Mirror Mirror

No タイトル 作詞 作曲
1 Torch 尾崎雄貴 尾崎雄貴
2 だいすき 尾崎雄貴 尾崎雄貴
3 友達へ 尾崎雄貴 尾崎雄貴
4 Mirror Mirror 尾崎雄貴 尾崎雄貴
5 バック 尾崎雄貴 尾崎雄貴
6 リビドー 尾崎雄貴 尾崎雄貴

リリースデータ

2019年7月1日 配信限定 Beacon LABEL

メンバー

尾崎雄貴
DAIKI
佐孝仁司
尾崎和樹

BBHF1stEP。配信限定作品。Bird Bear Hare and Fishとして2018年にデビューしたばかりだったが、2019年7月にGalileo Galilei時代から在籍し続けたSMEからラストラムへ移籍すると発表、略称として使用されていたBBHFに改名すると同時に今作が配信限定で発売された。当初からデジタルなものと肉体的なものという"2つの対になるような作品を作って、その2つによって大きな全体像を表現したい"という意向で今作と対になるEP作品を制作する事を予告していた。このため今作収録曲は改めてCD化されることも、アナログ化される事も無く配信限定のままとなっている。

当初からBBHFを略称としてメインで使用していたとはいえ略称に改名してしまうという唐突な展開で改名理由もほとんど明かされていない(これ以外のインタビューもいくつか探したがどれも改名について聞いてすらいない)。再デビューしたばかりなのに長いからという理由だけで即改名とかさすがにちゃらんぽらんすぎる。正直Galileo Galileiじゃなくなれば新バンド名は別になんでもよかったのか、単純に大人の事情、率直にようやくSMEのままでは自由にやれないとなって半ば強引にSMEとの契約を終了させて移籍した事でBird Bear Hare and Fishの名称が使用不可になったとかじゃないのかなと思うが…。これによりバードベアーヘアーアンドフィッシュだった読みがそのままビービーエイチエフという英字まんま読みに変わったので、ABC順でもあいうえお順でもアーティストごとに作品を並べる際に1stアルバムと今作以降の位置が分断されたりと地味に面倒な事になるような…。

配信限定のため詳細なクレジットが無く不明だが、インタビューではミックスやマスタリングまでほぼメンバーがわんわんスタジオで作り上げたようだ。デジタル的な内容の作品という言葉通りにロックバンド感は皆無でシンセ主体淡々として盛り上がりが無くサビがどこかも良く分からない浮遊感のあるふわふわした曲がゆらゆらと続いていく…という蜃気楼みたいなイメージの1作。2面性を2作で見せるという事で、シンセにドハマリして一気に振り切った『PORTAL』の頃よりも過去最高にシンセシンセシンセな1作になっていると思う。海外の最新バンド事情を知らないと〜〜のような、とか世界で今流行っているサウンドの…という形容をされても全く分からないし、正直こうなってしまうと流れに身を委ねるしかなく、難解すぎた。それでもあえて1曲選ぶなら1曲目の「Torch」が1番動きがあって良かったかなぁ…。シンセ+スローな曲調って1番苦手だなと改めて思った。あとなんとなくだけどこういうデジタル系のサウンドってきっちりとCDやアナログなどの盤の形で聞かずにインスタントに圧縮配信やサブスクで流し聞きしても気分的にあまり変わらないのかもとも思った。

印象度★★★☆☆

2020.11.9更新

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