THE OTHER ONE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | METAL KINGDOM | KITSUNE OF METAL GOD | tatsuoMETAL | tatsuoMETAL | 23/1/20先行配信 |
2 | Divine Attack-神撃- | SU-METAL | MEGMETAL,HAYAMETAL | MEGMETAL,HAYAMETAL | 22/10/21配信シングル |
3 | Mirror Mirror | THE OTHER METAL,RYU-METAL | RYU-METAL | MEGMETAL | |
4 | MAYA | MAYA-METAL | KANAMETAL,MEGMETAL | MEGMETAL | |
5 | Time Wave | MK-METAL,T-METAL | tatsuoMETAL | tatsuoMETAL | |
6 | Believing | PERI-METAL | ゆよゆっぺ | ゆよゆっぺ | |
7 | METALIZM | METALIAN,RYU-METAL | RYU-METAL,MEGMETAL | MEGMETAL | |
8 | Monochrome | MK-METAL | ゆよゆっぺ | ゆよゆっぺ | 22/11/18配信シングル |
9 | Light and Darkness | MK-METAL,TAKEMETAL | TAKEMETAL | tatsuoMETAL | 23/2/24先行配信 |
10 | THE LEGEND | KITSUNE OF METAL GOD | RYU-METAL,MEGMETAL | MEGMETAL |
リリースデータ
2023年3月24日 | 初登場3位 | 売上4.3万枚 | Total produced by KOBAMETAL | TOY'S FACTORY |
メンバー
Vocal&Dance | SU-METAL |
Scream&Dance | MOAMETAL |
BABYMETAL4thアルバム。ベスト盤から2年3ヶ月ぶり、オリジナルアルバムとしては3年5ヵ月ぶり。結成10周年を記念しての前ベストリリースを前にMETAL RESISTANCE全10章の完結と共に10年間のLEGENDは封印されるという表現でライブ活動休止=事実上の活動停止を宣言していた。今作のほぼ1年前となる2022年4月になって"バーチャルワールド「METALVERSE」を通じて、“我々の知らなかったBABYMETAL”を復元させる計画「THE OTHER ONE」の開始"を宣言、さらに10月には2023年1月に封印を解くライブの開催と今作の発売を発表。今作に向けては4曲が配信されていた。このうち後半の2曲はアルバムジャケットの流用であった。
完全生産限定盤はアナログサイズ特殊パッケージ仕様+復元パズル付属。映像(DVDやBlu-ray)は付属しない。
通常盤はCDのみ。
限定アナログ盤も発売。
アスマート限定盤「BLACK
ALBUM」はブラックケース仕様。
THE OTHER ONE限定盤「CLEAR
BOX」はMV収録Blu-ray付。今回映像が付属するのはこの形態のみ。
"石化されたBABYMETALを復元させる計画「THE OTHER ONE」が始動した。それは、BABYMETALのもうひとつの物語・・・今作は、我々の知らなかったBABYMETALの楽曲を復元させたコンセプトアルバム。「THE OTHER ONE - BLACK BOX」に封印されていた謎を解く復元計画「THE OTHER ONE」を進めていく中で明らかになった時空を超えて存在する10個のパラレルワールド、そのそれぞれの世界をテーマにした楽曲10曲"と公式に説明されているように設定まみれで最早ワケが分からないことになっている。実態としては設定に次ぐ設定で10年継続してきたものの新コロ制限で海外でライブが出来ないので一旦活動休止として、頃合いを見てライブができる状況になったのと新体制の準備も整ったので活動再開というのを設定まみれで演出した…という解釈でいいんだろうか。
メンバー脱退後、ライブでは紆余曲折を経て「アベンジャーズ」と称して3人のサポートのうち1人を招くというスタイルが定着しつつあったが、今作リリース後には3人のうちの1人だった岡崎百々子(メンバーと同じさくら学院出身の後輩)がMOMOMETALとして正式加入する事が発表された。これにより2022年より今作まで続いていた「THE OTHER ONE」は完結して新体制になる模様。
厳密には4thアルバムではなくコンセプトアルバムらしいんだけど、特別何かコンセプトがあるようには感じられない。アイドル要素は前作の時点でほとんど無くなっていたし、前作ではやや幅を広げ過ぎて取っ散らかった感じだったのを軌道修正してヘビーなメタルなのかどうかは微妙ながらももう少し硬派なロックナンバー中心でまとめたようなそんな印象。メンバーも20代半ばに差し掛かり、SU-METALのボーカルもますます高らかに響き渡り、大人顔負けではなくもう立派な大人となり、LADYMETALとなった現状、ごく普通に正統進化しているようにも思うが…。ていうか設定まみれの中で続けるならこれ以外になくない?
随分と細かく「章」を重ね続けているな…とは思っていたけど活動休止から再開に向けての今回の演出は意味深な単語が飛び交いすぎ。こんな設定まみれでは初見さんやなんとなくで聞いていたライトリスナーもまとめて全部追い払うかのようであり、ライトリスナーとしてはかなり居心地は悪くなってきた感がある。今作のどうにもキラーチューン不足に感じられるところなんかも今作においては全て今回はコンセプトアルバムだから!3rdからの4thではない(本流じゃない)から!で済ませる事が可能で、今作で"復元"して、新メンバー加えて新3人体制で始まるから次が本流だから!みたいなリスナーの判断を次へ丸投げした感じもあり(ある意味時間稼ぎ)、次のハードルが上がりまくってしまったがこれで次は大丈夫だろうか。
印象度★★★☆☆
2023.5.7更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。