FLAME VEIN+1
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
隠しトラック「ドッキング」「DANNY」「マイベストフレンズ」 | ||||
1 | ガラスのブルース | 藤原基央 | 藤原基央 | |
2 | くだらない唄 | 藤原基央 | 藤原基央 | |
3 | アルエ | 藤原基央 | 藤原基央 | 7thシングル(カット) 最高2位 売上17.8万枚 |
4 | リトルブレイバー | 藤原基央 | 藤原基央 | 1stシングル『LAMP』C/W(カット) |
5 | ノーヒットノーラン | 藤原基央 | 藤原基央 | |
6 | とっておきの唄 | 藤原基央 | 藤原基央 | |
7 | ナイフ | 藤原基央 | 藤原基央 | |
8 | バトルクライ | 藤原基央 | 藤原基央 | 1stシングル『LAMP』C/W 再発盤(+1)のみ追加収録 |
リリースデータ
1999年3月18日 2004年4月28日(再発) |
最高77位 初登場16位 |
売上3.4万枚 売上17.5万枚 |
Produced by BUMP OF CHICKEN | ハイラインレコード トイズファクトリー |
メンバー
Vocal,Guitar | 藤原基央 |
Guitar | 増川弘明 |
Bass | 直井由文 |
Drums | 升秀夫 |
BUMP OF CHICKEN1stアルバム。インディーズからのCDデビュー作。04年にインディーズ時代の3作品が廃盤になる際に現所属のトイズファクトリーからリマスター再発されたため、現在はメジャー流通している。今作の後に唯一のインディーズシングルである『LAMP』がリリースされ、C/Wとして「リトルブレイバー」がシングルカットされた。「LAMP」はその後『THE LIVING DEAD』に収録されたが、もう1つのC/W「バトルクライ」のみアルバム未収録となった。シングル『LAMP』は再発されず1曲だけ入手不可になってしまうのを避けるため「バトルクライ」は再発時に追加収録され、再発盤のタイトルにある『+1』とはこの事を指している。ただし『+1』表記があるのは帯のみで、ジャケットや背文字のタイトルは『FLAME VAIN』のまま。「バトルクライ」の歌詞はトレイ下に隠されており、さらにその下に隠しトラックのうち「マイベストフレンズ」の歌詞が入っている仕様。この再発盤の先行シングルとして「アルエ」が期間限定生産の7thシングルとしてシングルカットされた。インディーズ盤は100位集計だった当時ランクインせず、「天体観測」でブレイクした01年4月に85位に初ランクインし、6月まで100位以内に8週ランクインした。03年に300位集計に拡大されると2月から6月にかけて断続的に300位以内に11週ランクイン。再発盤は08年春まで128週に渡るロングセラーを記録した。
時間が無くてレコーディングが2日で終わったとか伝えられているが、藤原による手書きでビッシリ細かくグチャグチャに書き込まれた歌詞カードがその壮絶さを物語る。というかグチャグチャすぎる上に一部省略されたり、違っていたり、変なところに飛んだりするので歌詞を追うのが非常に困難である。再発した際には普通に印刷した歌詞カードもつけてほしかった。演奏にしても歌声にしても若干の荒さなどはありつつも高揚感のあるロックナンバーが並んでいて、「天体観測」以降で好きになったリスナーでも問題なく好きになれる1作。今作の中ではやはり初期の名曲とされている「ガラスのブルース」が1つ抜けていい曲だと思う。
今作のみ隠しトラックは1曲目のギャップ部分(マイナスカウント部分)に収録されているので、そのまま再生しても聞けない。「ガラスのブルース」を再生した瞬間に巻き戻しして、-8分15秒ほどまで巻き戻してから再生すると聞くことができる。このためスキップ機能しかない再生環境では聞くことができない、普通にPCへ吸い出してもこの部分は吸い出せない、巻き戻せても-8分15秒付近でストップせずに起点に戻ってしまう仕様の再生機器もあるので環境次第では聞くことができないという厄介な仕様。内容はその後もずっと変わらぬ4人の幼馴染なおふざけノリが最初から全開。
印象度★★★★☆
2016.3修正