THIS IS ME〜絢香 10th anniversary BEST〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | I believe | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | L.O.E | 1stシングル 最高3位 売上23.6万枚 |
2 | Real voice | 絢香 | 西尾芳彦 | L.O.E | 3rdシングル 最高11位 売上5.1万枚 |
3 | CLAP&LOVE | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | 松浦晃久 | 6thシングル 最高5位 売上6.8万枚 |
4 | 夢を味方に | 絢香 | 絢香/蔦谷好位置 | 松浦晃久 | 9thシングル 最高6位 売上5.0万枚 |
5 | みんな空の下 | 絢香 | 絢香 | 松浦晃久 | 10thシングル 最高4位 売上4.0万枚 |
6 | Hello | 絢香 | 絢香/松浦晃久 | 松浦晃久 | 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
7 | やさしい蒼 | 絢香 | 絢香 | 鶴谷崇/土屋玲子 | 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
8 | ちいさな足跡 | 絢香 | 絢香 | 松浦晃久 | 11thシングル両A面曲 |
9 | beautiful | 絢香 | 絢香 | 松浦晃久 | 11thシングル 最高12位 売上1.5万枚 |
10 | ありがとうの輪 | 絢香 | 絢香 | 松浦晃久 | 1st配信シングル、4thアルバム『レインボーロード』収録曲 |
11 | number one | 絢香 | 絢香 | 河野圭 | 12thシングル 最高15位 売上1.0万枚 |
12 | Have fun!! | 絢香 | 絢香 | 松浦晃久 | 4thアルバム『レインボーロード』収録曲 |
13 | ずっとたいせつなキモチ | 絢香/Tom Collekiyo | 鶴谷崇/土屋玲子 | 4thアルバム『レインボーロード』収録曲 | |
14 | にじいろ | 絢香 | 絢香 | 河野圭 | 13thシングル 最高8位 売上5.1万枚 |
15 | THIS IS ME | 絢香 | 絢香 | 塩谷哲 | 新曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 三日月 | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | L.O.E | 4thシングル 最高1位 売上24.3万枚 |
2 | melody | 絢香 | 西尾芳彦 | L.O.E | 2ndシングル(5万枚限定) 最高14位 売上2.4万枚 |
3 | ブルーデイズ | 絢香 | 西尾芳彦 | L.O.E | 2ndシングルC/W、1stアルバム『First Message』収録曲 |
4 | Jewelry day | 絢香 | 西尾芳彦 | L.O.E | 5thシングル 最高2位 売上7.3万枚 |
5 | Why | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | L.O.E | 6thシングル両A面曲 |
6 | 手をつなごう | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | L.O.E | 7thシングル 最高7位 売上4.2万枚 |
7 | おかえり | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | 松浦晃久 | 8thシングル 最高6位 売上4.6万枚 |
8 | 恋焦がれて見た夢 | 絢香 | 絢香 | 常田真太郎 | 9thシングル両A面曲 |
9 | The beginning | 絢香 | 絢香 | 塩谷哲 | 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
10 | 空よお願い | 絢香 | 絢香/松浦晃久 | 松浦晃久 | 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
11 | はじまりのとき | 絢香 | 絢香 | 松浦晃久 | 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
12 | ツヨク想う | 絢香 | 絢香 | 河野圭 | 3rdライブDVD/Blu-ray『LIVE TOUR2012"The beginning"〜はじまりのとき〜』付属シングルCD収録曲 |
13 | 幻想曲 | 絢香 | 絢香 | 河野圭 | 13thシングルC/W、4thアルバム『レインボーロード』収録曲 |
14 | A Song For You | 絢香 | 絢香 | 河野圭 | 3rd配信シングル 初CD化 |
15 | Ambition | Tom Collekiyo | 絢香 | 河野圭 | 新録曲 前年のツアーで披露していたため公式の表記が新曲ではなく新録扱い |
Strings Arranged by 四家卯大(4)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | WINDING ROAD(絢香×コブクロ) | 絢香/小渕健太郎/黒田俊介 | 絢香×コブクロ 1stシングル 最高2位 売上35.9万枚 | ||
2 | あなたと(絢香×コブクロ) | 絢香/小渕健太郎/黒田俊介 | 絢香×コブクロ 2ndシングル 最高2位 売上15.2万枚 | ||
3 | アカイソラ(iTunes Session) | 絢香 | 絢香 | 2nd配信シングル(EP)『iTunes Session』収録Ver.
初CD化 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
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4 | THIS IS THE TIME(iTunes Session) | 絢香 | 絢香 | 2nd配信シングル(EP)『iTunes Session』収録Ver.
