SCRAMBLE

CD
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 UNI-VERSE(Album Mix) ASKA ASKA 澤近泰輔 10thシングル 最高10位 売上2.4万枚
2 いろんな人が歌ってきたように ASKA ASKA 澤近泰輔  
3 朝をありがとう ASKA ASKA 十川ともじ  
4 L&R(Album Mix) ASKA ASKA ASKA 11thシングルC/W
5 どんなことがあっても ASKA ASKA 澤近泰輔  
6 SCRAMBLE ASKA ASKA ASKA,旭純  
7 歌の中には不自由がない ASKA ASKA ASKA,旭純 5th配信シングル
8 あなたが泣くことはない 松井五郎,
ASKA
ASKA 村田努,小笠原学 11thシングル 最高11位 売上1.9万枚
9 水ゆるく流れ ASKA ASKA 澤近泰輔  
10 僕の来た道 ASKA ASKA 澤近泰輔  

 

Blu-ray(ユニバーサル盤のみ)
No タイトル 備考
1 UNI-VERSE Music Video
2 いろんな人が歌ってきたように Music Video
3 朝をありがとう Music Video
4 歌の中には不自由がない Music Video
5 あなたが泣くことはない Music Video
6 僕の来た道 Music Video

リリースデータ

2012年12月17日
2018年11月28日(CDのみ)
初登場4位 売上2.9万枚 Produced by ASKA ユニバーサル(ROCKDOM ARTISTS)
ヤマハ

ASKA7thアルバム。『SCENE V』以来7年ぶりのオリジナルアルバム。カバー、セルフカバーアルバムを経たが前作以降08、09年にリリースされていたシングル「UNI-VERSE」、「あなたが泣くことはない」とC/Wの「L&R」を収録。2012年になって配信限定でリリースされていた「歌の中には不自由がない」も収録され初CD化となった。「UNI-VERSE」のC/Wはライブ音源だったため、前作以降にシングルとしてリリースされたオリジナル曲は全て収録された事になる(前作以降これ以外のオリジナル曲は『BOOKEND』収録の「思い出すなら」のみ)。1種発売だが最初からMV5曲を収録したBlu-ray、LYRICKS BOOK(歌詞カード)、ASKA PICTURE BOOK(MV等のメイキング写真や詞を掲載)を封入したBOXケース仕様となっている。CDのみでの発売はされなかった。結果的にCHAGE and ASKA活動休止以降唯一にして逮捕前最後のオリジナルアルバムとなり、逮捕に伴い出荷停止となった。2017年夏頃から順次出荷再開となっていったが、POCS品番になってからの3アルバムは最後まで出荷が再開されず、今作に関してはヤマハから再発される形で市場に復活した。ヤマハ再発盤はCDのみの仕様へ変更されている。

C&Aの『DOUBLE』が07年始めにリリースされ、09年の休止発表前後の08、09年にソロでのシングル2枚が出ていて、当初オリジナルアルバムへ向かう予定だったのが、2016年1月の一瞬で消されたブログによれば曲が出来ずにセルフカバーやカバー作品を挟む形になったようで、今作制作時にもうつ病と診断されていてアルバム制作もツアーも無理だと言われるも、逆にそれで奮起して今作が制作されたとされている。歌の中に不自由がないとか言ってみたり、改めてこんな歌を歌いたいんだと表明してみたり、年齢を重ねて芽生えた新たな視点や深みと同時に逮捕後の顛末が判明せずとも相当苦しい状況の中で制作されたのが随所で見え隠れする。なんだか何を言いたいのか分からないところもあるけど、苦しい状況でもあきらめない、自分の精神力は人一倍強いんだ、光を、希望を見出したいという想いが強かったのか、どちらかというと希望へ向かっているような明るさも今作からは感じられる。

またソロでは『ONE』以降実験的だったり新しい作風に挑んだりと攻めたアルバムが続いたが、今作は実にASKAらしい。伸びやかな美メロはストレートに聞けるし、ロックもあるし、エレクトロもあるし、まったりバラードもあるし、それなりに新しくもある。ASKAらしい楽曲が一通り揃った王道を感じられるバランスの良いアルバムこれまでの集大成のようにも感じられる。ギリギリいっぱいではあったんだろうけど、ヤケクソとかやっつけではなく本当に渾身の1作だったのは確かだろう。ソロアルバムの中では聞く人を選ばない『NEVER END』と並ぶ王道の1作。

正直CDだけで良かったんだけど何故かBlu-rayも強制的にセットでくっついてくる。「UNI-VERSE」は本人が登場しない凝ったサイケな映像が展開するが、それ以外は本人が歌っているというもの…なんだけど割と低予算でさっと撮られたようなこれといったテーマも無く、単に歌っているだけとか歩いているとかとりあえず「ASKAが歌っている」「ASKAさすがに50越えて年齢は感じさせるけどカッケー」以上でも以下でもないというか…。正直これをBlu-rayで見てもなぁ…というところはあった。

B008RBFCLGBlu-ray付ユニバーサル盤  B07KLFLYCGCDのみ2018年ヤマハ再発盤

印象度★★★★☆

2016.6.7更新

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