Too many people

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 FUKUOKA ASKA ASKA 澤近泰輔  
2 Be free ASKA ASKA ASKA 逮捕直前にFC会員に送られたCD収録曲
3 リハーサル ASKA ASKA ASKAの音楽を愛する仲間  
4 東京 ASKA ASKA ASKAの音楽を愛する仲間  
5 X1 ASKA ASKA ASKA  
6 それでいいんだ今は ASKA ASKA 澤近泰輔  
7 Too many people ASKA ASKA ASKA  
8 と、いう話さ ASKA ASKA ASKA、鈴川真樹  
9 元気か自分 ASKA ASKA 澤近泰輔  
10 通り雨 ASKA ASKA ASKA  
11 信じることが楽さ ASKA ASKA ASKA  
12 未来の勲章 ASKA ASKA ASKAの音楽を愛する仲間  
13 しゃぼん ASKA ASKA 澤近泰輔  

リリースデータ

2017年2月22日 初登場7位 売上2.7万枚 Music producer:ASKA DADA Label

ASKA8thアルバム。カバーアルバム『「僕にできること」いま歌うシリーズ』から約4年ぶり、オリジナルアルバムとしては4年4ヵ月ぶり。2014年に覚せい剤で逮捕されて以降、初の作品で音楽活動再開作となる。16年11月末にアルバムの完成を発表したが直後に2度目の逮捕となったが、12月に不起訴となり釈放され、改めて年明けのアルバム発売を発表した。発表後にまず「FUKUOKA」がYou Tubeで公開され、1月には「X1」も公開された。「Be free」は逮捕直前にFC会員へ送られていたデモCDに収録されていた曲の完成版となる。先行発売されていた曲は無い。逮捕時に事務所・レコード会社との契約が解除されており、CHAGE and ASKA含めてCDも回収されたままだが、今作は自身でDADA Labelを設立してインディーズ作品として発売されている。一部参加ミュージシャンは事務所との関係から名前を載せることが出来ず、アレンジャー兼ピアノ兼シンセサイザー奏者が「ASKAの音楽を愛する仲間」、MIDI Data Programming兼ピアノ兼シンセサイザー奏者が「お友達に決まってるじゃないか」と表記され実名が伏せられている。

あまり良い状況に思えない中での新作、果たしてどんなものになるのか、先行公開された「FUKUOKA」もほぼピアノバラードでASKAらしいといえばらしいけど、バラードばかりのアルバムになるのかなと正直あまり期待はしていなかった。しかし聞いてみれば基本的に信じてついてきたミュージシャンのバンド演奏が中心のミディアム寄りではあるけどロックあり、ポップありとバランスがいい良作。前作『SCRAMBLE』も集大成のようなアルバムだったが、今作はさらにASKAここにありを存分に示すような王道・入魂の1作。逮捕で大いにガッカリして期待値が自然とかなり低くなっていたというのもあるけど、それでも思っていたよりも遥かによく思えたし、少なくとも今までの作品を聞いていたリスナーなら一定以上の満足は確実に得られるだけの現時点での渾身の1作だと思う。まずはこの1作、そしてその次も…?まだ先が期待できるとは思わなかった

「ASKAの音楽を愛する仲間」と「お友達に決まってるじゃないか」が誰なのかは全く不明だが、逮捕前に最も参加していたアレンジャーが今作にも参加している澤近泰輔。それに続いて参加の多かった十川ともじ旭純は今作に名前が出ていない。2人ともピアノやプログラミングを扱うアレンジャーなのでこの2人かもしれないし、普通に今回は参加してなくて、他の誰かかもしれない。

あと難点は何の特典も装飾も無い昔ながらのプラケース仕様13曲入りCDで定価3780円とDVD付級の価格設定か。普通に高い。インディーズだとむしろレコード会社に持っていかれる分が無くなるので利益は出るはずだが…厳しい状況下での全国流通へ向けての準備やそもそも東京圏で活動しているミュージシャンを福岡に呼んでスタジオ借りてレコーディングという事で相当なコストがかかったということなんだろうか。

Too many people  

印象度★★★★☆

2017.4.19更新

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