最初は確かに地味だなとは思ったが「荒野を歩け」にしても「ボーイズ&ガールズ」にしてもシングルで聞いた時よりも今作で聞いて改めていいなと思ったので、なんだかんだ事前に何曲か聞いておけるシングルのリリースは今後も続けてほしい。いきなり新曲10曲として今作を提示されていたら、またはシングルを聞かずに初聞きで今作を聞いていたらなかなか取っ掛かりも無く、あまり印象に残らなかったと思う。
初回盤『Can't Sleep EP』+DVD付 通常盤 配信版 配信版『Can't Sleep EP』
印象度★★★★☆
2019.2.28更新