complete of B.B.QUEENS at the BEING studio
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | おどるポンポコリン | さくらももこ | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 1stシングル 最高1位 売上164.4万枚 |
2 | ギンギラパラダイス | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 2ndシングル 最高2位 売上43.9万枚 |
3 | 夢のENDはいつも目覚まし! | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 5thシングル 最高64位 売上8.8万枚 |
4 | キスの途中 | 秋元康 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thシングル 最高64位 売上1.2万枚 |
5 | ぼくらの七日間戦争〜Seven Days Dream〜 | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdシングル 最高10位 売上13.2万枚 |
6 | ドレミファだいじょーぶ | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thシングル 100位圏外 |
7 | We Are B.B.クィーンズ | 坪倉唯子 | 坪倉唯子 | 大堀薫 | 1stアルバム『WE ARE B.B.クィーンズ』収録曲 |
8 | 星の物語 | 森山進治 | 長戸大幸 | 大堀薫 | 1stアルバム『WE ARE B.B.クィーンズ』収録曲 |
9 | Love...素敵な僕ら'97 | 亜蘭知子 | 望月衛介 | 寺尾広 | 6thシングル再発盤追加収録C/W 2ndアルバム『Party』収録曲のリメイク |
10 | ないしょだよ | 近藤房之助 | 近藤房之助 | 明石昌夫 | 3rdアルバム『真夏のB.B.クィーンズ』収録曲 |
11 | しょげないでよ Baby | 高樹沙耶 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thシングルC/W |
12 | キラキラの夏(大好きなこと) | 亜蘭知子 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 3rdアルバム『真夏のB.B.クィーンズ』収録曲 |
13 | 君にコケコッコー! | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 2ndシングル両A面曲 |
14 | I Remember You | 川島だりあ | 栗林誠一郎 | 寺尾広 | 3rdシングルC/W |
15 | ココナッツに夢心地 | 川島だりあ | 増崎孝司 | 増崎孝司 | 3rdアルバム『真夏のB.B.クィーンズ』収録曲 |
16 | ゆめいっぱい(B.B.クィーンズ・バージョン) | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 1stシングルC/W 関ゆみ子のカバー(発売はこちらが先) | |
17 | 赤とんぼ | 三木露風 | 山田耕作 | 1stアルバム『WE ARE B.B.クィーンズ』収録曲 童謡カバー | |
<Premium Tracks> | |||||
18 | ジングルベル | J.PIERPONT | J.PIERPONT | 未発表カバー |
リリースデータ
2002年11月25日 2012年9月26日 |
300位圏外 | Produced by 長戸大幸 | B-Gram Records |
メンバー
Vocal | 坪倉唯子 |
Vocal,Guitar | 近藤房之助 |
Chorus | Mi-Ke(宇徳敬子・村上遙・渡辺真美) |
Guitar | 増崎孝司 |
Bass | 栗林誠一郎 |
Keyboard | 望月衛介 |
at the BEING studioシリーズ第5弾はB.B.クィーンズ。初のベスト盤となった。全シングルA面と、C/W、3枚のアルバムからの選曲に加えて、2ndアルバム時に録音された未発表カバーを1曲収録している。90年にビーイングの企画モノとしてスタートして、好評だったのでしばらく活動を継続したが特に終了宣言も無く92年で早くも活動は停止(96年12月にシングル再発の際にリメイクの追加収録はあった)。各メンバーは裏方中心にそれぞれ活動を継続した。Mi-Keは単独でデビューしたが、後に宇徳敬子のソロへ移行。今作のライナーでは何故かMi-Keに関して触れておらず、楽曲解説の部分でわずかながら名前が出てくるのみとなっている。Mi-Keのat the BEING studioも単独でリリースされ、詳しい解説はそちらでしているためだろうか。なおat the BEING studioシリーズ5作目にして初めてトップ100にランクインしなかったばかりか、03年度から拡張された300位以内にも入らなかった。07年には『BEST OF BEST 1000』もリリースされたが、12曲中「カエルの合唱」カバーが入った以外の11曲が今作と被っている。2012年には1680円の廉価盤として期間限定再発されている。
アニメ「ちびまる子ちゃん」主題歌の1発屋という印象が強く、当時のステージパフォーマンスといい、とにかく「おどるポンポコリン」の印象が強い。何せここからミリオン時代が到来したといってもいいくらいシングル市場に旋風が巻き起こったわけだし。ただとにかく楽曲と見た目の印象だけ残って、その後にヒットシーンで活躍したのは一時期のMi-Keと宇徳敬子くらいなので、メンバーが一体何者だったのかビーイングファンの中でも一部にしか分かってないくらいの勢いだと思う。個人的にも坪倉・近藤の両名は知らなかった。シングルに関してはとにかくポンポコリンが突き抜けていて、どうしても他は霞んでしまいがちだが、その後もポップで遊び心に溢れた曲をリリースしている。基本的にシングルでは坪倉がコミカル気味に歌い、近藤が坪倉のキーに合わせた高音で叫び気味に被せるというスタイルが基本だが、「キスの途中」みたいなミディアムな曲もシングルにしている。途端に人気が激減したのでイメージと違いすぎたのだろうか。アルバム曲では坪倉や近藤、栗林や望月など参加メンバーの本来の音楽性を取り入れたと思われるナンバーも出てきたりして、そこでは2人とも歌声が異なっているため、かなり作風が違う印象を受ける。全体的にリゾート感が強く、夏のイメージが強い。企画バンドならではのバラエティさに富んでおり、コミックソングやお祭り騒ぎ的な印象から軽く見てしまいがちだが、キッチリ作りこんで遊んでいる印象。とはいえやはりそんなに長く続けるグループというよりかは、限定的でスペシャルな要素が強かったと思う。ビーイングにとっても初めてのミリオンだし、ビーインググループを知る上では1度は聞いてみて損は無いグループだとは思う。
プレミアトラックの「ジングルベル」は坪倉のボーカルが全体的に適当に力を抜いたりふざけて歌ったりしており、そもそもサビ以外の歌詞がラリルレレ〜♪と歌詞を無視している。完パケではなく、仮唄段階でお蔵入りしたものだったのかもしれない。
なお「ちびまる子ちゃん」25周年を迎えた2011年には坪倉、近藤、宇徳、増崎の4人のみで再結成し、「おどるポンポコリン」のリメイクシングルをリリースしている。当時に近い衣装をまとい、TV出演もこなした。
印象度★★★☆☆