ユーモア
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 秘密のキス | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number | |
2 | 怪盗 | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&小林武史 | 3rd配信シングル |
3 | アイラブユー | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&小林武史 | 6th配信シングル |
4 | ゴールデンアワー | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number | |
5 | 黄色 | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&小林武史 | 21stシングル 最高3位 売上3.2万枚 |
6 | 添い寝チャンスは突然に | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&柿澤秀吉 | |
7 | Silent Journey in Tokyo | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number | |
8 | エメラルド | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&蔦谷好位置 | 2nd配信シングル |
9 | ベルベッドの詩 | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&亀田誠治 | 5th配信シングル |
10 | 赤い花火 | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number | |
11 | ヒーロースーツ | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&sugarbeans | |
12 | 水平線 | 清水依与吏 | 清水依与吏 | back number&島田昌典 | 4th配信シングル |
リリースデータ
2023年1月17日 | 初登場1位 | 売上23.9万枚 | ユニバーサル |
メンバー
Guitars&Vocal | 清水依与吏 |
Bass | 小島和也 |
Drums | 栗原寿 |
back number7thアルバム。前作から3年9ヵ月ぶり。前作以降のシングル6曲を収録。これまで配信シングルは先行以外では2016年の「黒い猫の歌」のみでCDシングルリリースを継続していたが2020年の「エメラルド」以降は配信シングルメインとなり、今作までの間のシングルCDは1作のみだった。前作以降に発売されていた曲のうち2021年8月にFC限定販売された「女王の猿」と21stC/W「勝手にオリンピック」は未収録。
初回限定盤Aはライブ映像「back
number “SCENT OF HUMOR TOUR 2022” at 幕張メッセ国際展示場
9・10・11ホール 2022.09.08」フル収録+ドキュメント映像「Documentary
of back number “SCENT OF HUMOR TOUR 2022”」を収録したCD+Blu-ray、CD+2DVDの2種。フォトブック「back
number “SCENT OF HUMOR TOUR 2022” PHOTO BOOK」付属、三方背BOXトールケース仕様。
初回限定盤Bは清水依与吏弾き語りCD
「依与吏の部屋」+MV7曲収録の2CD+Blu-ray、2CD+DVDの2種。三方背BOXトールケース仕様。
通常盤はCD1枚のみ。通常盤初回プレスのみ三方背ケース仕様。
安心安定の王道的な内容のアルバム。似たような曲が多くてあまり変化がないというのが彼らの印象だったが、今作でも基本的に何も変わっていない。しかしここまで来ると継続は力なりを地で行くような同じ事を貫き続けるのがこのバンドの絶対的な魅力になっているように思えてきた。先人たちがそうだったようにこれまでを上回ってくるのは至難になってくるところだが、全く衰えを感じさせない。1人のアレンジャーにベッタリせずに基本1曲単位で契約しているので、違うアレンジャーと組んだりセルフでやったりと幅広くやれる。基本的にセルフになるとバンド以外の装飾を足したりしないのでシンプルなバンドサウンドになり、結果的に今作はストリングスの使い方、ロックバンドな部分を見せる点でも非常にバランスのいいアルバムになっている。流行りの電子音方面に手を出そうともしていない。
これは何かこだわりがあるのかと思ったが、インタビューによれば蔦谷好位置にシンセをかたくなに入れないのは嫌いなのかと問われてやり方が分からないだけと回答したという。これ以外にも共同アレンジャーを招いた場合一応3人でアレンジもしているようなんだけど、基本渡した後は任せっぱなしで、上がってきたアレンジを聞いてベースやドラムを演奏できるのか不安になった様子もごく自然に回答。実際にアレンジャー任せだったとしてもここまで自分の担当楽器のアレンジを自分で考えてない事を公言するどころか提示されたアレンジを弾けるのか不安だと公言してしまうキャリア10年越えのベテランバンドも珍しい。実力不足なわけではなく、半分以上の曲はセルフプロデュースでやれているわけだし、セルフでやる実力もありつつ、足りない部分は柔軟に色々なアレンジャーを招いてお任せするという柔軟さ。おそらくそういう事なのだろう。実力を疑われそうな発言も平気でしてしまうような無邪気な部分、カッコつけない部分というのはback numberがここまで王道を貫きつつもマンネリ化せずに適度な鮮度を保っていられる理由なのかもしれない。
そんなわけでシンプルに"新鮮さはないが安心安定な良いアルバム"という一見"普通にいいアルバム"なんだけど、"普通にいい"を貫き続けて極めたような良いアルバム。かったるくならずに繰り返し聞ける45分半。このまとめ方は素晴らしい。一時全盛期を極めてミリオンまで達しながらも飽きられていったJ-POPの先人達とは大作化、大物化していかないところで明確に差が出てきた。案外オンリーワンな領域になってきたように思う。なんていうかこれだけタイアップが来ているのに、タイアップに追われて振り回されている感じも無いし、見失っている感じもないし、とにかく消耗が少ない感じがするんだよな。
初回盤A(CD+Blu-ray) 初回盤A(CD+2DVD) 初回盤B(2CD+Blu-ray) 初回盤B(2CD+DVD) 通常盤
印象度★★★★☆
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。編曲情報はWikipedia参照(不確か)。