BUMP OF CHICKEN T[1999-2004]
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | ガラスのブルース | 藤原基央 | 藤原基央 | 1stアルバム『FLAME VEIN』収録曲 |
2 | くだらない唄 | 藤原基央 | 藤原基央 | 1stアルバム『FLAME VEIN』収録曲 |
3 | ランプ | 藤原基央 | 藤原基央 | 1stシングル(インディーズ) 最高181位 売上0.05万枚 |
4 | K | 藤原基央 | 藤原基央 | 2ndアルバム『THE LIVING DEAD』収録曲 |
5 | ダイヤモンド | 藤原基央 | 藤原基央 | 2ndシングル(メジャーデビュー作) 最高15位 売上9.3万枚 |
6 | 天体観測 | 藤原基央 | 藤原基央 | 3rdシングル 最高3位 売上58.1万枚 |
7 | ハルジオン | 藤原基央 | 藤原基央 | 4thシングル 最高5位 売上18.2万枚 |
8 | Stage of the ground | 藤原基央 | 藤原基央 | 3rdアルバム『jupiter』収録曲 |
9 | スノースマイル | 藤原基央 | 藤原基央 | 5thシングル 最高3位 売上15.4万枚 |
10 | ロストマン | 藤原基央 | 藤原基央 | 6thシングル 最高2位 売上25.0万枚 |
11 | sailing day | 藤原基央 | 藤原基央 | 6thシングル両A面曲 |
12 | アルエ | 藤原基央 | 藤原基央 | 7thシングル(カット) 最高2位 売上17.8万枚 |
13 | オンリー ロンリー グローリー | 藤原基央 | 藤原基央 | 8thシングル 最高1位 売上17.5万枚 |
14 | 車輪の唄 | 藤原基央 | 藤原基央 | 9thシングル(カット) 最高3位 売上12.4万枚 |
15 | 9分45秒過ぎからシークレットトラック「faraway」 |
※03年以降200位以内データ(99年発売の1stシングルが181位なのは03年になって1度だけランクインしたため)
リリースデータ
2013年7月3日 | 初登場1位 | 初動17.3万枚、売上25.3万枚 | Produced by BUMP OF CHICKEN | TOY'S FACTORY |
メンバー
Vocal,Guitar | 藤原基央 |
Guitar | 増川弘明 |
Bass | 直井由文 |
Drums | 升秀夫 |
BUMP OF CHICKEN1stベストアルバム。『BUMP OF CHICKEN U[2005-2010]』と同時発売。今作にはインディーズデビューした99年から04年までの全シングルA面10曲、1st〜3rdアルバムから4曲を選曲している。メジャーデビュー以降、一貫して前田康二がマスタリングを担当していたが今回も前田康二のマスタリングと表記されている(スタジオも一緒)。リマスターという表記はされていないが、全面的にリマスターされている。初回盤はハードカバータイプブックレット仕様、2作連動でライブ先行予約受付応募券封入。店舗によっては2作同時購入でステッカーが付属する。
初のベスト盤、全シングル+3枚のアルバムから選びすぎない4曲。選曲はスタッフらしいけど、これから聞く人向けにかなり分かりやすいベスト盤の手本のような選曲だと思う。この時期はアップテンポの曲が多く、勢いのままにも気持ちよく聞ける。物語調の歌詞も魅力的だけどストレートにリスナーの背中を押してくれるような歌詞に救われたという当時の中高生も多かったんじゃないかと思う。実はこの時期は存在は知っていたし曲も耳に入っていたが、リアルタイムでは聞いてなくて全て06年に大学時代の友人の影響で後追いで聞き始めた。そんな就活に絶望した時期に初めて歌詞を噛みしめて聞いた「ハルジオン」は発売から5年経過していたが特に響いた。もちろん気になる曲がある方から聞けばいいとは思うけど、入りやすいのはやはりこっちかなと思う。
マスタリングに関してはかなり変えてきているようで、全体的に音圧を抑えた感じになっている。まるでいきなり違う人にリマスターを任せて音像が変わってしまったかのようだが、やっているのは同じエンジニア。これはBUMP自体が00年代後半になってから音圧を段々抑えるようになった事が影響しているようだ。近年の作品ほどおとなしくはなっていないものの、この時期は勢いのあるアップテンポが多く、当時の音割れ寸前のような分厚い音がその勢いをさらに増幅させていたと思うので、ちょっと小奇麗にまとまってしまった気はする。聞こえないというか気にしてなかったような音が聞こえるようになって意外性はあるので悪くは無いんだけど、どこに重点を置いて聞いているかによって賛否が分かれそう。個人的に「Stage of the ground」は妙に整理されちゃったなぁという感じもあり難しいところ。
参考:「天体観測」ラストサビの波形比較。
隠しトラックはCDの容量に余裕があるため、15曲目のかなり後ろの方に入っている。10分近く先なので早送りしても時間がかかってめんどいが、やがて流れてくるのは謎の本格的合唱曲。相変わらず予測不可能で笑わせてくれる。初めて隠しトラックに触れる人もいると思うけど、白いCDトレイを外して白い紙を取るとこの曲の歌詞カードとアートワークが見れる。シングルアルバム全てこんな感じの事をやっているので興味のある人、今まで知らずにスルーしていた人はこの機会にこの渾身の遊び心も楽しもう。
初回盤のブックレットはハードカバーということでごつい感じになっているが、逆に開きにくい。思いっきり開くとベロ〜ンとなっちゃいそうだし、最悪ミスチルのライブ盤や1st2ndベストみたいにページが取れるんじゃないかという不安が…。このため申し分程度に開いて見ていたので地味に疲れた。ケースの方に入っている表紙も普通はペラ紙になっているところが何故か厚紙仕様。マウスパッドみたいだが、こういった仕様により、全体にずっしりしていて妙に重厚感がある。
印象度★★★★★