BE
No | タイトル | 作詞作曲 | 備考 |
1 | Flick of The Finger | Gallagher,Archer,Bell. | |
2 | Soul Love | Gallagher,Archer,Bell. | |
3 | Face The Crowd | Gallagher,Archer,Bell. | |
4 | Second Bite of The Apple | Gallagher,Archer,Bell. | |
5 | Soon Come Tomorrow | Gallagher,Archer,Bell. | |
6 | Iz Rite | Gallagher,Archer,Bell. | |
7 | I'm Just Saying | Gallagher,Archer,Bell. | |
8 | Don't Brother Me | Gallagher,Archer,Bell. | |
9 | Shine A Light | Gallagher,Archer,Bell. | |
10 | Ballroom Figured | Gallagher,Archer,Bell. | |
11 | Start Anew | Gallagher,Archer,Bell. | |
12 | Dreaming of Some Space | Gallagher,Archer,Bell. | 海外デラックス限定盤ボーナス・トラック |
13 | The World's Not Set in Stone | Gallagher,Archer,Bell. | 海外デラックス限定盤ボーナス・トラック |
14 | Back After The Break | Gallagher,Archer,Bell. | 海外デラックス限定盤ボーナス・トラック |
15 | Off At The Next Exit | Gallagher,Archer,Bell. | 海外デラックス限定盤ボーナス・トラック |
16 | Girls in Uniform | Gallagher,Archer,Bell. | 日本盤のみのボーナス・トラック |
17 | Evil Eye | Gallagher,Archer,Bell. | 日本盤のみのボーナス・トラック |
Strings Arrnanged by Todd Simon and Beady Eye
Brass arranged by Andy Bell&Todd Simon
リリースデータ
2013年6月5日 | 初登場10位 | 売上3.0万枚 | Produced by Dave Sitek and Beady Eye | ソニー |
メンバー
Vocal | Liam Gallagher |
Guitar | Gem Archer |
Guitar | Andy Bell |
Drums | Chris Sharrock |
Beady Eye2ndアルバム。2年4ヵ月ぶりの新作にして結果的に最終作品。アルバム本編は11曲だが、海外デラックス限定盤にはボーナストラックが4曲収録されている。日本盤ではその4曲に加えて日本独自のボーナストラックがさらに2曲追加されている。初回盤は紙ジャケット、ステッカー封入のみでDVD付での発売はされていない。正式なメンバーは結成時と同様の4人と表記されているが、帯の裏のアーティスト写真や雑誌インタビューは5人になっている。5人目のメンバーはJay Mehler。かつて所属していたカサビアンではギタリストだったためか、日本語解説における妹沢奈美のライナーではギタリストとして加入したと誤表記されている。日本語ブックレットのメンバー表記ではツアー時のベースのサポートメンバーである事が明記されている。実際今作のレコーディングでのベースはライブ時の前任サポートベーシストだったJeff Woottonが担当していて、Jay Mehlerは音源には一切参加していない。今作のレコーディング終了後にサポートベーシストがチェンジしたようだ。作詞作曲は3人の一括表記になっているが、インタビューなどで誰がどの曲をメインで作ったかなどは明かされており、共作も多いものの全曲で常に3人が関与しているわけでは無いようだ。また正規メンバーで1人だけクレジットから外されているものの、クリスも作詞作曲に参加している曲がある模様。
前作はオアシスっぽさも残っていたけど今作ではプロデューサーが変わったからなのか、バンドのモード自体が自然に変化していったのか、オアシスっぽさがほぼ無くなった。そこで新たな魅力が感じられれば良かったんだけど…。前作では使っていなかったブラスを導入した実質的なリード曲「Flick of The Finger」なんかはそんなに派手にブラスを使っているわけでも無くスパイスとして非常に良い仕上がり。ここからもう少し多彩な感じになるかと思ったんだけど全体的には実に地味なアルバムでこれといった印象に残る曲も無く、あまり良さを感じることができなかった。リアムのボーカルを無加工にしているらしく、生々しさはあるんだけど、アコースティックでミディアム主体の曲ばかりがかなり多数収録されている上に、ボーナストラックが多すぎて収録時間がほぼフルというのもしんどかった。このボーナストラックが案外アルバム本編よりはシャッキリしていて良かったりもするので、最もダレるのは中盤から本編終盤にかけてだったりはするんだけど…。
まあ今更とんでもない名盤とかはさすがに期待していなかったけど、ガツンとしたロックチューンがほとんど無いっていうところがどうにもなぁ…。オアシスから聞き続けているリスナーにとっては本当の意味でBeady Eyeが好きなのかどうか問われる踏み絵のような1作になっているんじゃないだろうか。リアムの声が乗ればそれだけでも魅力はあるし、良く聞けばバンドサウンドもそこそこなんだけど、弱いのはやはりメロディーか…。
今作リリース後、2014年春には来日公演も開催されたが、14年10月突如としてリアムがTwitterにて「Beady Eye are no longer. Thanks for all your support.」とツイート。アンディもそれに追従し「Thanks to all the Beady Eye fans. I had a blast. See you on the other side. Big Love Andy B X」とツイート。これにより解散が明らかとなり、メンバー2名のTwitterでひっそりと解散が表明されたのみで、公式サイトできちんとした解散発表はされないままだった。公式Twitterは2月28日で止まったまま、公式サイトは自然消滅し、解散しても消えない事が多い日本でのソニーの公式すらも消滅してしまった。
この直後にアンディがかつて所属していたRideの再結成が発表され、アンディはそのままRideメンバーとして復帰。ゲム、クリスはOasisを脱退したノエルが開始したソロプロジェクトNoel Gallagher's High Flying Birdsのギター、ドラムとしてそれぞれ2017、2016年から参加。ノエルと再合流する形となった。リアムは沈黙を経て2017年にソロデビューを果たした。
印象度★★★☆☆