Barbier first
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LOVE〜眠れずに君の横顔ずっと見ていた〜 | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 2ndシングル 最高61位 売上1.2万枚 |
2 | Can't Leave You Now | TONE | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | オリジナル曲 |
3 | もう少し あと少し… | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | ZARD 9thシングル |
4 | Top Secret | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | ZARD 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
5 | あなたに帰りたい | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 1stシングルC/W ZARD 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
6 | I still remember | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 2ndシングルC/W ZARD 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
7 | 今すぐ会いに来て | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | ZARD 6thアルバム『forever you』収録曲 |
8 | Season | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | ZARD 4thアルバム『揺れる想い』収録曲 |
9 | 見つめていたいね | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人 | ZARD 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 |
10 | クリスマスタイム | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | Taka Umeno& Robbie Kondor |
1stシングル 最高35位 売上3.8万枚 |
2〜9全英語詞、3〜8英訳詞=AMY
リリースデータ
1996年11月25日 | 初登場33位 | 売上2.5万枚 | Produced by 栗林誠一郎 Guest Vocal:坂井泉水 |
B-Gram Records |
Barbier1stアルバム。この名義では最初で最後のアルバム。1,10のみが日本語詞で後は全て英語詞。ZARDを中心に楽曲提供していた栗林誠一郎はソロミュージシャンとしても89年からアルバムをほぼ毎年出して活動しており、96年はこの名義での活動をしていた。普段は編曲も自身で手がけているが、今作では作曲家とボーカリストに徹している。97年以降は再びソロ名義になり、98年を最後に栗林誠一郎は姿を消している(ZARD楽曲で05年まで出てきているがストック曲)。今作含めて何気に10枚のアルバムを制作(シングルはBarbier含めても4枚)している。Barbierというのは20世紀初頭に活躍したイラストレーターで、Barbier名義でのCD計3枚はジャケ写からブックレットまで全てこのBarbierのイラストで統一されている。栗林ソロの売上は泣かず飛ばずでほとんど100位圏外だったのが、Barbier名義の作品はこれでもかなりの好セールスになっている。
ZARDベストでも参加作品として載っているので、メインボーカルもあるのかと期待するが、ゲストボーカルという言葉に期待して聞いてはいけない。実際にメインボーカルは栗林誠一郎である。ゲストボーカルというのは単にZARD人気に便乗させて、買ってもらうための餌である。坂井泉水は実質コーラスでそれもラストのサビとか盛り上がるところでしか出てこない。サウンドの方は90年代中盤以降〜後半のややロック気味のビーイングサウンド王道。徳永暁人の出番が多いこともあり、ZARDで言うと明石昌夫と葉山たけしが多かった94,5年までよりも97年以降、『永遠』の頃の音に近い。ZARD楽曲(後にBarbierとして出したシングル2曲もZARDでカバー)が、男性ボーカルでアレンジ違い、しかも大半が英語詞となるとかなり新鮮に聞こえてきておもしろい。ただし、アルバム曲ばかりなのでコアなZARDファンじゃないと分からないかも。栗林誠一郎の声はかなり甘〜いので当時のビーイング系男性歌手の中でもけっこう特徴のある方である。この甘さ、少々たるい気もしてこういった企画盤でなかったらあまり好んで聞きたいとは思わない。
印象度★★★☆☆