ONE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 風の引力 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・CHRIS PORTER | 5thシングルC/W |
2 | ONE | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・ERVIN BEDWARD | 飛鳥涼・PAUL WICKENS | 6thシングル(カット) 最高14位 売上15.0万枚 |
3 | 草原にソファを置いて | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・PAUL STAVELEY O'DUFFY | |
4 | バーガーショップで逢いましょう | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・PAUL STAVELEY O'DUFFY | |
5 | 僕はすっかり | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | PAUL STAVELEY O'DUFFY・ROBIN SMITH | |
6 | 共謀者 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・CHRIS PORTER | |
7 | 帰宅 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・PAUL WICKENS | |
8 | ブラックマーケット | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・PAUL WICKENS | |
9 | 君が家に帰ったときに | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・CHRIS PORTER | |
10 | ID | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・PAUL STAVELEY O'DUFFY | 5thシングル 最高4位 売上34.7万枚 |
Strings Arranged by WILL MALONE(3)、ED SHEARMUR(7)、ROBIN SMITH(10)
リリースデータ
1997年3月12日 2001年5月23日(現行盤) |
初登場4位 - |
売上27.8万枚 - |
Produced by CHRIS PORTER(1,6,9)、 PAUL‘WIX’WICKENS(2,7,8)、 PAUL STAVELEY O'DUFFY(3,4,5,10) |
東芝EMI ヤマハミュージック |
ASKA4thアルバム。96年にCHAGE&ASKAの活動を休止し、97年は本格的なソロ活動へ移行した。先行シングル「ID」とC/W「風の引力」を収録。1ヶ月後に表題曲「ONE」がシングルカットされた。このシングルは3曲入りで2曲は今作以降に制作された新曲「着地点」が1曲目、新曲「こんなふうに」が3曲目となり、「ONE」はタイトル曲ながら2曲目に収録される変則的な扱いだった。前作同様に先行シングルの売上をアルバムが下回る結果となり、今作では1位も逃した。今作を引っ提げてソロでは初となるツアーを行った。
個人的には「ID」がCHAGE&ASKA含めて初めてリアルタイムで聞いた曲だった。タイアップ先のドラマ『木曜の怪談ファイナル「タイムキーパーズ」』にメチャメチャハマっていたこともあり(中継延長で後番組を次々つぶしてくれやがった野球中継のせいで放送が何度も延期された挙句についには放送枠が無くなってしまい夕方の再放送枠を使って分割したりまとめて放送するなど最後まで視聴するのが大変な状況だった記憶が…)、ここまでのCHAGE&ASKA、ASKAソロを聞いてきた流れだとシングルで切るような曲では無かったのかもしれないが、これまでなどリアルタイムの記憶が無い当時は純粋にこの曲カッケー!と盛り上がっていてシングルも手に取った。なので「ID」と「風の引力」は当時カセットテープに録音してSMAPやスピッツや猿岩石や河村隆一なんかと一緒に聞いていた(改めて思うと「ID」だけ異色すぎるな…)。今にしてみると当時小学6年生には難解すぎる曲だった気がしなくもないが逆に1周回って新鮮でカッコよかったのだろう。
今作は完全にイギリスで制作されており、歌詞こそ日本語だがプロデュースは現地の3人のプロデューサーに依頼し、演奏も全て現地ミュージシャン。当時実験アルバムと称していたそうだけど、実験というなら次回作の方が実験全開だし、今作の後にソロライブを解禁した事といい、CHAGE&ASKAのASKAとしてではなく、ソロミュージシャンASKAとしての自我が本格的に芽生えた1作と言ってもいいのかも。確かにこれまでとは違うんだけど、らしさを失わない範囲内で新たな方向性を示していて、流行りから外した(外れていった)事で、単純にこれまでどうしてもあった時代性を感じなくなった。強い1曲は無いんだけど退屈な曲もないし、聞きやすさを重視したという全10曲の構成もコンパクトにまとまっていて好感触だ。
印象度★★★★☆
2016.3.9更新