【DISC5】THE BOOM CONCERT TOUR 2013 “24” at ZEPP TOKYO

No タイトル 備考
1 oepning  
2 24時間の旅 11thアルバム『百景』収録曲
3 この街のどこかに 27thシングル
4 MC  
5 なし 2ndアルバム『サイレンのおひさま』収録曲
6 きっと愛してる 1stアルバム『A Peacetime Boom』収録曲
7 星のラブレター 2ndシングル(カット)
8 MC  
9 からたち野道 3rdアルバム『JAPANESKA』収録曲 ピアノとボーカルのみ
10 この広い世界で 9thアルバム『LOBIVE』収録曲
11 神様の宝石でできた島 MIYA&YAMIによるシングルバージョンに近いアレンジ
12 幸せであるように 5thアルバム『FACELESS MAN』収録曲
13 MC  
14 気球に乗って 3rdシングル 小林・山川・栃木によるアコースティックインストバージョン
15 MC  
16 僕にできるすべて 28thシングル 宮沢のギターボーカルと栃木のパーカッションのみ
17 MC  
18 やいま 14thアルバム『世界でいちばん美しい島』収録曲 カバー曲 ライブ当時発売前
19 愛より 14thアルバム『世界でいちばん美しい島』収録曲 ライブ当時発売前
20 MC  
21 忘んなよ島ぬくとぅ 13thアルバム『よっちゃばれ』収録曲
22 情ションガイネ 13thアルバム『よっちゃばれ』収録曲
23 ひゃくまんつぶの涙 3rdアルバム『JAPANESKA』収録曲、9th&11thシングルC/W(カット)
24 ひのもとのうた 4thアルバム『思春期』収録曲
25 シンカヌチャー 34thシングルC/W
26 MC  
27 島唄 34thシングル(リメイク)
28 MC  
29 世界でいちばん美しい島 14thアルバム『世界でいちばん美しい島』収録曲 ライブ当時発売前
30 風になりたい 16thシングル(カット) バンドアレンジバージョン
31 MC  
32 不思議なパワー 1stアルバム『A Peacetime Boom』収録曲
33 ending〜世界でいちばん美しい島〜 CD音源にエンドロール、風景写真、ライブ映像などを使用したMVに近い映像

リリースデータ

2014年5月21日(単独発売) 初登場21位 売上不明 よしもとR&C

メンバー

Vocal 宮沢和史
Guitar 小林孝至
Bass 山川浩正
Drums 栃木孝夫
 
Percussion 伊藤直樹
Keyboard 鶴来正基
Manipulate&Chorus オーノカズナリ
エイサー 琉球國祭り太鼓

DISC-5は2013年5月18日に行われたZEPP TOKYOでのライブの模様をフル収録。この映像は既に2014年5月21日にDVDで単独発売されているものだったが、何故かPremium Box入りを果たした。DVDのみでのリリースだったため、一応Blu-ray盤を買った場合は初のBlu-ray化ということになる。またよしもと移籍後の映像作品はこれだけだったのでPremium Boxによしもと移籍以降の映像作品が全てまとまったことになる。2012年はリリースもライブも無い中で2013年になって「島唄」20周年を記念したリメイクシングルを発売。それを引っさげてのツアーで、新曲も数曲披露。その新曲を含めた14thアルバム『世界でいちばん美しい島』がツアー終了後に発売されたが、メンバーの病気等もあり、この次のライブはDISC-4のFCイベントライブとなる。アルバムを引っさげてのツアーは行われていない。「24」というのはバンドが24周年を迎えた事を意味している。

コアなファンはDVDが出た時点で買っていたと思われるのに何でもう1回同じ映像を収録したのかかなり謎なのがこのDISC-5。持ってなかったのでちょうどよかったけど、今作の収録により解散した2014年〜2013年までの主要なライブはあらかたBOX入りしたことになり、晩年のよしもと移籍後としては総決算的なBOXにもなった。

ツアー自体はアルバム発売前で「島唄」20周年、バンド24周年を掲げたものだったので、昔の曲が多めになっている。ベスト選曲ともいえるが、沖縄関連の楽曲が後半に固められているなど沖縄色とバラード色が強い。初期の曲に関してはスカ要素を除いたバラード系中心、ワールドミュージック路線の楽曲は皆無で「風になりたい」もおなじみのアレンジではなく、バンドサウンドでリメイクしたバージョンになっている。この音源が恐らく翌年のラスとシングル「星のラブレター」C/Wに収録されたライブ音源と思われる。

これ以外にもオリジナルよりキーボードの音が目立つ「24時間の旅」、サポートメンバーがピアノを使わずにギターを重ねた「この街のどこかに」、サポートのピアノと宮沢のボーカルだけの「からたち野道」、宮沢が沖縄にオープンさせたカフェのBGMとして制作して要望により販売することになったインストバージョンでの「気球に乗って」、宮沢と栃木だけで披露した「僕にできるすべて」、THE BOOMバージョンではなくMIYA&YAMIのオリジナルに近いレゲエテイストのアレンジでの「神様の宝石でできた島」、Bメロ部分を何故かサポートのオーノカズナリが単独歌唱する「シンカヌチャー」…などオリジナルとは異なるアレンジを施した曲が目立つのも印象的。バンド後期の落ち着いたモードがほぼイメージ通りに反映された地味だけど味わい深いライブだ。

さすがにまだ解散は決まっていなかった時期と思われるが、解散ツアーの選曲と全く違うというほどではないので若干微妙なところはあるし、この24周年、さすがに攻めの姿勢はあまり感じられないがそれでもバンドはまだまだ続いていくような雰囲気を醸し出しているだけに今となっては若干切ない部分もある。

あと気になったのはセットと照明。照明が明るすぎてステージ全体どころか背景まで煌々と照らしているため、背景が真っ白な壁という味気なさが浮き彫りになり、何か映像でも投影する演出でもあるのかと思ったら何もなし。ライトはほとんど単色カラーでステージを染めているだけ。さすがに曲によって色が変わるものの、動きはほとんどない。あえてシンプルにしたというよりかは明らかに予算削っている感じで随分質素な感じがしてしまった。

B00J7MDS7O単独発売版DVD

印象度★★★★☆

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