BBHF1-南下する青年-

No タイトル 作詞 作曲 Produced by 備考
1 流氷 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
2 月の靴 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
3 Siva 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
4 N30E17 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
5 クレヨンミサイル 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
6 リテイク 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト 6月先行配信
7 とけない魔法 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
8 1988 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
9 南下する青年 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト ナレーション

 

No タイトル 作詞 作曲 Produced by 備考
1 鳥と熊と野兎と魚 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
2 夕日 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
3 僕らの生活 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト 7月先行配信
4 疲れてく 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
5 君はさせてくれる 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト 8月先行配信
6 フリントストーン 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
7 YoHoHiHo 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
8 太陽 尾崎雄貴 尾崎雄貴 BBHF&岩ヰフミト  
          CDのみシークレットトラック収録
配信バンドル購入時のみ18曲目に「Torch Remote Session」収録

リリースデータ

2020年9月2日 初登場29位 売上0.2万枚 All songs produced by BBHF&岩ヰフミト Beacon LABEL

メンバー

尾崎雄貴
DAIKI
佐孝仁司
尾崎和樹

BBHF2ndアルバム。EP『Family』から10ヵ月ぶり。フルアルバムとしては2年ぶりで、BBHFに略称改名後は初のフルアルバム当初5月27日発売予定だったが新コロ延期となり、5月27日には急遽書き下ろした新曲「かけあがって」を配信限定でリリースしたが、この曲は「かけあがって」は未収録。6〜8月に1曲ずつ先行配信されたが、単曲枠ではなくアルバムの枠内で該当曲だけ開放する形での販売だったようで、単曲での販売ページは存在しない。ストリーミングではアルバムジャケットの単曲枠でも残されている。実際の収録時間は60分程度で1枚に収録可能だが、CDは小説の上下巻を意識した2枚組となっていて、ブックレット上の表記も下巻は10〜17の通算カウントで表記されている。CDのみ「太陽」終了後に短いシークレットトラックが収録されている。配信バンドル購入版のみ18曲目に「Torch Remote Session」が付属する。これは単曲での購入不可、ストリーミング版ではカットされており、配信バンドル購入でしか聞くことができない。新曲ではなく配信限定EP『Mirror Mirror』収録曲「Torch」をリモートでセッションした音源と思われる。初回盤は2019年12月16日恵比寿LIQUIDROOMでの「BBHF ONE MAN TOUR 2019 “FAM!FAM!FAM!” 」ライブ映像11曲を収録したDVD付。EP『Family』の売上は上回るも初登場29位から2週目には160位まで吹き飛び、3週目には300位圏外へと吹き飛んだ。

Galileo Galilei時代2012年に脱退した岩井郁人(現名義は岩ヰフミト)はFOLKSとして2014年にメジャーデビューしていたが2016年にはメジャーを去り、ほどなくして活動が停滞、2018年に正式に休止となっていた(公式サイトも吹き飛んでいるので事実上解散っぽい)。Galileo Galilei解散後の2017年の尾崎雄貴のソロプロジェクトwarbearの音源には参加していなかったが、翌2018年のwarbear初ツアーではサポートメンバーとして参加していた。BBHFでも2019年夏よりツアーサポートメンバーとして参加するようになり、今作ではついに脱退後初の音源参加で共同プロデュースとして個人名で表記されている。また「かけあがって」「僕らの生活」のYouTube公開のMVではディレクターとしてクレジットされていて、今作リリース時のアーティスト写真も担当しているとされる。

解散後じわじわ参加しつつも作品にクレジットされる形での音源参加はしていなかった岩井がついに本格再合流。当時の担当はギターだったのでこれで尾崎、DAIKI、岩井とギターが3人になった事になるが、前作に続いてメンバーの担当楽器は表記されなくなっていて、ギターを重ねまくっているというよりむしろギターが遠ざかって全体にバンド感は薄め北海道在住の尾崎雄貴にとって基本的に全国ツアーとはほぼ全て住んでいる場所から南下していく事になり、そこに着想があるようだが、特に明確に物語が展開していく事も無く、世界観自体は雰囲気的で正直良く分からない。これまで以上に1曲1曲は淡々として掴みどころが無くて全く印象に残らないが、なんとなく全体の流れを通して1つにまとまっている感じではある。芸術性の高い雰囲気は漂っていて、海外のトレンドも踏まえるとかなり高尚な音楽を展開しているようだが、特に名前がよく挙がるThe 1975というイギリスの人気バンドを知っていて良さが分かっていないとちょっとどうしようもない(理解できない)方向性になっているのかなとは思う。最早その辺りを知らずに聞いて言及せずに絶賛しているというレビューが見当たらない感じになってきてるし、たぶんこの全く理解できていない感想も相当彼方へと外れている(Amazonも満点レビューばかりだし、分からない人はもうとっくに見切っていなくなっているようだ)。

一見良く分からない世界観の中でも歌詞の1フレーズ単位では生活感とかリアリティのある地に足の着いた30代になって見える視点で綴られているように感じられるが、どうにも難しい言葉は使っていないんだけど言葉が入ってこなくて音に委ねるといった感じの作風に思える。じっくり聞くより流し聞きしてなんとなく雰囲気に浸るというか、そんな聞き方が個人的には1番しっくりきた(というかじっくり聞くと良く分からない)。上巻より下巻の方がやや幅が広くて面白味はあるようにも感じたが、淡々としていて盛り上がらない、これといったリード曲が無く、普段より念入りに何度か聞いたんだけど残る曲は無かった。

Galileo Galileiから改めて一気に全部聞いてここまで来たけど、BBHF以降はさらに難解になってきて良さが見えなくなってきた。精神性においては再デビューをSME継続でしたのでつまづいて結局SME辞めて移籍して改名も余儀なくされるなどせっかくの新バンドが遠回りする事になっていたのがようやく落ち着いてやりたいことに集中できている感じはある。今作を「1」と銘打った事からもここからようやく本格的に進んでいくんだろうなという感じはあるし、SMEのアニメタイアップ要請も無くなってようやく100%やりたい曲だけやって早速コンセプト性を重視した作品の連投…という事で充実はしているんだろうけど、やはり本当にやりたいであろう事と個人的な好みが合わなかったなぁ…と。結局Galileo Galileiから耳に残ってくるのはタイアップやシングル用の要請を受けて恐らく時に不本意ながらも書かれた曲だった。これ以上追い続けるかどうかは分からないが、これまでも変化は繰り返してきたので今作と全く同じような「2」が来ることは無いだろうし、意識には留めておこうとは思う。なんだかんだ異端さが気になるバンドではある。

2021年3月31日をもって佐孝仁司が脱退すると発表。今作が最終参加作品となった。また直近の作品クレジットではメンバー名のみで担当楽器の表記が無くなっていたが脱退説明文では"ベースのベースの佐孝仁司"と書かれていた。これにてGalileo Galileiとしてのデビュー時からのメンバーは尾崎兄弟だけとなった。

B086RN4KV2初回盤DVD付  B086RS12S6通常盤 

印象度★★★☆☆

2020.11.21更新、2021.3.6追記

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