初CD化 3rdアルバム『The beginning』収録曲 |
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5 | Through the ages(English ver.)[iTunes Session] | Kat Modowell | 絢香 | 2nd配信シングル(EP)『iTunes Session』収録Ver.
初CD化 ガブリエル・アプリンへ提供 セルフカバー 12thシングルC/Wに日本語でのセルフカバー収録 |
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6 | I believe 2016 ver. | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | 塩谷哲 | 4th配信シングル 1stシングルのセルフカバー 新録曲 初CD化 |
7 | 三日月 2016 ver. | 絢香 | 西尾芳彦/絢香 | 塩谷哲 | 4thシングルのセルフカバー 新録曲 初収録 |
リリースデータ
2016年7月13日 | 初登場3位 | 売上8.1万枚 | A stAtion(エイベックス) |
絢香3rdベストアルバム。06年のデビューから10周年を記念しての3枚組オールタイムベストアルバム。ここまでの全楽曲の中からSun、Moonのテーマに分けて2枚それぞれほぼ時系列に収録。ラストにそれぞれ新曲を収録。DISC-3はWindとして絢香×コブクロの2シングル、配信限定でリリースしていたiTunes Sessionバージョンでの3曲、セルフカバー2曲を収録。4thアルバム『レインボーロード』の後にリリースされていた「A Song For You」「I believe 2016 ver.」がアルバム初収録で初CD化。配信限定だったiTunes Session3曲が初CD化。「THIS IS ME」「Ambition」は共に新曲だが、「Ambition」は前年のツアーで披露していたためか公式の扱いが"新録曲"となっている。「三日月 2016 ver.」は今作が初出となるが、配信で先にリリースされていた「I believe 2016 ver.」と2曲とも新録曲扱いとなっている。リマスターはStephen Marcussenが担当。
初回盤はライブ映像を収録したDVD付。5月17日までの予約限定10周年メモリアル盤は名前印字、「ちび香モデルUSB」付属でUSBには秘密の音源を収録、DVDにも舞台裏メイキングが追加収録されている。2012年の『The beginning』での復帰時は大きな話題となり、1位を獲得して20万枚を越える売上を記録したが、シングルは朝ドラタイアップの「にじいろ」がトップ10ヒットになった以外はトップ10入りできず、アルバム売上もカバーアルバムで10万割れ、4th『レインボーロード』でもさらに売上を落としていたが、今作はかろうじて『レインボーロード』を上回る売上を記録した。
2009年に休止に至る経緯は一応病気を理由にしていたが、事務所にも事後報告する形で水嶋ヒロと結婚した事もあって、双方共に事務所研音を退所するという流れだった。これは復帰自体が困難なのではないかと思いきやよほど有能なスタッフを引き抜いたのか人脈が強かったのか、2人そろって自主レーベルA stAtionを立ち上げての堂々復活であった。単なる自主レーベルではなくエイベックスのバックアップという事で以前と変わらぬ活動が展開され、タイアップやTV出演も以前と同様に回ってくるようになった。研音と提携しているコブクロとの再コラボなどは難しいのかもしれないが…。
そんなわけで10年といっても間に空白が挟まる上、復帰後も比較的ゆったりペースなので10年でオリジナルアルバムは4枚。1stベスト初回盤がアルバム2枚で2枚組というワケ分からん事になっていたのを思えばベスト盤としての厚みは出たともいえるが、アルバム4枚で2枚はやはりまだ選びすぎな感じはする。復帰後の方がヒット曲も有名曲も少ないので前半に寄りそうなところ、比較的均等に選んでいるのでバランスはいいと思うんだけどSunとMoonの分け方もややアバウト。前提として二大ヒット曲である「I believe」と「三日月」をそれぞれ1曲目にするというのがあって「三日月」がそのままMoon、なのでもう1つはSunにした…みたいな。
必然的にMoonの方がミディアム〜バラード多めには感じるけど、基本的に圧倒的にパワフルな歌唱力を生かしたシンガーという印象は10年変わっていない。作詞もしているし、途中からは単独作曲もしているんだけど、あまり自分自身を出してソングライティングにぶつけていくというよりはもっと普遍性、あくまでシンガーであるのが第一であるようなそんな印象を改めて抱いた。代表曲2曲の10年後のセルフカバーもまさにそんな感じで、変わらずに変わっているというか。
それゆえ多くのシンガーがそうであるように初期で代表曲が生まれてしまうとなかなかそこを越えていくものが出てこない。というか絢香像が完成されてしまってそれで満足してしまいもっと聞きたいとあまり思えなくなってしまうところもあるのかもしれない。新しい曲がパッとしないわけではないんだけど、この1作で満足しきってしまうタイプのベスト盤だった。
印象度★★★★☆
2019.2.5更新