bloom of youth

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 モノトーン・デイズ 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  
2 最後の願い 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之 1stシングル 100位圏外
3 Baby Face 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  
4 Another Life 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  
5 Winnin' Tonight 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  
6 10 Calls After 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之 2ndシングル 100位圏外
7 Scene 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  
8 休みをとろう 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之 松ヶ下ボーカル曲
9 Born on the Earth 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  
10 Close by your side 別所悠二 松ヶ下宏之 松ヶ下宏之  

リリースデータ

1996年2月1日 100位圏外 Produced by Bluem of Youth&Tomonobu Kikuchi
Sound Produced & Co-Arranged by Tetsuo Otake
エピックソニー

メンバー

Vocal 別所悠二
Guitars,Keyboards,A.Piano,Backing Vocal,Programming 松ヶ下宏之

Bluem of Youth1stアルバム。95年10月デビュー。先行2シングルが収録された。2作のシングル、今作は全て当時のO社チャート100位圏外となり売れなかった。99年の『雷波少年』企画で取り上げられてから需要を見越してレンタル屋に入荷されるなどの動きはあったがランクインには至っていない。

松ヶ下宏之は作編曲に加えてギター、キーボード、ピアノ、打ち込みまで一手に手掛けていてマルチな才能を発揮。このため基本的にベースとドラムだけサポートを入れて後は全て松ヶ下宏之が演奏という構成になっている。ボーカルと作詞を手掛ける別所悠二もこの声だからこそ曲が輝くという感じだし(松ヶ下のボーカル曲「休みをとろう」で全編聞けるが声に関してはあまり魅力が感じられない。またこの曲では別所がギターを弾いている)、なかなか理想的なバランスのユニットだ。当時は当然その才能を見込まれていたと思われ、だからこそデビュー作からほぼテコ入れなしで制作させてもらえたんだと思う。まあよく見るとTetsuo Otakeなる人物がサウンドプロデュースと共同アレンジとして別枠クレジットされているものの、次回作以降ではもっと明確な形で外部プロデューサーやアレンジャーを入れてブラッシュアップを図るようになるので、結果的に解散までに松ヶ下ほぼ単独で自由に作った唯一のアルバムが今作となる。そのためかストレートかつキャッチーなロックナンバーが並んでいて、非常に聞きやすい。「最後の願い」「10 Calls After」といったシングルはしっかりとシングルらしいヒット性の感じられるキャッチーさを持っているし、アルバム全体もそのトーンで統一されていてなかなか好印象だ。どうにも突き抜けきらないところや、いいんだけどあまり幅が無くて物足りない部分も無いわけではないけど、アルバム曲でも「モノトーン・デイズ」「Winnin' Tonight」辺りはシングル並に印象に残るし、1stアルバムとしては十分すぎる完成度だ。このままの路線でもう少し様子を見ても良かったんじゃないかなとは思う。あとなんとなくだけどあまり昼間のイメージが無くて夜の街をドライブしながら聞きたくなる1作でもある。

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印象度★★★★☆

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