10 BABYMETAL YEARS

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ド・キ・ド・キ☆モーニング ナカメタル のりぞー/
村カワ基成
SOH(Oh! S-D)/
村カワ基成
さくら学院 1stアルバム『さくら学院 2010年度〜message〜』収録曲
DVDシングル(カット)、1st配信シングル(カット)
2 ヘドバンギャー!! 江戸メタル/ナカメタル NARASAKI NARAMETAL インディーズシングル 最高20位 売上0.5万枚
2020年再発盤(同発) 最高56位 売上0.08万枚
3 イジメ、ダメ、ゼッタイ NAKAMETAL/
TSUBOMETAL
KxBxMETAL/
TSUBOMETAL/
TAKEMETAL
教頭 1stシングル 最高6位 売上2.4万枚
4 メギツネ MK-METAL/NORiMETAL NORiMETAL Yuyoyuppe 2ndシングル 最高7位 売上3.1万枚
5 ギミチョコ!! MK-METAL/KxBxMETAL TAKESHI UEDA TAKESHI UEDA 1stアルバム『BABYMETAL』収録曲
6 Road of Resistance KITSUNE of METAL GOD/
MK-METAL/KxBxMETAL
Mish-Mosh/
NORiMETAL/
KYT-METAL
教頭 2nd配信シングル、2ndアルバム『METAL RESISTANCE』収録曲
7 KARATE Yuyoyuppe Yuyoyuppe YUPPEMETAL 2ndアルバム『METAL RESISTANCE』収録曲
8 THE ONE KITSUNE of METAL GOD/
KxBxMETAL
Mish-Mosh tatsuo/Mish-Mosh 2ndアルバム『METAL RESISTANCE』収録曲
9 Distortion(feat. Alissa White-Gluz) TAKEMETAL/DKMETAL TAKEMETAL MEGMETAL 4th配信シングル 3rdアルバム『METAL GALAXY』収録Ver.
10 PA PA YA!!(feat.F.HERO) SIAMMETAL SIAMMETAL MEGMETAL 7th配信シングル、3rdアルバム『METAL GALAXY』収録曲

リリースデータ

2020年12月23日 初登場2位 売上6.3万枚 Total produced by KOBAMETAL TOY'S FACTORY

メンバー

Vocal&Dance SU-METAL
Scream&Dance MOAMETAL

BABYMETAL初のベストアルバム。ライブ盤『LEGEND-METAL GALAXY』2枚同時発売から3ヶ月ぶり。2010年にさくら学院の部活動(派生ユニット)で「重音部」としての結成から10周年を記念しての作品。ここまでの3枚のオリジナルアルバムからリード曲を中心に時系列に10曲を収録。初回盤4種+通常盤+アナログ盤の一般発売5種+FC限定2種の合計7種発売されたが収録曲は全て共通10曲でそれ以外の付属内容が異なる。メンバー表記は2人のみで、1〜8まで在籍していたYUIMETALは一切表記されていないTed Jensenによるリマスター。ド派手な特典複数商法が繰り広げられたが、新曲は一切無く、年末の歌番組には積極的に出演して12月31日のNHK紅白歌合戦にも初出場して「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を披露するなど新規向けでもあったが売上は不振でライブ盤を除くオリジナルアルバム3作の売上を大幅に下回り初の10万割れとなった。

通常盤はCD、アナログ盤の2種。
初回限定盤は全MV16曲を収録したBlu-ray「ALL MUSIC CLIPS」付属の初回盤A、アナログサイズの着せ替えジャケット10種「10 LEGEND ARTWORKS」付属の初回盤B、トーナメント形式でファンが選出した10曲の歴代のライブ映像を収録した「10 LEGEND MOVIES」付属の初回盤Cの3種。
ファンクラブTHE ONE限定盤はバトルカード、バトルCD、バトルフィールド付の豪華スペシャルパッケージ仕様“KARUTAバトルセット”THE ONE 限定盤A、メンバーインタビュー映像収録Blu-lay+10曲のベストライブソングス映像収録のBlu-ray+写真集「APOCALYPSE〜10 BABYMETAL YEARS〜」+ビッグフラッグ付の“クロニクルセット”THE ONE 限定盤Bの2種。

これら7種全てにSU-METAL、MOAMETAL、プロデューサーKOBAMETALの3人のうちいずれか1枚のプロフェットカード(予言者カード)が封入されており、このシリアルで3人それぞれが選んだベスト10曲の収録曲と曲順(お告げ)を見事に的中させた“選ばれしもの”だけに贈呈されるSU-METAL盤、MOAMETAL盤、KOBAMETAL盤の3種が存在する。公式にはこの3種を含めて全10形態としている。SU-METAL盤、MOAMETAL盤、KOBAMETAL盤入手には収録曲どころか曲順まで10曲的中させるという高難度であり、入手できた者が存在するのかは不明

特典だけやたらド派手でワケの分からない事になっているが随分と潔いベストアルバム。オリジナルアルバム3枚しか出していないのでベスト盤にするなら1枚は当然とはいえ平気で2枚組とかやるようなご時世だけに珍しい。そもそもに途中から海外でのライブ中心になって新作は滞りがちだったし、シングルCDも最初期しか出していない。配信シングルも出ているがけっこうひっそりしていて配信やストリーミングチャートでヒット曲として認知されるようなものも特にないので今作でも配信シングルは全く収録基準になっていない。2ndアルバム『METAL RESISTANCE』が出る頃には海外人気も掴んでいたのでリード曲と共に凄いグループとして割と騒がれていた。このタイミングでブレイク認定、"旬"認定されていたので概ね日本での注目度のピークは2ndアルバム頃だったんじゃないかと思う。そしてその辺りの認識から手に取るには分かりやすく、リード曲だけ全部並べたという感じなので、この人たち一体何なんだろう?という軽い興味で聞くのには最適な1作かもしれない。

1stアルバムまでで半分、残り2作から半分とやや前半に寄っているが、代表曲というとやはりインパクトを残すのはアイドルとメタルが融合した前半部分だと思う。SU-METALの大人顔負けの歌唱は今聞くと幼いものの当時からしっかりしていて、そこに乗っかるハイテンションなアイドルノリ、Scream担当の2人(MOAMETAL、YUIMETAL)の完全にお子様な掛け声も初期ほど出番が多くてかなり目立っていてまさにBABYなMETALだった(当初は2人とSU-METALの身長差もけっこうあった)。しかしMOAMETAL、YUIMETALも急速に背が伸びて3人の身長差が縮み、当然お子様だったから出せたようなお子様ノリが普通に出せなくなってくると、SU-METALの崇高な歌唱1本押しになってアイドル要素は無くなってしまう。それでもメタル一辺倒にはならずに色々模索はしているんだけど、崇高さの度が過ぎてきてお気軽に聞ける感じではなくなっていったように思う。ひたすら世界観を押し出していてメンバー個々の色を全く出さないように徹底していたのでメンバー2人がどんな人なのかも全く見えてこない完全な世界観勝負。終盤はSU-METALの独壇場状態が強くなり、音源ではMOAMETALの存在が分かりにくくなってきているし、もう完全にLADYMETALって感じになってきてるしで、今後どこへ向かうのだろう。

B08KWD9PP6初回盤BD付A  B08KWD4SXL初回盤B  B08KW9HRYB初回盤BD付C  B08KWCXKJG通常盤  B08KWDH8DGアナログ盤

印象度★★★★☆

2021.2.27更新

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