ASKA the BEST Selection 1988-1998
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | MY MR.LONELY HEART | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三・飛鳥涼 | 1stシングル 最高16位 売上2.8万枚 |
2 | MIDNIGHT 2 CALL | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 平野孝幸・澤近泰輔 | 2ndシングル 最高22位 売上3.3万枚 シブがき隊へ提供 セルフカバー |
3 | 伝わりますか | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | 1stアルバム『SCENE』収録曲 ちあきなおみへ提供 セルフカバー |
4 | はじまりはいつも雨 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 澤近泰輔 | 3rdシングル 最高2位 売上116.3万枚 |
5 | 君が愛を語れ | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 澤近泰輔 | 3rdシングルC/W |
6 | けれど空は青〜close friend〜 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | 2ndアルバム『SCENEU』収録曲 |
7 | LOVE IS ALIVE | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 澤近泰輔 | 2ndアルバム『SCENEU』収録曲 |
8 | 晴天を誉めるなら夕暮れを待て | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | 4thシングル 最高1位 売上82.7万枚 |
9 | 月が近づけば少しはましだろう | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | 3rdアルバム『NEVER END』収録曲 |
10 | 着地点 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・ROBIN SMITH | 6thシングル『ONE』C/W |
11 | ID | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・ PAUL STAVELEY O'DUFFY |
5thシングル 最高4位 売上34.7万枚 |
12 | 同じ時代を | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 松本晃彦 | 5thアルバム『kicks』収録曲 |
13 | GIRL | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 松本晃彦 | 7thシングル 最高6位 売上10.5万枚 |
14 | 止まった時計 new version | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 古川昌義・飛鳥涼 | 2ndアルバム『SCENEU』収録曲 セルフカバー |
リリースデータ
1999年3月31日 2001年4月18日 |
初登場8位 | 初動13.8万枚、売上21.5万枚 | Produced by ASKA | 東芝EMI ヤマハ |
ASKA初のベストアルバム。97年、98年とソロ活動が続いていたが、20周年という事もありCHAGE&ASKAとしての活動を再開。99年3月に復活第1弾シングルをリリースし、その月末にソロ活動の区切りとして今作がリリースされた。1988-1998としているのでソロ活動10周年の意味合いがあったと思われるが、1988というのは1stアルバム基準であり、1stシングル「MY MR.LONELY HEART」が発売されたのは1987年だったため厳密には1987-1998となる。5枚のソロアルバムの中からシングルを中心に選曲。6thシングルで同名アルバムからシングルカットされた「ONE」だけがシングルで未収録となった。01年にヤマハから再発されており、東芝EMI盤は廃盤となっている。初回通常関係なく、スリーブケース仕様、ブックレット一体型の特殊ジャケットになっており、ブックレットにはASKAの生まれた時からの年表も記載されている。EMI盤初期出荷分はスリーブケースがざらついた布っぽい質感のものだったが、EMI盤の後期出荷分及びヤマハでの再発盤はスリーブケースが普通の厚紙仕様に変更された。2014年のASKA逮捕によりヤマハ盤も出荷停止となったが、後に販売が再開されている。
CHAGE&ASKA再開を押していたためかヒット曲もあった割にはあまり話題にならずひっそり出てそんなにヒットしなかったような印象だが、2018年までソロのベスト盤は今作しかなかった。ここまでのおいしいどこ取りをしたようなベストアルバムらしいベストアルバム。起用しているアレンジャーも曲の雰囲気もCHAGE&ASKAと同じで(厳密にはソロで最初に起用してCHAGE&ASKAへ還元したパターンもある)、世間一般で知られるCHAGE&ASKAのヒット曲はそのほとんどがASKAのメインボーカルなので、CHAGEのコーラスがないという以外にはあまり大きな違いが無い。
ほとんどの曲がねちっこい歌唱が全開のASKA特有のまったり系バラードでなので最初はけっこう退屈かと期待してなかったのだが、メロディー自体はかなり良いので、ミリオンヒット曲「はじまりはいつも雨」を筆頭にバラード曲連発でもけっこう聞き込めた。8曲目にしてようやくアップテンポとなる「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」は連続でバラードを聴いた後なのでかなりテンションが上がってきてよりいっそう名曲に感じる。選曲が多い『SCENE』シリーズの雰囲気は今作でも掴めるが、以降バラードだけではない様々な色を見せた3作のアルバムの雰囲気までは今作を聞くだけではそこまで感じ取れないもののの、ソロでのヒット曲を押さえておくのにも適していているし、ひとまずASKAソロを聞いてみようというなら今作を聞いておけば間違いないと思う。
印象度★★★★☆
2016.3.29修正