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No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | この海の遥か向こうには | 中沢晶 | 今村啓一 | BAJI-R&長田直也 | |
2 | paradise | 中沢晶 | 織田哲郎 | BAJI-R&織田哲郎 | 6thシングル 100位圏外 |
3 | 友だち | 中沢晶 | 梶原崇史 | BAJI-R&長田直也 | |
4 | 明日の地図 | 中沢晶 | 長田直也 | BAJI-R&長田直也 | 4thシングル 100位圏外 |
5 | ラクダに乗って | 中沢晶 | 中沢晶 | BAJI-R&長田直也 | |
6 | テクノポリスの太陽 | 中沢晶 | 今村啓一 | BAJI-R,織田哲郎&長田直也 | |
7 | ドライブ | 中沢晶 | 田村滋 | BAJI-R | |
8 | 意味不明 | 中沢晶 | 中沢晶 | BAJI-R&長田直也 | |
9 | 「愛してる」 | 中沢晶 | 中沢晶 | BAJI-R&長田直也 | 5thシングル 100位圏外 |
10 | 幸せになろう | 中沢晶 | 田村滋 | BAJI-R&長田直也 | 3rdシングル 100位圏外 |
11 | rhythm | 中沢晶 | 今村啓一 | BAJI-R&長田直也 |
リリースデータ
1999年5月21日 | 初登場77位 | 売上0.3万枚 | Produced by 織田哲郎 | SMEJ Associated Records |
メンバー
Vocals,Percussion | 中沢晶 |
Bass,B.Vocal,Percussion,Keyboards | 田村滋 |
Drums,B.Vocal,Percussion,Keyboards | 梶原崇史 |
Guitars,E.Sitar,B.Vocal,Percussion,Keyboards | 今村啓一 |
BAJI-R2ndアルバム。BA-JIとしてビーイングで活動していたが1stアルバムの後の1996年8月の2ndシングル『青い風』を最後にデビューわずか1年で活動が停止。2年の沈黙を経て1998年にBAJI-Rに改名、ソニーが新たに立ち上げたSMEJ Associated Records(後のSony Music Associated Records)に移籍して活動を再開した。背景にはプロデューサーの織田哲郎が96年にビーイングではなくエイベックスと手を組んで相川七瀬をプロデュースしたことでビーイングとの関係が悪化、織田はビーイングを離脱、ZARDへの提供も1998年でストップして以降ビーイングと一切関わらなくなった。織田がプロデュースしていたBA-JIもおそらくこのあおりを喰ってしまう形で移籍と活動休止を余儀なくされたものと思われる。今作も織田哲郎プロデュースだが、1曲提供、1曲アレンジに参加した程度で、実際にはディレクターとしてクレジットされている長田直也がメインで協力している。移籍したはいいが、シングルはチャートインできなくなり、アルバムでかろうじての初チャートインとなった。この後2000年にリリースした5曲入りマキシシングル『白い月のタンバリン』もチャートインせず、これを最後に契約が終了したようでそのまま自然消滅・解散となった。
今回も自由な作風でポップなメロディーに多国籍感のあるサウンドが展開。ただ前作同様に自由すぎてほとんどバンドは放棄。演奏陣のメインの担当楽器よりもシンセやキーボードサウンドが完全に中心になっているので、特にドラムとかあんまり叩いてないんじゃないかという勢い。また今回シングルは4作あるものの「遊びに行こうよ」「青い風」路線のシングルらしい明るく突き抜けた曲は無くなって落ち着いてしまったので、全体にもう1つ突き抜けきれていないような感じもする。ていうか単純にこれだと売れるのは難しいだろうなという…。また今作ではメインライターであるボーカルの中沢晶の作曲には地味なものが多く、男性メンバー3人の書いた曲の方がメロディーの良さが出ているような…。
個人的にはいいにはいいんだけど少し惜しいグループだったなという印象。色々な可能性と才能はかなり秘めていたと思うし、まだまだ次の作品を聞いてみたいと思えるグループだっただけに移籍までしたのに逆にますます芽が出ずに終わってしまったのは惜しかった。
印象度★★★☆☆