aurora arc(初回盤A)

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 aurora arc   藤原基央 Instrumental
2 月虹 藤原基央 藤原基央  
3 Aurora 藤原基央 藤原基央 12th配信シングル 初CD化
4 記念撮影 藤原基央 藤原基央 9th配信シングル 初CD化
5 ジャングルジム 藤原基央 藤原基央  
6 リボン 藤原基央 藤原基央 8th配信シングル 初CD化
7 シリウス 藤原基央 藤原基央 11th配信シングル、25thシングル3A面2曲目
8 アリア 藤原基央 藤原基央 6th配信シングル 初CD化
9 話がしたいよ 藤原基央 藤原基央 25thシングル 最高3位 売上7.3万枚
10 アンサー 藤原基央 藤原基央 7th配信シングル 初CD化
11 望遠のマーチ 藤原基央 藤原基央 10th配信シングル 初CD化
12 Spica 藤原基央 藤原基央 25thシングル3A面3曲目
13 新世界 藤原基央 藤原基央  
14 流れ星の正体 藤原基央 藤原基央  
15〜18     無音
19       隠しトラック「ぱやぱぱエース」

 

初回盤A DVD
-2018.12.28 COUTDOWN JAPAN 18/19-
1   OP
2 スノースマイル 5thシングル
3 望遠のマーチ 10th配信シングル
4 記念撮影 9th配信シングル
5 話がしたいよ 25thシングル
6 ギルド 4thアルバム『ユグドラシル』収録曲
7 虹を待つ人 1st配信シングル
8 天体観測 3rdシングル
9 ray 7thアルバム『RAY』収録曲
10 メーデー 14thシングル
11 ガラスのブルース 1stアルバム『FLAME VEIN』収録曲
-Music Video-
1 アリア 6th配信シングル
2 アンサー 7th配信シングル
3 リボン 8th配信シングル
4 記念撮影(リリックビデオ) 9th配信シングル
5 望遠のマーチ 10th配信シングル
6 シリウス 11th配信シングル
7 Spica(リリックビデオ) 25thシングル3A面3曲目
8 話がしたいよ 25thシングル3A面1曲目
9 Aurora 12th配信シングル、25thシングル3A面2曲目
10 月虹 今作収録曲
11 新世界 今作収録曲
隠し映像 ライブ「all play」(早送り可)→「next」→MV「all play」(早送り可)→メニュー画面で10分経過後all playがall aceに変化
(メニュー画面は再生時間が10分に設定されているため通常不可設定の早送りが可能な再生機器なら早送りでも可)
「ぱやぱぱエース」の映像版

リリースデータ

2019年7月10日 初登場1位 売上25.4万枚 Produced by BUMP OF CHICKEN&MOR TOY'S FACTORY

メンバー

Vocal,Guitar 藤原基央
Guitar 増川弘明
Bass 直井由文
Drums 升秀夫

BUMP OF CHICKEN9thアルバム。前作から3年5ヵ月ぶり。前作以降シングルCDは1作のみだったが配信シングルは7作リリース。これら9曲全てを収録。このうち「シリウス」は25thシングル3A面のうちの1曲となり先にCD化されていたが、残り6曲は今作で初CD化となった。前作同様に初回盤AはDVD付初回盤BはBlu-ray付となっていて税抜き価格で今回も1000円の価格差があるが内容は同じで2018年12月28日のCOUTDOWN JAPAN 18/19でのライブ映像と収録範囲内のMVが収録されている。「流れ星の正体」のMVも制作されたが発売後の7月16日にYou Tubeで公開されたため今作には収録されていない。また今回は初回盤A,B共に裏ジャケットが半透明なシート状になっているため恒例の隠しジャケットが存在せず、通常盤のみに隠しジャケットが仕込まれている。

