Get Back(Rooftop Performance)
No | タイトル | 備考 |
1 | Get Back(Take1) | 19thシングル |
2 | Get Back(Take2) | 19thシングル |
3 | Don't Let Me Down(Take1) | 19thシングルB面 |
4 | I've Got A Feeling(Take1) | 12thアルバム『Let It Be』収録曲 |
5 | One After 909 | 12thアルバム『Let It Be』収録曲 |
6 | Dig A Pony | 12thアルバム『Let It Be』収録曲 |
7 | Jam/excerpt of “God Save The Queen” (tape change interlude) | 国歌 |
8 | I've Got A Feeling(Take2) | 12thアルバム『Let It Be』収録曲 |
9 | Don't Let Me Down(Take2) | 19thシングルB面 |
10 | Get Back(Take3) | 19thシングル 3rdアンソロジー『The Beatles Anthology 3』収録音源と同一 |
リリースデータ
2022年1月28日 | ストリーミング配信限定 | ユニバーサル |
メンバー
Rhythm Guitar | ジョン・レノン(John Lennon) |
Bass | ポール・マッカートニー(Sir Paul McCartney) |
Lead Guitar | ジョージ・ハリスン(George Harrison) |
Drums | リンゴ・スター(Ringo Starr) |
The Beatlesストリーミング配信限定ライブアルバム。1969年1月30日ロンドンのサヴィル・ロウにあるアップル・コア本社の屋上(ルーフトップ)で行われた事実上最後のライブの模様をフル収録した完全版。近年のリミックスを手掛けているジャイルズ・マーティンとサム・オケルによる新規リミックス。通常のステレオだけでなく、ドルビーアトモスでも制作されており、Apple、Amazon等の空間オーディオに対応しているスマートフォンアプリ(PCアプリは非対応)でのみ再生可能。
存在自体は広く知られているこのルーフトップコンサートだが公式に公開されていたのはドキュメント映画で一部が映像化されていたり、音源としては『Let It Be』本編の「Dig A Pony」「One After 909」「I've Got A Feeling」はこの日のテイクを使用して収録、『The Beatles Anthology 3』に「Get Back」の最終テイク(今作のTake3と思われる)を収録、『Let It Be SPECIAL EDITION』のDISC-2『Get Back-Apple Sessions』に「Don't Let Me Down(First Rooftop Performance)」(今作のTake1と思われる)が収録されていたが、通しで収録されたものは今までなかった。
正直『Let It Be SPECIAL EDITION』に全て詰め込めばよかったのに…(DISC-5は4曲しか収録してなかったけどこれ丸々収録できたじゃないか)とも思ったが、『Let It Be SPECIAL EDITION』は連動してのドキュメント映画展開までしていたが、それとは別にこのルーフトップコンサートだけに特化した企画を別進行させて2月9日から5日間限定でIMAX限定公開で65分の長編映画『ザ・ビートルズ Get Back: ルーフトップ・コンサート』を公開。それに合わせての音源のみの配信という事らしい。ていうか今作38分程度なんだけど映画は20分近く長いのか…。そして53周年記念!ってなんでそんな中途半端な数字なんだ。
貴重な実質最後のライブ…ではあるんだけど、同じ曲を何度も披露しているので実際に演奏された曲は少なかったりもして、ライブと言えば一応ライブではあるんだけど無観客だし、屋上で1発録音したという形に近い。必要な部分はアルバム本編でも使用したので残りはアウトテイクでもあったりして細かい違いを楽しめるほどのマニアじゃないとあまり面白い音源ではない。
ただリミックスの効果なのか、寒い屋上で50年以上も前に録音されたとは思えないほど音は鮮明。久々のライブパフォーマンスにも勢いがあって改めて時代による技術的問題があったとはいえ最後にちゃんとした形でのライブが実現しなかったのは残念だ。
印象度★★★☆☆
2022.2.11更新