ROYAL STRAIGHT B.B.QUEENS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考・原曲 |
1 | おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜 | さくらももこ | 織田哲郎 | 葉山たけし | 7thシングル 最高93位 売上0.1万枚 1stシングル |
2 | 夢のENDはいつも目覚まし!〜Royal Straight Version〜 | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 6thシングル |
3 | 想い出の九十九里浜〜Royal Straight Version〜 | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 葉山たけし | Mi-Ke 1stシングル |
4 | 365の昼と夜〜Royal Straight Version〜 | 中島みゆき | 寺尾広 | 増ア孝司 | 坪倉唯子 3rdシングル『幸福ゲーム』C/W |
5 | まぶしい人〜Royal Straight Version〜 | 宇徳敬子 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 宇徳敬子 2ndシングル |
6 | しょげないでよBaby〜Royal Straight Version〜 | 高樹沙耶 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 5thシングルC/W |
7 | ドレミファだいじょーぶ〜Royal Straight Version〜 | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 5thシングル |
8 | ギンギラパラダイス〜Royal Straight Version〜 | 長戸大幸 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 2ndシングル |
9 | If〜Royal Straight Version〜 | 英語詞: Ben Franklin |
DIMENSION | 大島こうすけ | DIMENSION 12thアルバム『12th Dimension “If”』収録曲 |
10 | ジュテーム〜Royal Straight Version〜 | 大津あきら | 織田哲郎 | 増ア孝司 | 坪倉唯子 4thシングル |
11 | 上を向いて歩こう〜Royal Straight Version〜 | 永六輔 | 中村八大 | 葉山たけし | 坂本九のカバー |
12 | 見上げてごらん夜の星を〜Royal Straight Version〜 | 永六輔 | いずみたく | 葉山たけし | 坂本九のカバー |
13 | Good-by morning〜B.B.クィーンズ Version〜 | 庄野真代 | 中島薫 DCA | 長戸大幸 | 7thシングルC/W 宇徳敬子&近藤房之助 シングル |
BONUS TRACK | |||||
14 | おどるポンポコリン〜Rock Version〜 | さくらももこ | 織田哲郎 | 葉山たけし | 別アレンジバージョン |
15 | おどるポンポコリン〜Funk Version〜 | さくらももこ | 織田哲郎 | 増ア孝司 | 別アレンジバージョン |
リリースデータ
2011年7月20日 | 初登場115位 | 売上0.09万枚(300位集計) | Producer:長戸大幸 | B-Gram Records |
メンバー
Vocal.Chorus | 近藤房之助 |
Vocal.Chorus | 坪倉唯子 |
Vocal.Chorus | 宇徳敬子 |
Guitar | 増ア孝司 |
B.B.クィーンズ、リテイクアルバム。90年〜92年にかけてシングル7枚、アルバム3枚をリリース後、年明けの93年2月のTV出演を最後に休止宣言も無く自然消滅に近い形で活動が終了していた。2011年になって突如期間限定復活宣言がなされた。ただしベースの栗林誠一郎、キーボードの望月衛介、コーラスのMi-Keの宇徳敬子以外のメンバー村上遙、渡辺真美が不参加で4人のみとなっている。また多くの楽曲の作編曲を担当していた織田哲郎も関与していない。ちびまる子ちゃん25周年もあり、「おどるポンポコリン」のリテイクシングルを5月にリリース。MステやHEY! HEY! HEY!等のTV出演もこなし、今作がリリースされた。B.B.クィーンズに留まらず、全曲メンバーがそれぞれリリースした過去の楽曲のセルフカバーとなっており、新曲は無い。カバー曲である「上を向いて歩こう」はB.B.クィーンズとして1stアルバムで既にカバーしており、「見上げてごらん夜の星を」は近藤が木村充揮と共同名義でカバーアルバムを出した際にカバーしている。ボーナストラックに「おどるポンポコリン」の別アレンジバージョンを収録。
B.B.クィーンズ自体はミリオンヒットを持っているものの、世間的に一体何者だったのかは全く知られていないと思われ、それゆえに再結成需要も皆無に等しかったと思われる。懐かしいというより再結成してTVで実力派と紹介されてもいや誰!?とツッコミを入れた人も多いだろう。実際コーラス隊から独立したMi-Keのヒットもほとんど余波みたいなもので、さらにそこから独立した宇徳敬子こそアルバムで1位を獲得するなどヒット実績はあるが、00年代以降はリリース自体がほとんどない。近藤はブルースシンガーが本業だがヒットとは無縁で、坪倉はソロ歌手というよりも有名アーティストのコーラスに多数参加している裏方シンガーに近く、DIMENSIONはインストユニットなのでヒットチャート系のミュージシャンではない。本当に知る人ぞ知る存在の人たちである。わずかながら昔のアニメ等の影響で若い世代が今でもビーイングにハマることはあるようだが、そんなビーイング系リスナーでもここまではチェックしてないという人も多いと思われる。というか実際にB.B.クィーンズの過去2回のベストはシリーズ最低売上(測定不能)となる300位圏外。なので、他の消えてしまった多数ビーイングミュージシャンを差し置いてこの再結成自体どこから話が出てどうして決まったのかがイマイチ不明である。相変わらず織田哲郎との絶縁状態が浮き彫りになって寂しい感じもするし。06年に「渚のオールスターズ」があったからむしろもっと有名なこっちも!というノリだろうか。
アルバム自体の内容は曲調もそもそもボーカル3人のジャンルもバラバラのため、統一感は無いがバラエティ感があり、お祭り感はある。正直メンバーが減ってかなり寂しい同窓会みたいな感じもあるけど、同窓会って実際にはそんなもんだと思うのでそこは現実ってことでまあ仕方ないだろう。「夢のENDはいつも目覚まし!」「想い出の九十九里浜」がいきなりフィンフィンシンセ全開のユーロ仕様になっていて、なんでエイベックスのユーロリミックスみたいな仕様になってんの?と不安になったが「365の昼と夜」では落ち着いたアレンジに移行。以降は妙なユーロ仕様曲は無く、「ドレミファだいじょーぶ」「ギンギラパラダイス」辺りはむしろ原曲を現代風にした正統進化系みたいでメンバー不在とかその辺りを感じさせない楽しい仕上がりになっている。各々のソロ等は元々知らない曲も多く(B.B.クィーンズ以外で実際に聞いたことあるのは数曲あるけど記憶に残ってるのは「ジュテーム」くらいしか…)、どう変わったのかはあまり分からなかったりもするし、そもそもメンバーそれぞれの実力というのを全く知らないのでどれだけ凄いのかとか、B.B.クィーンズとしてやることがコラボとしてどれだけのものなのかとかさっぱり分からない。というか分かる人はビーイングファンの中でも本当に一握りなんじゃないかとは思うが…。それでもけっこう印象に残る曲は多かった。まあとにかくあの「おどるポンポコリン」や「はじめてのおつかい」のテーマ曲(ドレミファだいじょーぶ)を歌ってた連中は何者なのか、ちゃんと聞いてみたいという人にはおススメ。
印象度★★★☆☆