これまで以上にどんどんタイアップ依頼が舞い込んでいるようで、都度配信シングルという形で新曲が発表され続けてきたが追いついておらず、「月虹」「新世界」も既にタイアップで出ていて発売が待たれていた曲だし、「流れ星の正体」も存在自体は示唆されていて弾き語りの音源が途中まで公開されていたらしいので、今作で完全初出となるのはインストの「aurora arc」と弾き語りで実質ソロ曲の「ジャングルジム」のみとなる模様。このためアルバム作ろうと曲を書いたというよりもこの3年で作り続けていた楽曲はどんどん1曲単位で先に出ていってそれらを集めた作品集のようなアルバムになった。まあシングルCDで9曲も溜まっていればさすがにほぼベスト盤でオリジナルアルバムという感覚がしなくなってくるけど、シングルCDは3曲だけ。先行配信で馴染んでいたので最初から馴染みやすいアルバム、くらいの感覚ではある。

近年電子音の多用が目立つようになっていて前作なんかはやや悪目立ちしている印象もあったが(実際そんなにどの曲も使っているわけでもないんだけどリード曲的な存在の曲が電子音まみれだったので印象がかなり引っ張られた)、今作は電子音の使い方がだいぶこなれていて、バンドとのバランスがいい。また"ベイビーアイラブユーだぜ"と昔なら考えられないフレーズを連呼したりと変わったなと感じる部分も目立ち、全体にたくましくなったというか頼もしくなったような部分もあるけど、「流れ星の正体」では良くも悪くも変わっていないパーソナルな思いも垣間見えたりしている。だいぶ進化したようなそれでいてBUMP OF CHICKENらしいと感じられるようなストレートにいいなと思えるアルバムになっていると思う。

 

Blu-ray/DVDが同時発売される際の価格差はアーティストによって異なるどころか同一アーティストでさえも作品ごとに価格差が異なるなど全く定まっていない無法状態となっているが、今回も1000円も差があって同内容ならたとえBlu-rayの方が画質音声良い(音声はハイレゾ相当とされている)としても、DVDで十分ということで(アイドルなら画質も重要だが…)DVDを選択。今回もライブ映像とMVの2本立てとなっているが、今回はライブの方がカウントダウンライブなのでフルでも曲数が単独ライブより少なめ、しかしシングルが多くて配信でも全曲作っていたのでMVの数が多くなり、結果前作より10分弱短いものの111分に達するかなりのボリュームとなっている。

ライブは年末定番となっているロックフェスのカウントダウンジャパン出演時のもの。代表曲と新作を適度に織り交ぜたフェス向けというかとりあえずBUMP観ようかと思って来るくらいの観客なら概ね知っているような聞きやすいセットリストだと思う。しかし昔の曲はそうでもないが近年の楽曲になるとそろそろキーボードのサポメンがいた方がいいんじゃないかと思うようなところもある。まあ最近は同期大半のバンドも珍しくないだろうし、生の醍醐味というのも生演奏という意識ではなくみんなでこの瞬間の盛り上がりを共有できればいいという感じだと思うので、その場に演奏している人がいない音がガンガン鳴っていても気にする人もほとんどいないのかもしれないが…個人的にはキーボードいないのにキーボードのイントロとか増えてくると気になるんだよなぁ…。

MVは配信限定でもしっかり作ってYou Tubeでもフル公開していたが、一部イメージ映像に歌詞を表示させるだけの他に比べると簡易に制作されたものもあり、そういったMVの場合はリリックビデオと題されている。楽曲の幅以上に映像の派手さやはじけ具合がかなりフリーダムになってきているというか、近年はクリエイター系の映像が多いなぁと思う。良く分からないがなんかアートで凄い感じがする、という傾向は年々強まっているが、まあそういうクリエイター気質の人に好まれやすくてそういう人たちが本当にプロになって制作者として集まってくるような性質がバンドにあるんだろうな…。

aurora arc (初回限定盤A)(CD+DVD)初回盤DVD付A aurora arc (初回限定盤B)(CD+BD)初回盤Blu-ray付B  aurora arc (通常盤)通常盤 

印象度★★★★☆

2019.10.5更新

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