Wonder Future
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | Easter / 復活祭 | 後藤正文 | 後藤正文 | 20thシングル 最高8位 売上1.6万枚 |
2 | Little Lennon / 小さなレノン | 後藤正文 | 後藤正文/山田貴洋 | |
3 | Winner and Loser / 勝者と敗者 | 後藤正文 | 後藤正文/喜多建介/山田貴洋/伊地知潔 | |
4 | Caterpillar / 芋虫 | 後藤正文 | 後藤正文 | |
5 | Eternal Sunshine / 永遠の陽光 | 後藤正文 | 後藤正文 | |
6 | Planet of the Apes / 猿の惑星 | 後藤正文 | 後藤正文 | |
7 | Standard / スタンダード | 後藤正文 | 後藤正文/喜多建介 | コンピ盤『NANO-MUGEN COMPILATION 2014』収録曲 |
8 | Wonder Future / ワンダーフューチャー | 後藤正文 | 後藤正文 | |
9 | Prisoner in a Frame / 額の中の囚人 | 後藤正文 | 後藤正文 | |
10 | Signal on the Street / 街頭のシグナル | 後藤正文 | 後藤正文 | |
11 | Opera Glasses / オペラグラス | 後藤正文 | 後藤正文/喜多建介/山田貴洋/伊地知潔 |
リリースデータ
2015年5月27日 2015年6月24日(アナログ盤) |
初登場4位 | 売上4.6万枚 | Produced by 後藤正文 | Ki/oon Records |
メンバー
Vocals,Guitar | 後藤正文 |
Guitar,Vocals | 喜多建介 |
Bass,Vocals | 山田貴洋 |
Drums | 伊地知潔 |
ASIAN KUNG-FU GENERATION8thアルバム。企画アルバムが続いていたのでオリジナルアルバムは2年8ヵ月ぶり。2013年リリースのシングル「今を生きて」は『フィードバックファイル 2』に収録されたので未収録。先行シングルの「Easter / 復活祭」とコンピ盤『NANO-MUGEN COMPILATION 2014』収録曲の「Standard」が収録された。「Standard」は再録音されている。「Planet of the Apes / 猿の惑星」はドラマ『REPLAY&DESTROY』主題歌となりMVが制作された。今作はフー・ファイターズのスタジオStudio 606で全曲録音されている。またプロデュースの名義がバンドではなくボーカル後藤正文個人の名義になっている。初回盤は「Easter / 復活祭」「Planet of the Apes / 猿の惑星」のMVとレコーディングドキュメンタリーを収録したDVD付。6月にはアナログ盤でも発売された。
ここ数作よりもずっとストレートかつ骨太で疾走感のある曲が並んだシンプルなロックアルバム。ややワイルドな感じがするのは録音スタジオがいつもと違う効果だろうか。強いインパクトのある曲は無いが、アルバム通してストレートにロックでカッコいいなと思える1作だ。しかしどうもボーカル後藤のTwitterやブログでは政治的な発言が多いらしく、近年のアジカンは常に「後藤の発言は抜きにして」いい作品であるとわざわざしたり、「後藤の主張が歌詞に反映されていて苦手だ」とハッキリ言われていたり、ボーカル後藤の発言を前提にして語られることが多いように思う。以前からそうだけど今作も直接何かを批判したり主張したりはしておらず、アジカンの歌詞は基本的にはどれも抽象的でさらっと聞いたり読んだりするだけではよく分からない。だが後藤のTwitterやブログを日頃見ていると今作の歌詞はほとんどが政治的主張に繋がってしまうという作用がどうもあるらしい。個人的には後藤のTwitterもブログも見ておらず、作品しか聞いてない上に、歌詞も深く読みこんではいないのでこの歌詞の裏にどんな主張が込められているかなんて分からなかったし、深読みしようとも思わなかった。それゆえ普通にカッコいいロックなアルバムと物凄くシンプルかつ小学生の感想文レベルの感想に留まり、気になったのはむしろ全員で作曲になっている曲が2曲あったりもするのにプロデュースが今までのようなバンド名義じゃなくて後藤個人名義になっているのは何故なのかというところくらいなものだった。そういう意味では基本的にはライトリスナーの方が何も考えずに楽しめる作品なのかもしれない。
印象度★★★★☆
2015.12.16更新